こんにちは、発達障害児支援士の発田です。
「発達障害児専門支援士」は「ことば」と「運動」に特化したカリキュラムを通じて、発達支援の専門性を高めるために開発された「発達障害児支援士」の上位資格です。
今回は、2024年度に「専門支援士」の資格を取得された方からいただいた嬉しい声をご紹介します。
2023年度の声はこちらからどうぞ!
目次
経験値のみでの支援は限界があり、専門知識を得られたことに感謝しています
いままで子どもが困っているところがわかっても、支援の方法がわからなかった部分を論理的に説明してもらえた。「だからこういった支援をすべきで、より効果がある」という学びが本当に多かった。動画も、勉強したことを振り返るような作り方で、忘れていても復習しやすくて、おぼえやすかった。
2才児のお子さんに対し、ジャンプやトンネルくぐりの際の体の動きを的確に見ることができました。体のこの部分が使えていないなと感じ、それを伝える際には、ことばで学んだこと、少しのヒントを与え考えさせることで成功しました。他にもたくさん実際の支援で活用しています。(K・M様 児童発達支援事業スタッフ)
言葉の部門では日々の保育の場面で、とても気持ちにゆとりと自信がうまれました。運動の部門では運動が単に運動力をつけるものではないと知ることができました。(S・U様 加配保育士)
落ち着いて考えれば当たり前だよね、ということでも、日々の仕事に追われる中で、なんとなく流れていく大切なことを、改めて自分のペースでしっかりと学べる機会であったと思える。(M・T様 保育士)
問題行動などに対して、どうしてそうなっているか、そのためにできることは何か、などを理論的・実践的に考え実行に移すことができたし、他の保育者に伝えることもできた。(J・I 加配保育士)
働きながらの勉強だった為、仕事に追われなかなか勉強ができない日がありましたが、受講動画は長くないけど内容は濃く、受講期間は長かったので、心に余裕を待って学ぶことができたのでよかったです。(H・K様 幼稚園教諭)
ことばや運動について、虫食い的な知識しかなかったため、体系的に、具体的に学べて良かったです。説明もとても分かりやすかったです。(J・Y様)
せっかちな性格なので、先走ってしまいそうな時、そうだ待つんだった、と思ったことがあります。これからも意識していきたいと思います。(M・K様)
活動でカルタとりのチーム戦を行った。私はあえて、カルタ取りが苦手な生徒さんと対戦し、途中で転ぶなどして、その子にカルタを取らせてあげた。とても嬉しそうな顔をして笑ってくれたことが印象的で、これが成功体験なんだなと思った。(T・I様 放課後等デイサービススタッフ)
現在育休中で、もうすぐ復帰であるが自身を持って子どもと関わることができるとおもう。すぐに現場で思い出し、実績できるように遊びノートもつくった。ワークブックと遊びノートは必ず持参して、専門性をいかして子どもと関わっていきたい。(M・O様)
ことばと運動は現場で一番具体的な取り組みが必要なものなので、その取り組みがどのような理論を基に行なわれているか、周りにもわかりやすく伝えられると思えました。また、具体的な取り組みのヒントがたくさんあり、実践しやすいと感じました。
発達に不安を感じる子どもを担当しているため、この講座を受講することでそうだったのかと思い起こす場面が多々ありました。経験値のみでの支援は限界があり、専門知識を得られたことに感謝しています。(児童発達支援事業スタッフ)
正しい発音で話せるようになりました
まずは「ことば」のカリキュラムを受講された方の声をご覧ください。
ことばがでない子どもに好きな遊びの中で「電車だね」「京王線の電車だね」「ガタンゴトン走るね」と毎日の生活の中で興味のある電言葉掛けを4月から行なっていました。毎回、表情には反応が無く奇声をあげていました。年明けに「〇〇くん、何、もってるの?」とA君に聞くと「でんしゃ」と答えてくれました。表情はゆたかではありませんが、きちんとことばになっていて、伝わってきました。(保育園管理者)
「発音は声を出すことから」「体の成長や脳の成長と共に出せる言葉も増えていく」と学んだので、焦らずゆっくりと構え、発音できている言葉を褒めることができました。(M・Y様)
