ていねいな「指導書」
指導の目的や手順、うまくいかないときの対応方法などをわかりやすくまとめていますので、安心して取り組んでいただけます。
四谷学院通信講座では、「子ども」「保護者」「支援者」それぞれの自己実現のための講座を用意しています。
子どもが成長すれば、保護者や支援者も成長する。保護者や支援者が成長すれば、子どもも成長する。これが発達支援のトライアングルです。
「療育」とは、発達障害など様々な障害を持つ子どもに、その特性による生きにくさを改善し、社会的に自立した、より制約の少ない生活ができるよう、医療や専門的な教育機関と連携して、主体的に生きる力を引き出し育んでいく関わりのことを言います。
発達障害の子どもたちは、脳の発達の仕方が定型発達の子どもたちと少し異なりますが、病気ではありません。どんな子どもたちも、適切な支援や教育を受けることで、生まれ持った才能を発揮し、地域社会の中で豊かに生きていくことができます。
療育では、医療と保育・教育の両方の観点から、食事や着替え、トイレなどの生活スキル、運動、認知、言語、数概念、ソーシャルスキルなどについて働きかけていきます。専門的な機関で指導を受けるだけでなく、子どもの生活の基盤となる家庭での日々の関わりが非常に大切です。具体的な働きかけの内容は個人の障害特性により様々ですが、どんな場合にも共通するのは、できるだけ早くに療育を始めたほうがよいということです。
発達障害の子どもはその認知特性から、周囲の人や物と独特な関わり方をすることがあります。これが大人の目には「変わった、良くない行動」と映ることが多いため、子どもは叱られ、指導される体験が増えてしまいます。子どもの特性を理解せずに働きかけることは、本人にとっても保護者にとっても不適切な体験が蓄積されることを意味します。
こういった不適切な体験を減らすためには、できるだけ早くから子どもの特性を見つめ、認知方法に合った働きかけを日常的に行うことが何より大切です。子どもに寄り添った働きかけは本人の良さを引き出し、社会と向き合う力を高め、自分らしく充実した生活を送ることにつながります。
療育は特殊な学習やトレーニングではありません。食事や排泄などの「生活」、身体能力を高める「運動」、挨拶・会話・マナーなど社会的に充実した生活のための「ソーシャルスキル」、読み書き算数を始めとする「勉強」、などの各面について、総合的に発達を促していきます。
発達障害の子どもは、脳の働きの偏りのために、すぐに気が散る、じっとしていられない、五感が鋭すぎる、手先が不器用、言葉が出にくい、記憶の力が弱い、人の気持ちがわかりにくい、などの特徴を持っています。そのため、日常生活のさまざまな場面で苦労することが多く、定型発達の人が何気なくこなすことにも難しさや辛さを感じます。
定型発達の子どもは、たとえば人と目を合わせること、箸や鉛筆を扱うこと、話すこと、読むこと、数えることなど、特に教えられなくても成長・発達の過程で自然に習得していきます。ところが発達障害の子どもはこういったことを自然に身につけることが難しく、自分から積極的に取り組もうとしない、できるようになるまで長い時間がかかる、間違って身につけてしまう、といった様子が見られます。正しく身につけるには、大人が関わり方を工夫し、子どもの特性に合わせて働きかけることが大切です。それが「療育」という関わりです。
働きかけの内容は、子どもの発達段階や興味関心、得意・不得意などによってさまざまです。能力の得意・不得意の差が目立つ子どもが多いので、不得意な部分は、細かくステップを分ける、わかりやすい教材・教具を使う、何度も繰り返す、といった丁寧な指導が必要です。得意な能力で不得意な部分をカバーできるよう、視覚情報に強い子どもには絵カードを使う、文字が読める子どもには言葉だけでなく文字も使って指導する、楽しい遊びの中にトレーニングの要素を取り入れる、などの働きかけも効果的です。
療育の具体的な働きかけは十人十色であり、療育で扱う内容は生活のほぼ全域に及びます。よい療育を行うためには、子どもの様子に合わせて指導内容・方法を個別に工夫し、生活のあらゆる場面で継続的に働きかけていくことが欠かせません。
