発達障害児に運動が大切なワケは?運動発達を学ぶ意義

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一人で着替えをするのに時間がかかる
食べこぼしが多い
モノにぶつかったり、転んだりしやすい
ボール遊びが苦手で友達と一緒に遊べない

このようなお子さんの様子を見て

「不器用な子だけれど、大きくなれば変わるだろう」
「逆上がりができないけれど、繰り返し練習すればできるようになるはずだ」

と思ったことはありませんか?

あるいは、縄跳びや逆上がりができないというだけなら、日常生活に支障はないだろう、と思っていませんか?

……実は、そうではないかもしれません。

今回の記事では、子どもの「運動発達」や、その支援の重要性についてお話していきます。少しでも心当たりのある方は、ぜひこのまま読み進めてみてくださいね。

動画はこちらをどうぞ!👇

なぜ「運動」が大切なの?

幼少期のお子さんにとって、運動は非常に重要な役割を果たすと言われています。それには「発達の順番」が関係しているのをご存知ですか?

こちらの「発達ピラミッド」とよばれるイラストを見てください。

通常、発達は下から上へと進みます。

そして、一番下の土台となるものには「触覚」「視覚」「聴覚」といった五感に加え、自分の身体の傾きやスピード、回転を感じる「前庭覚」、力加減や自分のからだの位置を把握する「固有覚」など、いわゆる「からだづくり」にあたるものが該当します。

もしも土台がぐらぐらしていると・・・

上の方までグラグラして、スムーズな発達が難しくなってしまうことが分かりますよね。

実物のピラミッドと同じように崩れにくいピラミッドをつくるには、まずは土台を丁寧に、しっかりと築く必要があります。

つまり、身辺自立をはじめとるする生活スキルやコミュニケーション能力など、ピラミッドの上位にあるものを身につける上では、この土台となる「からだづくり」に幼少期から取り組む必要があるということです。

運動発達を学ぶ意義

発達障害のあるお子さんの中には、この「からだづくり」が十分にできておらず、日常生活への困りごとを抱えていることがあります。

こうした困りごとを解消し、発達の土台を固めていくためには、運動発達の視点からアプローチをしていく必要があります。

たとえば、はさみを使うのが苦手な子どもが目の前にいたとしましょう。

はさみは手先で使うものなので、からだ全体から見ると、「末端で行う運動」です。子どもの運動発達は、からだ全体を使って行う運動から、ひじから下、手首から先、そして指先だけ、というような順に発達していくと言われています。

ですから、その子がからだ全体を使う動きを苦手としている場合、単純に「はさみの練習をたくさんしようね」とアプローチしてもなかなかうまくはいきません。それどころか、余計に苦手意識を強めてしまうことになりかねないでしょう。

そのため、たとえば外遊びや体育の時間に、その子が積極的にからだを動かせるようにアプローチをすることが効果的な場合があります。一見、「はさみの使い方」とは関係ないように見えるかもしれませんが、子どもの運動発達を正しく理解していると、こうしたアプローチの重要性が分かりますよね。

運動発達について学ぶことは、子どもの全体像を捉えられるようになることに繋がります。

つまり、その場しのぎではない、その子の未来に繋がる指導ができるようになるということです。

プロじゃなくても教えられる?

支援者の方の中には

「私自身、運動が苦手だから教えられる自信がない」
「遊具や用具を購入する予算がない」
「体育の先生じゃないから教え方が分からない」

という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし私たちは、そういう方にこそ「運動発達」や「運動支援」について学んでいただきたいと思っています。

もちろん、運動にかかわるプロの指導者のもとでトレーニングを受けられるのが理想ではありますが、その場合も毎日のように指導を受けられるわけではありませんよね。また、子どもの抱える「運動のつまずき」は、鉄棒や縄跳びといった、いわゆる体育で習うものばかりではなく、日常生活でもよくみられる身体の動きだったりします。

つまり、特別な道具がなくても、特定の場所に行かなくても、普段の生活の中でも十分にいろいろなアプローチができるということです。

毎日の生活の中でほんのちょっとずつ運動的なアプローチを取り入れる

こうした継続的な働きかけが子どもの成長に与える影響はとても大きいと言えるでしょう。

発達障害児専門支援士とは?

四谷学院の発達障害児専門支援士は、発達障害児支援士の上位資格にあたります。

この講座では、特に悩みの多い「ことば」と心身の発達の土台となる「運動」に関する発達をより専門的に学んでいくことができます。

また、講座の中では、園や学校、ご家庭でできる運動遊びも数多くご紹介しているので、学んだそばから支援の現場に役立てられるようになるだけでなく、ご家庭との連携も取りやすくなることが期待できますよ。

プロの体育教師でなくても
特別な遊具がなくても
私たちの関わり方で子どもは変わります。

子どもの「できる!」を増やすために
そして「たのしい!」を感じてもらうために

ぜひ、この講座であなたの支援力を高めてくださいね。

講座の詳細について、詳しくはHPをご覧ください。

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