お誕生日を迎えて現在6歳になった女の子です。理解力もあり言葉も豊富ですが、5歳になってもなかなか「サ行」が発音できず少し気になっていました。しかし、ある日言葉巧みに話す様子を見ていて、いつの間にか「サ行」もしっかり発音できていることに気付き、(サ行の獲得には時間がかかるという知識があったため)とりたてて保護者を不安にさせることなく、良好な発達がみられ、私自身も安心しました。(保育士)
「言葉を聞くことで行動をコントロールできたとき、言葉の役割に自分で気が付くことができる。心の中で自分と会話ができるようになる」という行動の自己調整について知ることができたのは、とても大きかった。現場ですで行ってきたことだが、知識として学んだ上で指導することで、より指導成果が上がると感じた。(I・O様 小学校教師)
気持ちを伝える場面で、気持ちを表すことばを教える時は、感情を込めて抑揚をつけたり、ジェスチャーをつけると学んだことが役立ちました。(保育補助)
構音障害がある児童に対して、否定せず正しい発音で返すことを続け、伝わっていると安心させてきた。3~4ヶ月すると、正しい発音で話せるようになってきた。(小学校教師)
何も基礎知識がない状態で熟練の先輩スタッフの話についていくのは困難でしたが、三項関やクレーン現象、二語文、三語文といった基礎的な言葉の理解ができました。(児童発達支援事業所スタッフ)
今受け持っている児童が言葉を覚えて使うことが難しい特性を持っていて、どう指導していったらいいのか悩んだ。しかし、この動画を見て、保護者の協力のもと、食事から始めて、段階的に生活習慣と結びつくような日常的に使う言葉を家庭でも学校でも同時に毎日多く使うようにしたら、「食べる」「遊ぶ」等の動詞を中心に、関係する名詞も30個ほど覚えて発するようになった。保護者の方もとても喜んでおり、この動画でヒントを得ることが出来てよかったと感じている。(K・S様 小学校教師)
運動の着眼点が変りました
逆上がりの練習などでの着眼点が変わりました。日頃の子供たちの動作にも注意してみるようになり、個々の筋力や運動能力の発達を考えてアドバイスできるようになりました。(S・U様 加配保育士)
「縄跳びがなかなか連続して跳べない」という子どもに対して、最初は基本的な飛び方を説明していました。しかし、最近では、手首の回し方やジャンプのタイミングなど、どこに困難を感じているのかを、一人ひとりの動きを注意深く観察することで、より的確な指導ができるようになりました。(T・O様 学校支援員)
サーキット遊び方の概念が変わった。今までも取り入れていたが、そこまでの重要性を考えていなかった。講義をうけて、サーキット遊びの内容が変わり、子どもたちの活動量も増えたように感じます。(Y・T様 保育士)
今、私が運営をしている保育園でも自己肯定ができない子どもたちや運動が苦手な子どもが多くいます、特に運動面ではボールを投げれない子どもが増えています。特に男の子に多く見られますが、身体のバランスや両手の使い方を教える際に、この講座で学んだことはとても役に立っています。(H・O様 理事長兼保育士)
支援の子供たちが通う教室に見学にいかせてもらった時にちょうどサーキット運動をやっていて、なるほどこの動きがこれか。と思い園でも取り入れたいと思いました。(T・H様 幼稚園管理職)
サーキット遊びやくま歩きを実際に取り組む中で子どもたちに合わせて行う事で、姿勢が良くなったりバランスが取れるようになったりした子が増えた。(T・U様)
私自身子どもの頃、ボールや体を使う経験が少なかったため、苦手なことが多かったですし、落ち着きもなかったです。自分と照らし合わせるのは変ですが、子供たちの中でも親御さんが忙しくて一つ一つ遊びを教えたり言葉をかけたりできない場面もあるかと思います。そうしたところを補うように、療育という貴重な時間の中で子どもたちの力を育んでいけたらと思います。(S・H様)
私は今1歳児クラスの担任をしているのですが運動遊びを考えていく上でどんなことができるか悩むこともありました。そこで勉強させていただいたサーキット運動を取り入れて、跳び箱によじ登ってみたりマットの上でハイハイやくま歩きを試してみたりしました。すると子供たちも意欲的に体を動かして楽しく遊んでいたのでとても役に立ちました。(N・N様 保育士)
