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自閉症への対応自閉症への対応

◆自閉症への対応

専門機関で自閉症と診断された場合の対応ですが、現段階では自閉症のメカニズムは完全に解明されていないため、原因を取り除いて“根本から治療する”といったことはできません。社会生活をスムーズに送るための訓練をする「療育」が有効な対応となります。

◆療育とは

自閉症の療育では、「社会生活のルールを守ること」「基本的生活習慣を身につけること」などを繰り返し教えていき、自立した社会生活を送れるようにすることを目標としています。
指導の際には達成感を味わえるようにすることが重要です。小さなことから段階的に教えていき、できたことを褒める機会をたくさん作っていきましょう。
また、子どもに合わせた教え方を選ぶのも成功のポイントです(聞くより目で見る方が理解しやすい子どもには、イラストや写真、文字を使って教えていくなど)。
療育は、長い目で見ながら継続していく必要があります。ですが、適切な働きかけをしていくことで、できることは着実に増え、効果が見られるようになります。

◆早期の療育が重要

成長が進むにつれて、学習や社会生活で困難に直面する機会が増えていきます。支援の開始が遅れると失敗の経験が増え、「自分は何もできない」と自尊感情の低下や周囲からの孤立を招きかねません。
早い時期から療育を行うことで、脳の活動分野が活性化され、神経のネットワークが作られていきます。それにより、これまで難しかったことができるようになったり、望ましい行動をとれるようになったりしていくのです。
また、仮に自閉症でなかったとしても、早期に療育を行うこと自体は子どもの発達に良い影響を与えますので、自閉症と診断される前から療育を開始する人も多くいらっしゃいます。
早期に適切な支援を受けられれば、子どもの可能性は大きく花開いていきます

◆薬物治療

自閉症の原因を取り除くことはできませんが、症状を緩和させるために薬物治療が用いられることがあります。

ただし子どもであることや、薬の作用は個人差があることから、薬の使用には特に慎重になる必要があります。専門家の指示に従って、必要に応じ適切に使用していきましょう。
また、これまでコミュニケーション能力に関する薬物療法はないとされてきましたが、オキトキシンという薬の投与で一定の改善が見られたといった最新の研究結果も発表され始めています。

◆療育センターの利用

一般に、自閉症の特徴が発見されると、病院や保育園などから療育センターの利用を勧められます。療育センターは、医師、保育士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士…などの専門家の指示をもとに療育を受けることのできる施設の総称です。
ひとくちに療育センターと言っても様々な施設がありますので、実際に見学をして通いやすさや療育内容などを確認して、子どもにあった施設を選ぶとよいでしょう

◆自閉症に対する理解と支援

自閉症の子どもが成長して社会生活を送るためには、家族や周囲からの理解が必須です。 自閉症とはどのような障害であるか、そのような行動をとる理由を正しく理解し、適切な働きかけをしていくことが重要です。

●自閉症は適切な療育で社会への適応能力を大きく伸ばすことができます

「放っておけば治る」や「障害だから症状は変わらない、やっても意味がない」といったことはありません。

●具体的な表現で伝えましょう

自閉症の子どもは暗黙のルールや行間を想像することが苦手です。抽象的な表現を避けて、短い表現で話すことで理解しやすくなります。また、何かができないときもただ否定するのではなく、正しい行動を具体的に説明しましょう。

例:×「走っちゃだめ!」→○「廊下は歩いて通るんだよ」

●その子に合った環境を作りましょう

感覚が過敏で、人ごみや大きな音、光といった刺激が苦手な子どもが多くいます。 刺激によって不快感が増幅し、パニックになってしまうこともあるため、子どもが落ち着ける環境を作ってあげることも重要です。

●すぐ叱るより、少し待ってあげた方がよい場合があります

発達障害の子どもが騒いだりパニックを起こしたとき、すぐ叱る・抑えつけるよりも少しの間待ってあげたほうが早く落ち着くことが多いです(無理に抑えつけようとするとさらに混乱・興奮させてしまうことがあります)。
正しい知識を持って、冷静に見守ってもらえるよう、周囲の人たちに働き掛けることも重要です。

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