【入園準備】入園グッズ以外にも!保護者が子どものためにできる心のケア

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こんにちは、四谷学院の発田です。

2月の末から3月は、入園準備で大忙しという保護者の方も多いかと思います。
お子さんもウキウキしたり、あるいはちょっとナーバスになってしまったり……
今回は、入園前の時期にぜひやっておきたい心のケアについてお話します。

親の不安は子どもに伝わる

入園前の説明会、たくさんのプリント、提出しなければいけない書類、そして入園グッズの手作りや名前の書き入れなどなど……
入園前に保護者の方がやるべきことは山のようにありますよね。

忙しい時間を縫って行う入園準備ですから、「まだある」「急がなきゃ」「なんでこんなこと!?」と、焦ったりイライラしたりすることもあると思います。

「こんなグッズもかわいいな!私も子どもに作ってあげよう」
そんな風に張り切っていたものの、実際にやってみると

予想以上にキツかった

という声も聞かれます。

そうした時は、深呼吸して、準備を楽しむ……とまではいかなくても、保護者自身が自分の頑張りをほめられるくらいの余裕をもてるようになってほしいと思います。

「できること」の把握

まずはじめに入園前までにしておきたいこと。
それは、お子さんが「できること」と「できないこと」を把握しておくということです。

1つ、注意しておきたいこととしては
「できないことをできるようにしておく」のとは違う
ということです。

入園したら、お子さんは今までにはないたくさんの刺激を受けて、どんどん新しいことを吸収してくるようになるでしょう。今できないことでも、そのうちできるようになることもありますし、意外なところでつまずくこともあるかもしれません。だから、今のうちに「できること」と「できないこと」を把握しておくことには大きな意味があるんです。

例えば、あいさつができるか、名前を呼ばれたら元気に返事ができるか、といったソーシャルスキルに関するものや、食事、排泄、着替えなどの身辺自立については、事前に確認しておくと安心でしょう。

個人差があるのは当たり前

お子さんによって当然のことながら個人差がありますから、もちろん、できないことがあっても大丈夫です。
発達障害のあるお子さんであれば、その特性ゆえにできないこと、苦手なこともあるはずです。大切なのは、保護者がお子さんの成長過程をしっかり捉えておくことです。もし何かできないままで入園することになっても、そのことを担任の先生に伝えれば、フォローしてくださるかもしれません。

また、園によっては、「これはできるようにしておいてください」といった要望がある場合もありますので、不安であればどこまでサポートしてもらえるかも含めて、事前に園の担当の先生とお話しておくのもいいかと思います。

生活リズムを整えよう

寝不足のまま登園したり、便秘が続いていたり・・・体調が万全でないと、新しい環境になじみにくくなってしまいますよね。
発達障害のお子さんには睡眠に何らかの問題があるケースが多いとされています。

https://yotsuyagakuin-ryoiku.com/blogs/sleeprhythm/

そのため、まずはお子さんの生活リズムを整えるということを意識できるとよいでしょう。
早寝早起きの習慣をつけておくと、朝の日課がスムーズになることが期待できます。
眠気が来ないようならば、昼間のうちにたくさん運動をするのも1つの方法です。

入園前には気持ちが焦ってしまい、お子さんに厳しくなってしまうこともあるかもしれませんね。
あまりにも強く叱ってしまったり、できるようになるまで繰り返したりすると、お子さんがどんどん自信をなくしてしまいます。
そして、幼稚園や保育園に行くことに不安や抵抗を感じてしまう……という事態になりかねません。
入園前に一番大切なのは、普段の生活の中でお子さんに自信をつけさせ、入園が楽しみになるよう精神的に安定させてあげるということです。
どうしてもできていないところに目がいきがちになりますが、お子さんのちいさながんばりを認めて、しっかりほめてあげることも忘れないでいたいですね。
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