小規模学童保育を一人担任で見ているが、サーキットを材料を提示し1~4年生に「運動が苦手な子も得意な子も楽しめる安全なコースを作ってみて。」と問題提起をしたところ、皆で話し合い、飛びやすい安全な距離を学年の身長なども考慮して作り、簡単なコース・難しいコースを、参加者に説明して行っていた。(T・S様 保育園管理職)
転びやすい児がいたので、講座で学んだ運動遊びを取り入れていった。その子単体ではまだ転びやすいのだが、少しずつ転ぶ回数は減ってきたように感じるし、クラスの子ども達が全体的に身体の動きがよくなってきたからか、ぶつかることが減ったので怪我につながることが減ってきたように感じている。(保育園管理職)
毎日の集まりの中で、片足バランスを取り入れています。まず、集中して取り組んでいます。また、できるとうれしくて子ども同士でも遊びの中で再現し、頭にハンカチを乗せバランスを取ったり子どもたちが遊びを広げています。(T・N様 保育園管理職)
落ち着きがない子に対して、粗大運動から微細運動を行うことで、スムーズに活動に取り組むことができた。一斉活動で絵画の時間があったため、その前にホールで少し体を動かし絵画制作に入ると、周りの子ども達と一緒に落ち着いて話を聞くことができ、絵画制作も取り組むことができた。(幼稚園加配職員)
運動面に関して、今まで学んだことがないことが多く難しさと奥深さを感じました。これからの活動に取り入れながら更に学びたいと思っています。(K・M様 児童発達支援事業スタッフ)
先生のおかげで成長できました
クラスに数名ことばと運動に支援が必要な子がいるのですが、スモールステップで楽しく支援することを心がけ、支援内容を事前に考え実践し、改善するところは改善しながら指導したところ、子どもたちの成長が見られ、保護者の方にもアドバイスする事ができ、「先生のおかげですごい成長できた」と嬉しいことばをいただけました。また子どもたち自身も楽しくことば・運動遊びをしていて、学ぶ前は私自身どうしたら良いか分からず自暴自棄になることもありましたが、今では子どもと楽しく支援に対して前向きになれました。(H・K様 幼稚園教諭)
講座の内容が専門性が高く、発達障害児や保護者の立場になって考えられているものでとても共感できました。今までことばの支援では子どもの実態を調査・分析・訓練のようなことが多かったのですが、子どもの成長を見通して保護者と楽しみながら発達を促すことができました。子どもも保護者も支援者もリラックスできる心のゆとりが必要だと改めて感じました。(R・I様 児童発達支援事業スタッフ)
言葉と運動については定型発達の子ども達でも気になる児が多く、保護者からの相談も多い。基礎的なことが学べたことで日々の活動に活かせたり、保護者の方との話の中で答えられることも増えたのでとても勉強になったと感じている。(保育園管理職)
ことばの発達の遅れを気にしてで来所する保護者様は多く、相談される機会も多いので、発達の段階や効果的な声掛けの方法を知れたことは大変学びになりました。(児童発達支援事業所スタッフ)
現場ですぐに試すことができる内容が豊富にあった。子どもたちへのアプローチだけではなく支援者の心構えや保護者とのかかわり方など幅広い内容でとても役にたった。(Y・T 学校支援員)
お子さんの発音が不明瞭で言い間違いが可笑しい、と言いながらも心配している様子のお母さんに、音の獲得には順番があること(サ行は難しいことなど)を伝えると安心した様子だったことから、情報として積極的に伝える大切さを実感した。その後そのお子さんもしっかりとした発音を身につけていった。(K・K様 児童発達支援事業スタッフ)
ことば(サ行)がうまく言えない子どもの保護者に対して、心配している保護者の気持ちに寄り添ってお話を聞きました。不安が少しでも軽減できればと前向きなことばをお掛けしました。子どものちょっとした変化に気づけば保護者に伝え、お互い共有し合うようになりました。未だ発音がうまく言えないこともありますが、以前よりも保護者の表情が柔らかくリラックスしているように感じます。楽しそうに会話している親子の様子を見るとうれしく思い、保護者支援の大切さを改めて感じました。(Y・Y様 放課後等デイサービススタッフ)
専門的なお話も多く、実際に子どもへの対応としてやっていたことでも、専門的な用語や内容を知ることで保護者へも意味のある伝え方もできて、自分自身、納得のいく内容だった。(R・S様 保育士)
保護者も受講しています!
