こんにちは、四谷学院の生田です。
四谷学院の療育55段階プログラム(55レッスン)は、様々なメディアの取材を受けていますが、「ビジネス」という点からの取材も受けています。
先日は、ビジネス総合誌「プレジデント」から取材を受けました。
こちらの特集では、「発達障害が才能になる 魔法の教育」というタイトルで、記事全体が発達障害の子どもを「才能のある子どもたち」という希望に満ちた視点でまとめられているのが印象的でした。
誰でも才能をもっている
私たち四谷学院は、「誰でも才能をもっている」という社是を持っています。
これは、昔から変わらない四谷学院の理念です。
豊かな実りある人生を送ってもらうために、一人ひとりの才能を発掘する。
私たちはそれが使命だと思っています。
そのために最も大事にしたいことは、自分が価値ある人間であると実感できるよう『自尊感情を高める』ことです。
「できないから仕方がない」とあきらめてしまったり、
「できないからダメな人間だ」と思い込んで努力をやめてしまったり、
そういうこともあるかもしれません。
しかし、もしもできなくても、
「では、どうしたらできるようになるだろう?」
こうした姿勢を持ち続けることはとても大切です。
すると、できることや好きなことが見つかって、一歩でもなりたい自分に近づくことができれば、それはとても素晴らしい経験です。
そうした「自尊感情」をもつことができれば、少し難しそうなことに対しても
「やってみようかな」
「がんばればできるかもしれない」
と思えるようになり、可能性がどんどん広がっていくはずです。
一人ひとり違って当たり前
先日の取材においては、55レッスンの特長の1つでもある保護者向けの「指導書」を見ていただきました。
「こういう子には、こう」「こういう場合は、こう」というように、記者の方々に説明差し上げたときに、しきりに感心してらしたのが印象的でした。
「教え方」というのは一律ではなく、一人ひとりの傾向に応じて複数の視点があるということは、私たちにとっては当然のことではあるのですが、もしかしたら珍しく映ったのかもしれないと感じました。
「発達障害児支援」というと特別のことのように感じますが、「一人ひとりの才能を信じる」という立ち位置は、すべての教育支援に共通するものだと信じています。