こんにちは、四谷学院55レッスンの生田です。
発達障害のあるお子さんの保護者の方から
「毎晩、子どもに付き添うのが大変」
「いつまでこんな状態が続くんだろうと思う」
といった”睡眠のお悩み”をいただくことがあります。
なかなか寝つけないお子さんに毎晩付き添われる労力は大変なものですよね。
そこで、今回記事では「寝かしつけの3つのコツ」をお伝えしています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
スムーズに寝れない理由
まずは、入眠がスムーズにいかないことの理由を知るところから始めましょう。
発達障害のあるお子さんの中には、音や光に対する過敏を持っていたり、体の力の抜き方が分からなかったりする子もいますから、睡眠時だけでなく、普段の生活もよく観察して、就寝環境を見直すことが大切です。
真っ暗 or 豆電球?
・部屋の静けさは?
無音 or BGM(オルゴールなど)?
・寝具は合っている?
枕の高さや布団の重さ、マットの固さなど
どうやって寝かしつける?
就寝環境を見直してみたものの、どうやってもうまくいかない……ということもあるかもしれませんね。ここからは、試してみる価値アリ!の「寝かしつけのコツ」についてご紹介します。
なお、日常生活に支障をきたすような場合は、一度かかりつけ医など専門家に相談してみることをお勧めします。
入眠儀式をつくる
1つ目のコツは「寝る前の決まりごとを作る」というもの。
「歯を磨いたら布団に入って絵本を読む」という風に、寝る前のルーティンを作ることで、自然と睡眠のスイッチが入りやすくなります。
いわゆる「入眠儀式」ですね。
この入眠儀式、大人でも無意識のうちに定着している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
寝る前に白湯を飲んだり、読書をしてみたり、ストレッチをしたり……
お子さんも同じで、「入眠儀式」があることで、心地の良い睡眠に繋げやすくなります。
マッサージをする
ぐっすりと眠りにつくには、体の力を抜いてリラックスする必要があります。そこで、子どもの足裏をやさしくマッサージしてみるのもおススメです。
血行を良くするなどが目的ではありませんから、力を入れる必要はありません。足の裏はくすぐったがるようならば、ふくらはぎや背中や頭などをやさしくなでたり、さすったりするのもよいでしょう。身体の力が抜けて、眠りの準備が整いやすくなりますよ。
身体を揺らす
電車やバスに乗っていると、気づいたら眠ってしまっていた……なんてことはありませんか?
その理由の1つは、電車の「揺れ」と言われています。あの「ガタンゴトン」という一定のリズムが眠りを誘うんですよね。
そこで、お子さんを寝かしつけるときも、肩をトントンとしたり、さすってあげたりして、一定のリズムを身体に入れてみてください。
次第に、心地のいい眠りに誘われるかと思います。
上手く眠りにつけるようになるために
以上、3つの「寝かしつけの方法」をご紹介しました。
繰り返しになりますが、お子さんによって眠れない理由は様々です。その原因を探りながら、お子さんが上手く眠りにつける方法が見つかるといいですね。
四谷学院では、ご家庭でできる療育をサポートします。
一人ひとりに専任の担任がつくので、「親子で睡眠不足が続いている」「お昼寝をしない」といった日常生活での困りごともご相談いただけます。
詳しくはホームページをご覧くださいね。
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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