私の二男は、自閉症スペクトラムと重度の知的障害者です。夫婦共働き、毎日追われるような生活の中で、焦ってつまづきながらの子育てです。子どもに失敗をさせたくないというより、自分の負担を減らすため、前もって準備したり、待ってやれなかったり。子どもの「自分でやりたい」の意欲を妨害し、視野の拡大や新しい考え方、価値観を得られず、自分らしさを失わせていたのかもしれないと自身を振り返ることが出来ました。学習を通じて、基本に立ち戻って考えてみることの大切さを感じました。障害の有無に関係なく、私たちが求めているものは子どもの幸せです。「発達する」とは幸せの実感を積み重ねる中で、おとなを、友達を、そして自分を好きになり、よりステキな自分らしい自分を目指して、自分を形づくっていくプロセスなんだと思いました。(保護者)
こだわりを止めると、息子はよくパニックを起こしました。自分の関心のある事を「ダメなこと」「いけないこと」と否定され悲しい思いをしたはずです。ある時「かっこいいね~」「すごーい!」と笑顔で言うと、本当にうれしそうに笑ったのです。あんないいい顔を見たのは初めてです。家族や友達に認められることを繰り返すうちに、友達のしている遊びに参加するようになりました。自分のしていることをまわりが認めてくれたことで、友達のしていることに関心が向き、「選ぶ世界」を自分から広げていったのだと思います。(保護者)
ダウン症の娘(5歳)は言葉の発達が遅く、親である私は「この子はゆっくりペースだから焦らずのんびりやっていこう」と特に意識する事なく日々を過ごしていました。しかし今回ことばを育てる学習をした事で、生活習慣の中でことばを育てるよう意識して関わるようになり、あいさつ、食事に関する言葉、感情を表す言葉等をよく発するようになりました。やはり親(指導者)の心構えは大切だと改めて実感しました。(M・S様 保育補助)
我が子の家庭内ルーティンへ「片足バランス」や「トイレまで後ろ歩き」を組み込んでみた。思いの外すんなり受け入れてくれて、一週間経つ頃にはかなりの安定性を保つ事が出来る様になった。直接子供の成長を実感できる事が何より嬉しかった。(Y・T様 保護者)
特に運動は目からウロコでした。ランニングとか遊具とかの道具がないと運動にならないと思っていたので、キッズコーディネーションは良い学びでした。(保護者)
自分の子どもの参観などで、この活動は、こういう意味があるんだなとか、どういうことにつながるのかなど、理解しながら見ることができた。(保護者)
具体的な支援策が多く、実際にはすぐに現場で活かせる物が沢山あった。また、保護者への対応策が多くとても有難かった。(Y・T様 保護者)
息子は滑り台、ブランコ、ハンモックなど揺れたりスピードが出る遊具が好きで、何度も繰り返しやります。ただ単に「こだわり」と思っていて、満足する前にやめさせるとパニックになっていましたが、感覚探求の子どもへの支援方針に基づいて、満足するまでやらせてみたところ、パニックにもならず次の活動にもスムーズに取り組めるようになりました。(Y・K様 保護者)
発達障害児〈専門〉支援士を目指そう!
最後に、「発達障害児支援士」に続けて「発達障害児専門支援士」を受講された方の声をご紹介します。
「子どもに寄り添う気持ち」は何より大切ですが、ある種のテクニックがなければ、発達障害のある子どもとうまく関わることが難しい、というのは事実です。知識と技術をもってはじめて本当の意味で寄り添うことができます。
本格的に発達障害児支援に携わりたいと考えていらっしゃる方は、ぜひこの「専門支援士」で専門的な知識と技術を学びませんか?
※発達障害児〈専門〉支援士資格認定講座は、「発達障害児支援士資格認定講座を受講中の方」または「発達障害児支援士の資格を取得済の方」のみお申込みいただけます。初めて発達障害児支援士を目指す方は、「支援士+専門支援士」のセット受講をご検討ください。
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このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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