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発達の気になる子に寄り添うには?発達障害の「知識」だけでいいの?

  公開日:2022/09/07

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは、四谷学院の生田です。

発達障害のあるお子さんには、特性があります。
障害特性ともいわれます。
ほかの子ども達との「違い」にうまく対応できないと、子どもが不安や不満を感じたり、クラスになじめなかったりして、その結果、クラス運営に支障をきたしてしまうこともあるかもしれません。

そこで、公的な研修として、発達障害に関する知識を学ぶ場が設けられています。
ほかにも、民間資格やオンラインセミナー、書籍などを活用して、気になる子どもに寄り添い、適切な保育・教育を行うために、発達障害について学んでいる方がたくさんいらっしゃいます。

しかし、発達支援について一通りの勉強を終えた方から、次のようなコメントをいただくことがあります。

「学んだことを本当に現場で活かせるかわからないから不安です」
「現場でこんなにうまくいくわけないと思うから、教材に満足できません」

このように思われる方は、もしかしたら、現場でとても苦労をされているのかもしれませんね。あるいは、講座や書籍で学んだことが知っていることばかりだったのかもしれません。

そこで今回は、知識があっても実践できない理由と、その解決法をご紹介します。

「知識ばかりが増えて、頭でっかちになっていないか心配」
「指導に活かせなくて自信をなくしている」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ本記事を参考になさってくださいね。

知識があってもできない理由は?

振り返ってみてほしいのですが、
「知ってる、でもできなかった、うまくいくわけない」
このような考え方のクセができていませんか?

実はこれは、大学受験を目指す受験生と同じところがあります。

四谷学院は大学受験予備校でもありますから、ずっと昔から「学ぶこと」について考えてきました。

「正しいやり方で勉強している、でも成績が伸びなかった、だから、これ以上やってもうまくいくわけない!」

このような声を聞く機会も多いです。
四谷学院では生徒一人ひとりに受験コンサルタントがつきますから、こうした悩みに対して真摯に向き合い、これまでにたくさんの生徒を合格まで導いてきました。

実際、頑張っているのに成果が出ない場合、よくある原因として、3つのパターンが考えられます。

正しい勉強の仕方を実践していなかった

え、正しいやり方で勉強してたんじゃないの?
と思われるかもしれません。

ポイントは、生徒本人は「正しい方法で勉強している」と思っている、というところです。
嘘をついているわけではないんですよね。実際、本人に話を聞いてみると、予習・復習のやり方は正しく理解できている場合がほとんどです。

しかし、
「じゃあ、実際に昨日は何の予習をした?何分かかった?」
と聞いてみると、答えられないことが多いんです。
そして、そのことを指摘すると、みんな自分で驚いて

「おかしい、20分でできるはずなのになぜか1時間もかかってた」
「謎の1時間の空白がある、自分はこの時間なにをしてた?」

と、ここでようやく客観的に自分の勉強法を振り返ろうとします。

このように、現状を正しく認識できていないと、実践できている「つもり」になってしまいかねません。そのため、「知っている」と「できている」の間の溝を埋めるためにも、定期的な振り返りが必要であると言えるでしょう。

成績が伸びる前にやめてしまった

勉強は、取り組んですぐに成果が出るのが理想です。

しかし実際は、学習の成果は右肩上がりではなく、階段状に上がっていきますから、当然「伸びる前」にやめてしまってはその成果を実感できません。

挫折した生徒の話を聞くと、あと1ヵ月続けたら伸びたのに……という例が多くあります。とてももったいないですよね。

「今、この瞬間」の結果にとらわれず、先の見通しをもっておく、というのはモチベーションを維持するためにも大切なことです。一見、停滞しているように見えても、自分で思うよりずっと進歩していることもありますよ。

自分に厳しく、目標が高い

ストイックに、真面目に勉強を頑張る人って、かっこいいですよね。
でも、目標と今の自分にギャップがあればあるほど「失敗」が続きやすくなってしまいます。そうすると、心が折れてしまうこともあるでしょう。

そこで、目標をあえて下げて、1つずつ課題をクリアにすることが重要になります。スモールステップで無理なく学習することで、自ずと「できること」は増えていくからです。この繰り返しが自信となって、やがて成果に繋がっていくことでしょう。
(このシステムを作りあげたのが、予備校における「55段階個別指導」です。)

成果を出すにはどうすればいい?

ここまで、3つの「頑張っているのに成果が出ない理由」をご紹介しました。
このことは、大学受験にとどまらず「学ぼうとする方」すべてに当てはまることだと言えます。

話を戻すと、
「知ってる、でもできなかった、うまくいくわけない!」
と思ってしまう支援者の方へ伝えたいことは、

①本当に「知って」いるか見直してみること
②いつもよりあとちょっとだけ長く、トライを続けること
③小さな自分の成果をほめること

この3点です。

本当に効果のある支援法?

四谷学院の「発達障害児支援士」の資格認定講座では、武蔵野東学園で活躍されている先生方が現場で実践された「本当に効果のある支援法」を紹介しています。
単なるハウツーではなく、どういう考え方・姿勢でこの支援を行うのか?まで学ぶことができるので、現場でも適切かつ柔軟な指導ができるようになることが期待されます。

もしも、「正しい知識も適切な指導法もすでに知ってる」と思えるのであれば、それは素晴らしいことです。同時に、“今”がここまでの支援を見直すチャンスでもあり、自信をもってこれからも進んでいくターニングポイントでもあると言えるでしょう。

あとは、いつもよりもうちょっとだけ粘ってみる、もうちょっとだけ子どもの反応を待ってみる、そのようなことが必要なだけかもしれません。
本講座を通して、その「あと少し」の部分に気づいていただけるとうれしく思います。

発達障害児支援士資格認定講座についての詳細は、HPをご覧ください。

 

四谷学院では「子どもの発達障害」について子ども 保護者 支援者 それぞれの視点から多角的にサポートします。
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