9月になり、いよいよ2学期がスタートしました。
充実した夏休みを過ごすことはできましたか?
「子どもたちのために何かできることはないか?」と模索しながら、2学期に向けて準備を進めてきた先生も多いかもしれませんね。
四谷学院では、「発達障害児支援士」の資格を取得できる、発達障害児支援士資格認定講座を開講しています。
発達障害児支援士資格認定講座は、発達障害のあるお子さんやその保護者の方への支援について、体系的に学ぶことのできる講座です。
毎年、夏休みを利用して勉強をスタートされる方もたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、夏休みの間に認定試験を受験された方から寄せられた嬉しい声をご紹介します。
「発達障害児支援士、気になっているけど実際のところはどうなの?」
「資格を取得したらどんな風に役立てられるの?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね。
目次
心にゆととりができました(M・Yさん)
講座に満足できた理由は?
私に心のゆとりができたことが1番の理由です。
毎日家に帰り、「明日は子どもになんて声をかけたらいいのかな」と悩んでしまう日々が続いていましたが、この講座で沢山の実例を学んでいくことで、声かけの幅が広がりました。
学んだことが実際に役に立った場面は?
給食を食べるのが早いA君は、食べ終わると他の子のところへ行き、暴言を言ったり、まだ食べている子の机の下に潜って下から机を蹴り上げたりなどの困った行動がありました。そこでクラス担任と話し合い、クラス全体の食後のルーティンを作りましょうという提案をしました。
次の日、給食を食べる前に、クラス全体に食べ終わったらやることを絵カードを使って伝えました。
その後もしばらくA君の困った行動は続きましたが、「あれ?今は何をする時間だったかな?」と尋ねると、困った行動をやめてくれるようになりました。ルーティンが定着するまで時間はかかったものの、今では食べ終わった後、クラスの皆が落ち着いて、穏やかに過ごせています。
点と点がつながった感じがしました(S・Kさん)
講座に満足できた理由は?
申し込むまで最後まで終えられるか心配でしたが、短い動画で、しかもテロップも端的で分かりやすく作られており、苦痛になりませんでした。
また、専用の学習シートのおかげで、そのステップのポイントが分かりやすく、自分だけの教科書を作ることができました。
さらに、普段の対応がこれで良いのか自信がなかったのですが、この講座を学び、それぞれの子どもたちの困り感がどこかきているのかの理由が分かって、点と点がつながった感じがしました。この子にはこれをやってみよう、あの子には…とイメージが湧いてきました。
学んだことが実際に役立った場面は?
息子(診断済)が手洗いをする時、乾いた手にハンドソープをつける→擦りながら水で流すと誤学習していたので、(講義動画の)「身辺自立」「手洗い」を参考にスモールステップで取り組みました。手を洗う時は必ず一緒に(お手本が書かれている)ポスターの順番通りやり、ポスターを見ずに一人でできるようになってから、手を擦る時は手のひらを10数えて、指の隙間は5数えて、裏は片方5ずつ数えることを教えました。数えながら手を擦ることや数えながら流すことなど、細かい所は後から教えました。
普段はブツブツ文句を言うのですが、途中で「擦り方上手!」「さっぱりしたね」と、ポジティブワードを使って褒めるようにしたところ、本人にも苦にならなかった様子で、20回程でできるようになりました。
私自身も心にゆとりを持って接することができ、お互いに良い経験となりました。
これからも息子だけでなく、職場の子どもたちへも学んだことを色々な場面で役立てていきたいと思います。
自信をもって指導ができるように(Y・Tさん)
受講のきっかけは?
現在自閉症・情緒特別支援学級を担任していますが、今年度で2年目ということもあり、自信をもって指導することができず、また自分のもっている支援策・手立てが非常に少なかったため、夏休みの間に勉強しようと思いました。
学んだことが実際に役立った場面は?
(講義動画の中で紹介された)
時計を読めるようにするための掲示物は実際に作成し、教室に掲示しました。
ランドセルに入れこむ手順表も作成し、配付する予定です。
さらに、お箸の使い方をマスターするためのスモールステップの方法も学ぶことができたので、自立活動の時間に取り入れたいと考えています。
夏休みが明けて早く子ども達に役立てたいです(M・Iさん)
講座の内容に満足できた理由は?
なんと言ってもケーススターディ式は、実際の現場に役に立つヒントがたくさんありました。
学んだことが実際に役立った場面は?
夏休みを使って、毎日7~8時間勉強しました。
なのでまだ、実際には指導はしていませんが、夏休みが明けて早く子ども達に役立てたいです。
「発達障害児支援士」の資格を取得するなら今!
今回は、夏休み中に発達障害児支援士の資格を取得された方の体験記をご紹介しました。受講を通して、支援の引き出を増やしたり、指導者としての心構えを見直したりと、とても熱意のある方ばかりですよね。
四谷学院の発達障害児支援士資格認定講座では、発達支援の基本的な考え方と具体的なノウハウを学びます。場当たり的な解決策ではなく、支援のポイントや目的を抑えながら学ぶことができるので、実際の現場でも柔軟に対応する力を身につけられるんです。
「もう夏休みは終わってしまったし、まとまった時間がとれそうもないな……」
と心配されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
大丈夫です。
本講座は必要な内容をスモールステップで学べるカリキュラムになっているので、多くの方がお仕事と両立しながら資格を取得されています。
皆さん、資格取得に向けて勉強しながら、学んだことを現場でも役立てている方ばかりですよ。
だからこそ、始めるなら「今」。
生きた発達支援の方法を学んで、明日からでも現場で活かせる対応力を身につけませんか?
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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