民間療育ってどんなとこ?言葉と発達相談室「ほっとほっと」を取材しました!その1

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こんにちは、四谷学院の生田です。

発達障害のあるお子さんにとって早期療育にも一役買っている民間療育施設
教室によってプログラムが異なり特色があるので、お子さんに合った教室を選ぶこともできます。

今回は、民間療育教室の一例として、2021年5月西荻窪に新規オープンした言葉と発達相談室 ほっとほっとをご紹介します。

言葉と発達相談室「ほっとほっと」とは?

言葉と発達相談室「ほっとほっと」とは、言葉やコミュニケーション、認知・学習の発達に関しての相談を伺い、お子様の発達に合わせた指導を行っています。

1歳から15歳までのこのようなお子様が対象です。

  • 発音がはっきりしない
  • 言葉の発達や認知・学習がゆっくり
  • 吃音がある
  • 言葉を増やしていきたい
  • コミュニケーションが一方的になってしまう
  • 感情のコントロールがうまくいかない など


代表の計野(はかりの)ちあき先生は、言語聴覚士でもあり、これまで東京都をはじめ区や市において指導や研修を行ってきた経験豊かな先生です。
教室は東京都杉並区にありますが、オンライン授業も実施されていて全国から生徒さんが利用されています。

プログラム内容

四谷学院
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ことばと発達相談「ほっとほっと」のお教室では、どんなプログラムを行っているんでしょうか?
お子さん一人ひとりの発達状況や課題によってオーダーメイドのプログラムを作っています。たとえば、カードなどを使ったテーブルゲームを通してコミュニケーションの中でことばやソーシャルスキルを育てられるようなプログラムになっていますね。
四谷学院
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テーブルゲーム…!実際に、どんなものを使われていますか?
たとえば、これは色んな不思議な生き物が描かれたカードなんですけど、順番にめくっていって初めて出てきた生き物に名前をつけてカードを重ねていくんです。前に出た生き物が出た時は、その生き物の名前を早く言えた人がカードの束をもらえて、たくさんカードをゲットできた人が勝ちというゲームです。
四谷学院
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あっこれ大人の間でも最近、流行っていますよね!
そうなんです、大人も子どもも楽しめます。このゲームをやっていると面白いのが、その子のものの捉え方とか語彙力とかがわかるんですよね。
この四角い生き物は、「お布団!」ってつけてた子がいましたね。
これは、マットの上にこのキャンディを広げて…サイコロを3つ振ります。はい、赤、黄緑、青ですね。この3色が全部入ったキャンディを探すというゲームです。
四谷学院
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えーっと…全然見つからないですね(汗)あっ見つけました!
他にもこんなゲームとか・・・
四谷学院
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どれも面白そう!さっきのゲームもですが、注意力のトレーニングにもなりそうですね。
カード以外だと、こんなものを使って手先の操作性トレーニングを兼ねたゲームもやったりしています。
四谷学院
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これは何でしょうか?
100均で売っているピルケースです!これを使って7色全部早く開けた方が勝ち、と競争ゲームをするんです。
今まで勝負に興味がなかった子がこれをやり始めてから、勝ち負けを意識するようになって。なので、負けちゃった時にこうやってカードを使って「悔しい」という言葉を教えたり。
四谷学院
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自分の感情にラベリングできるようになると、感情のコントロールもしやすくなりますね。
ことばの教室と聞くと言語訓練というかかしこまったイメージがありますが、お子さんの「楽しい!」を一番にしていることが伝わってきました。
よかったです、もちろん言葉や発達を促すことが教室に通う一番の目的かもしれませんが、子ども達や保護者にとっての居場所としての役割も担っていると思っています。

次回は、実際に教室に通われている方の様子やオンライン授業、訪問支援などについてお伝えします。

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