Q.発達障害児支援士を目指しているのはどんな人?初心者ばかり?ベテランは?

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こんにちは、発達障害児支援士の生田です。

発達障害児支援士という資格について、ご質問をいただきました。

「どんな人が目指していますか?」
「経験年数の少ない保育士向けですか?」

さっそく、回答をしたいと思います。

未経験から10年以上のベテランまで!

発達障害児支援士は、初心者の方でもわかりやすく学べるように、具体的な事例を取り上げて、専門用語もできるだけかみ砕いて説明をしています。
そのために「経験年数の長い方は受講していないの?」という質問をいただくこともあります。

いえいえ、現場経験年数が長い人も受講しています。
現場経験がまだない学生さんや経験の浅い支援者の方から、ベテランさんや管理責任者の方まで、発達支援に携わるあらゆる層の方が「発達障害児支援士」の資格取得を目指してています

体験談をご紹介しますね。

保育士・経験年数0~1年 Y.E様


事例をいくつも重ねた訳ではないので、自分の支援が良いのかと不安は今でもあります。ただ心の負担はだいぶ軽くなり、「これでいいのか」ではなく、「これを試して様子をみて、駄目ならこっちの方法でやってみよう」と心にゆとりが出来ました。“結果はすぐに出ない”そう思うだけで、無理なく冷静に焦らず関わることができるようになりました。

幼稚園・経験年数1~3年 N.R様

「小さな事」と思うような事が、本人にとって「気になって仕方のないこだわり」であったり、「不安やパニックの原因」になっているのだとすれば、私たちのできる事前の準備や対応がとても大切だと気づかされました。(これから)保護者や子どもに安心して飛び込んできてもらえるような広い心を持ち、あらゆる側面から多角的にものごとをとらえたり考えたりしていきたいです。そして、良い経験を地道に重ねていけるようにサポートしていきたいです。

保育士・経験年数10~15年 H.N様


全く不安がないということはないですが、学習を重ねた分、楽しみな気持ちが強くなっています。
以前は「この子は発達障害児だから…」と、レッテルを貼って子どもをみていた面があったと思いますが、まず行動をみたり、原因を考えたりと、その子のせいにせず、背景を考えて、どうしていくかを考えるように、思考が変化してきた気がします。習慣にしていきたいです。

幼稚園教諭・経験年数10~15年 S.E様


受講前は、今まで自分が向き合っていた指導が正しかったか・・・いつも心配でなりませんでした。受講したことで、今まで自分がした対応で良かったんだ!という安心と、こういう指導法もあったのか!!という発見を得ることができました。
コロナの影響で、現在休園となっていますが、新学期に向け自信がつき、良いスタートが切れそうです。

保育士・経験年数15~20年(加配担当は5年) H.S様


受講してからは、「こうしてみよう」「まずはやってみよう」と前向きな気持ちで自信をもって子どもと接することが出来ていると思います。もっと深く勉強がしたいので、上級講座があってもいいのではないかと思います。
保育園で加配として働く事はもちろん、周りの保育士にもアドバイス出来たらいいなと思います。

保育士・経験年数20年以上 U.T様


担当する子に対し、知識を付けたことで、自信をもって向き合うことができるので(資格取得できたことは)すごくうれしい。
勉強したことをすぐに実践に使ってみると、思っていない展開になったりすることがあり、「この子はここまでできるんだ」と驚かされることが多くあり、伸びる可能性を感じた。

新人の指導者や先生は、どうしても自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいます。一方でベテランスタッフは落ち着いて見えるかもしれませんが、実は「自分の経験だけ」がよりどころである場合には不安を感じているケースも少なくありません。

「発達障害児支援」についての学びを重ねることで、自信をもって試行錯誤できるようになりますし、視野が広がってチームでの活動や周り同僚や保護者とコミュニケーションが増え、今まで以上に行き届いた配慮が可能になってくるでしょう。
新人であっても、ベテランであっても、目標は同じです!

今、私たちができることを

新コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が要請されるようになってから、発達障害児支援士資格認定講座についての受講前相談も増えています。
長い休園・休校が続き、お子さんたちもスムーズに通園・通学再開といかないケースも想定されるので、ぜひ今この時期を有効に活用して自身のスキルアップにつなげてほしいと思います。

四谷学院の「発達障害児支援士資格認定講座」は、通信講座です。
オンラインでの動画&認定試験で資格が取得できます。詳しくはホームページをご覧ください。法人や団体など、施設全体で申し込める「発達障害児支援 研修コース」も開講しています。