そのためには、家庭の力が何より重要になってきます。子どものことを一番よく知っている保護者が、専門機関の力を借りながら、家庭生活の中で療育を行っていくことが、理想的な療育の形の一つといえるでしょう。
療育と聞くと、専門的な施設や医療機関で受けるものだと考える方もいらっしゃるかもしれません。確かに、療育機関で専門家から直接指導を受けるのは、何物にも代えがたい貴重な機会です。
しかし、こういった機関は全国的に数が少なく、「遠すぎて通えない」「予約が取れない」「年に数回しか診てもらえない」などの声が多く挙がっています。いざ通えたとしても、月に数回、1回1時間程度の限られた時間の中で療育を行っていくことになるので、効果が実感できるまでにはある程度の時間がかかります。
一般書籍などを参考に、絵カードなどで言葉を教えたり、市販の教材で家庭学習を行ったり、学校の宿題に親子で取り組んだりと、自己流の療育を試みるご家庭も多いでしょう。
家庭生活の中に療育を取り入れる視点は素晴らしいことです。ところが、こういった家庭療育は、「子どもが集中してくれない」「教えようとすると激しく抵抗する」「一向に覚えてくれず成果を感じられない」といった問題によって、挫折してしまうご家庭が少なくありません。
こうなってしまう理由の一つは、子どもの障害特性や認知特性を理解せずに働きかけている場合が多いためです。
たとえば、よくある失敗は、「言葉を使って教えようとする」ことです。
「これは『りんご』だよ。赤くて丸い果物。○○ちゃんも食べたことがあるね。『りんご』。わかった?」
このように、絵カードなどのツールを使いながらも、同時に言葉で説明しようとするのです。ところが発達障害の子どもは言葉を受け止める力が弱いことが多いため、このような長い声かけは全く耳に入りません。
大人も、聞いたことのない外国語で勢いよく話しかけられたら、言葉ではなくただの音のように聞こえるでしょう。相手が何を言いたいのか、困惑や不安も感じます。子どもも同じことです。大人の言葉は一連の音として聞こえ、一番伝えたい「りんご」という単語は印象に残らず、結果としていつまで経っても「りんご」を覚えないということになります。中には、言葉をかけられることに拒否反応を示すようになる子どももいるかもしれません。これでは、せっかくの家庭療育も逆効果です。
指導するべき概念を大人自身がよく理解していないこともあります。たとえば「数」についてです。子どもに教える機会がとても多い概念ですが、「数とは何か?」を正確に答えられる大人はどのくらいいるでしょうか。大人が数の複雑な概念をよく理解せずに指導した結果、「数唱は100までできるけれど、ものの個数は5個までも数えられない」「3桁の足し算ができるけれど、3個と5個のものを並べてどちらが多いかを答えられない」といったように、アンバランスな理解を育ててしまう場合もしばしばあります。
数の順番がわかるから、計算ができるからといって、数の理解が十分に育ったことにはなりません。教えるべき事柄を、漏れなく、効率よく、子どもにとってわかりやすい方法で、伝えていく必要があるのです。
このように、発達障害の子どもは物事の認知の仕方に特徴があり、一般的な方法では概念を理解できないことがしばしばあります。どうにかして対応しようとしても、保護者が自分で知識を集め、適切なカリキュラムを作り上げるのは至難の業です。市販の書籍には難しい用語ばかりで理解しづらい、ふさわしい書籍がなかなか見つからない、一般論として書かれているので自分の子どもにどう当てはめればよいかわからない、誰に相談すればよいかわからないなど、大変な苦労を味わう場合が多いでしょう。
四谷学院の55レッスンは、そんなご家庭のために開発された、ご自宅でできる療育の通信講座です。
四谷学院の55レッスンでは、生活での重要度が高く、全ての学習の基礎となる「ことば(国語)」「かず・ちえ(算数)」「生活・ソーシャルスキル」について、未就学~小学校4年生程度の範囲を学習します。一般的な社会生活で必要なスキルは小学校4年生までに学習する読み書き算数の範囲とされており、55レッスンではそれらを体系的に組み立ててカリキュラムを作成しています。
