こんにちは。療育55段階プログラム55レッスンの生田です。
発達障害のあるお子様が療育を受けられる施設は、以前と比べるとだいぶ充実してきました。
その一方で、たくさんの種類があって、「それぞれにどういう違いがある?」「どれが子どもに合うのかわからない」といった声も聞かれます。
そこで今回の記事では、療育や発達支援を行う施設についてご紹介します。
ぜひ参考になさってくださいね。
通所支援?入所支援?
公的機関である療育センターでは、障害児通所支援や障害児入所支援を行っています。
・入所:施設に入って療育を受けること
1回あたりの時間は1~4時間程度。実際の通所頻度は月数回の場合が多いため、ほかの療育サービスと併用される方も多いようです。
通所支援の例 | 児童発達支援事業所・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援・医療型児童発達支援 |
入所支援の例 | 福祉型障害児入所施設・医療型障害児入所施設 |
児童発達支援事業・放課後等デイサービスとは
未就学児が利用できるのが児童発達支援事業、就学児が利用できるのが放課後等デイサービスです。
運動療育に特化したプログラムが受けられるなど、事業所によって様々な特徴があり、お子様の課題や特性に合わせて事業所を選べます。事業所の数は年々増えているものの、人気の事業所には空きがなく、通いたくてもすぐに通えない、といったケースも少なくありません。
実際の通所頻度は月4~8回程度で、1回あたりの時間は40~180分程度と幅があります。
民間療育・家庭療育の違い
民間療育とは、民間企業や法人などが運営している療育機関です。公的な療育サービスと比べると、保護者支援や個別支援など、内容が充実しているところが多くあります。利用料のほかに、入会金や施設利用料、教材費などがかかる場合もあるので注意が必要です。
一方で、家庭療育は、ご家庭で・保護者の方が、直接お子様に療育を施します。
家庭療育の魅力は、お子様が最も安心できる生活環境の中で、最も身近な保護者と一緒に継続して行えるという点です。また、1日あたりの学習時間も状況に応じて柔軟に調整できるので、保育園や幼稚園、小学校などとも両立しやすいでしょう。
ただし、お子様と適切に関わるためには保護者の方が療育の知識を身につける必要がありますから、そのための時間や労力を負担に感じる人もいらっしゃるかもしれません。
療育は誰のためのもの?
ここまで、療育を受けられる施設や方法についてお伝えしてきました。
療育にもいろいろなタイプがありますが、一番大切なことは、お子様や保護者の方に合った療育を受けられることです。見学に行ったり、資料を取り寄せたりして、よく検討できるといいしょう。
なかには「療育を受けることに抵抗がある……」という方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが、療育はお子様のためだけのものではありません。
療育を受けることは、保護者やご家族にとってもプラスになります。親子ともに心身の安定を得られることが、お子様の健やかな成長にも繋がっていくと言えるでしょう。
四谷学院「55レッスン」とは?
55レッスンは、発達が気になる子のために作られた家庭療育の通信講座です。
“わかる”までのステップが細分化されているので、成功体験を積み重ねやすく、親子ともに「できた!」という手ごたえを感じながら取り組むことができます。
また、保護者の方のための「指導書」がついているので、「教え方がわからない」と困ることはありません。さらに、学習面や生活面に関するお困りごとは専任の担任にご相談いただけるため、「通信講座」といってもプロの先生と一緒に進められるのが魅力です。
通所支援と組み合わせてご受講される方も多くいらっしゃいますよ。
ご興味のある方は、ぜひ一度ホームページをご覧ください。
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
コメント