発達障害の子どもの認知特性に合わせて、内容を細かいステップに区切り、少しずつ学びの抽象度を上げています。カリキュラム通りに進めていくだけで、自然と基本から応用まで身につくようになっています。「何を・どこまで・どのように」教えるかが明確なので、自己流の療育にありがちな迷いや不安、学習内容の抜け漏れはありません。
プリントや絵カードなどの教材は、複雑な情報処理が苦手な発達障害の子どもにも受け止めやすいように工夫されています。子どもの集中力が続くのは15~20分程度と言われていますが、55レッスンの洗練された教材を活用すれば、1科目の学習は10~15分で終了します。「できた!」という成功体験を得やすく、親子で学習の楽しさを味わえます。
詳しく丁寧な指導書で、初めて療育を行う保護者にもポイントがすぐわかります。具体的な指導手順も明確で、子どもに合わせた指導内容のアレンジも簡単です。四谷学院の55レッスンの個別サポートは担任制なので、困ったことは担任に何度でも相談できます。担任はお子様の認知特性や得意・不得意をふまえ、専門知識に基づいてアドバイスします。一人で療育を進める不安はありません。
C段階教材イメージ
四谷学院の55レッスンは単なる家庭学習教材ではありません。知識を身につけるだけでなく、生活全体にも大きな影響を与えてくれます。
わかりやすい学習課題によって、保護者と適切にやりとりする、課題を達成する、保護者に認めてもらえる、という成功体験を積み上げた子どもは、「自分は、やればできる!」という自己有能感を育みます。この気持ちは情緒を安定させ、物事に落ち着いて向き合い、チャレンジする意欲を育てます。
保護者は、学習を通して子どもの認知特性や得意・不得意を掴むことができ、学習以外の場面でも、子どもに合った適切な働きかけができるようになります。保護者自身も子どもと適切に関われる喜びを味わえることは言うまでもありません。
四谷学院の55レッスンでは、お子様の認知発達を促すことはもちろん、保護者の療育力を高めることにも力を入れています。障害のあるお子様をもつ保護者にとって、我が子と適切に関わる方法を身につけることは生涯にわたる大きな財産です。55レッスンは、このような考え方にたち、保護者の療育スキル向上もサポートしています。
学びの楽しさや人と関わる喜びを知った子どもは、「やればできる!」と、自分自身への健やかな信頼感を抱くようになります。子どもの主体的に生きる力を引き出すのは、この「やればできる!」の明るい心です。
考え抜かれた55レッスンのシステムに則って学習を続ければ、毎日の家庭生活がそのまま理想的な療育の場面に変わります。ご家庭での療育に55レッスンをご活用いただき、少しでも多くのご家庭に「やればできる!」を実感していただけることを、心から願っています。
さあ、あなたも今すぐ四谷学院の55レッスンで、楽しい療育を始めませんか。
自閉症児の療育に50年以上の実績と高い信頼を誇る、武蔵野東学園の全面的な協力を得て、専門的な見解・貴重なノウハウを、家庭で楽しく取り組めるよう開発されたのが「療育55段階プログラム(55レッスン)」です。お子様の成長に合わせて自由にスタート段階を選べます。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ご家庭での療育には、適切な教材と継続できるシステムが何より大切。55レッスンの教材は何をすべきかが明確で、お子様の成長を実感しながら取り組めるよう、工夫を凝らしています。
教材は療育に最適であるよう、分量・大きさ・材質など細部にまで配慮。1科目の学習はたったの10~15分。1日10~15分×2~3科目の計30~45分、お子様のペースで自由に取り組めます。
知育に必要な内容を厳選したカードがあらかじめ用意されているので、気軽に取り組めます。
この他にも工夫いっぱいの教材がたくさんあります!
教材サンプルダウンロード時のご注意事項
※ご利用には最新のAdobe Reader(無償ソフト)が必要です。必要に応じてインストールの上ご利用ください。
※現在一部のメールアドレスを中心に、本講座からのメールの未着(受信設定をしていても到達しない)が確認されております。
@以下が下記のドメイン名になっているメールアドレスはご利用をお控えください。
・@icloud.com
・@ezweb.ne.jp
また、PCアドレスをご利用いただくとより確実です。
次のページで「無料プレゼントを受け取る」ボタンを押した後、<【四谷学院】教材サンプルのご確認メール>というタイトルのメールが届かない場合は、お問い合わせからお知らせください。
※いただいたアドレスには「療育のヒント」をお伝えする8日間のメルマガもお届けします。
毎月の通信指導で、お子様の成長を個別にサポート。家庭でのお子様の様子をお知らせいただく「コミュニケーションシート」に対し、専任の担任が丁寧にアドバイスいたします。
※受講期間中、やむを得ない事情により担任を変更させていただくことがあります。
受講中の方より毎月たくさんのお手紙が寄せられています。言葉が出るようになった、楽しんで取り組んでいる、などみなさんお子様の成長を実感しています。
A.S様 5歳4ヵ月 (大阪府)
数の課題は範囲を10までの数に広げて取り組みました。日常でも「おやつを○個ちょうだい」など数の概念が生活の中に入ってきたようです。お手本と同じ色の順番にシールを貼る課題については、昨年やった他社のワークでは規則性を理解できていなかったのが、今回はスムーズに進み成長を感じることができました。B段階も終盤に入り、小学校の事が頭をよぎる最近ですが、この55レッスンのスモールステップ学習で娘の得意不得意を認知することができ、入学への準備を進められるので始めてよかったなあと思っています。
H.M様 6歳4ヵ月 (埼玉県)
「広汎性発達障害」と診断されたきり具体的な指導はなく、各種療法も「対象外」。途方に暮れていましたが「このまま何もしないわけにはいかない」と、市販のドリルや専門書を使っていました。しかし、まさしく暗中模索で「本当にこれでいいのか?」と焦るばかりでした。 そんな時に、「療育55段階プログラム」を見つけました。正直、値も張るので迷いましたが、夫の「この講座は良いものだし、とにかく始めてみよう」「これで少しでも、前に進めれば高くない」という言葉で受講を決意しました。
やってみて特に満足しているのは、①簡単なところからのスモールステップ、②繰り返しの学習、③問題がシンプルでわかりやすい、④取り組みやすく本人が意欲的になった、という点です。他の教材もスモールステップをうたっていますが、ステップの細やかさや繰り返しの量が全く違います。そして、担任の存在にも感謝しています。子供の成長のことで悩んだり、行き詰まったり、周りの無理解に苦しむことが多い親や家族にとって、話を聞いてくれたり成長を一緒に喜んでくれる存在が、どんなにありがたいことか。アドバイスも具体的でわかりやすいし、何より「うちの子」へのアドバイスなので、一般論の専門書よりも断然役立ちます。毎月の個別指導がとても楽しみです。
教材到着後8日以内であれば、返品・交換が可能です。 どうぞ手にとって、教材の品質をあなたの目でご確認ください。分割払いもご利用いただけます。
自閉症や発達障害の子どもを対象に、ご家庭で手軽に取り組める療育プログラム・通信教材をご紹介しています。自閉症や発達障害の療育なら四谷学院の療育55段階プログラムにおまかせください。
教材サンプルダウンロード時のご注意事項
※ご利用には最新のAdobe Reader(無償ソフト)が必要です。必要に応じてインストールの上ご利用ください。
※現在一部のメールアドレスを中心に、本講座からのメールの未着(受信設定をしていても到達しない)が確認されております。
@以下が下記のドメイン名になっているメールアドレスはご利用をお控えください。
・@icloud.com
・@ezweb.ne.jp
また、PCアドレスをご利用いただくとより確実です。
次のページで「無料プレゼントを受け取る」ボタンを押した後、<【四谷学院】教材サンプルのご確認メール>というタイトルのメールが届かない場合は、お問い合わせからお知らせください。
※いただいたアドレスには「療育のヒント」をお伝えする8日間のメルマガもお届けします。