子どもの療育と仕事は両立できない?共働き家庭の発達支援【家庭療育の課題】

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こんにちは、四谷学院の生田です。
今日は、55レッスンの受講相談で聞かれるご相談内容についてご紹介します。

「親が共働きだと、療育は厳しい?」
「家庭療育は、仕事をしながらだとできない?」

そんな疑問についてお答えしていきます。

療育と仕事の両立

55レッスンの受講を迷っている保護者の方から、こんな相談を受けることがあります。

「子どもに療育を受けさせようと思います。仕事を辞めるべきですか?」

もしかしたら現在同じ悩みをお持ちの方、あるいは過去に悩んだ経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

確かに家庭で療育を行うとなると、

・家事、育児に追加して、さらに療育。保護者の負担が大きくなるのではないか?
・療育はある程度専門性も必要だから、保護者も勉強しなきゃいけない、キャパオーバーになりそう。
・専門家じゃないのだから、思うような効果が出ないのではないのか?
・せっかくがんばっても、子どもが喜んでくれなかったらどうしようか?

色々皆さん、心配なことも多いと思います。不安もいっぱいあるでしょう。
それでも

・子どものことをよくわかっているのは、結局親だ。
・リラックスしている家で療育を行うことで、よい影響が出るのではないか?
・子どものために学ぶのに悪いことなんてない。
・子どもと過ごす時間がきっと有意義なものになるだろう。
・子どものためにやれることは全部やってあげたい。

こうした気持ちがあるから、両立できるか不安だけど、それでもやってみたい!というお気持ちを抱くのではないでしょうか?

私もたくさんのご相談、お悩みを聞かせていただき、一人ひとりにアドバイスをさせていただいていますが、
この答えに唯一の正解はないと思っています。

なぜなら、そこに置かれた状況、お子様の様子など、誰一人として同じことはなく、一人ひとり答えは違う、違っていいと思うからです。

3つのケースをご紹介します。

1.お仕事を辞めて心に余裕ができたケース

お仕事を一時的にでも手離した結果、時間にも気持ちにもゆとりができ、お子様との時間がこれまでよりも有意義なものになる方がいらっしゃいました。

あれもこれもと欲張ってしまって、保護者の方のキャパシティを超えてしまっていたんです。
せっかくの家庭療育も、保護者が常に時間に追われてイライラ・・・
そういう気持ちはお子様にも伝わってしまいますよね。

結果、お仕事をいったんお休みしたことで、お子様のための時間ができました。
心にも余裕が持てたので、保護者の描いていた理想に近い家庭療育が実現できるようになったんです。

2.お仕事を辞めて後悔したケース

仕事を辞めたら、それまで仕事で得られていたやりがいや充実感を感じられなくなってしまったという方がいらっしゃいました。

これまでお仕事でとても頑張ってきて、やりがいも大きかったのに、それがなくなってしまった。
せっかく家庭療育が十分に行える時間が確保できたのに、「なんでできないんだろう」「なんでうちばかり…」と目の前にいるお子様のマイナスの側面ばかりが目に入るようになってしまったんです。

あれもしなきゃ、この課題もまだある・・・と、家庭療育で頭の中がいっぱいになってしまい、たしかに療育に集中するために仕事を辞めたのだけれど、結局これまでよりも苦しくなってしまいました。
こんなことであれば、仕事を辞めずに、両立できるように頑張ればよかったと後悔するケースもあります。

家庭療育の現実

四谷学院の55レッスンを受講される保護者様は熱心な方ばかりですが、全員が仕事を辞めているというわけではありません。仕事を続けている方もたくさんいらっしゃいます。
少しお声をご紹介します。

女性1
女性1
「仕事中は家のことをを忘れて集中できるので、仕事をすることがいいストレス解消になるんです」
支援士
支援士
仕事でありがとうと言ってもらえると、家でも子どもに優しくしようと思えます

一つ言えるのは、
「発達障害のある子を育てる上で、ある程度の自己犠牲は仕方ない」
そんな風に思う必要はまったくないということです。

特に、家庭療育を行う場合、「母親である自分が頑張らなきゃいけないんだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、家庭で行う療育だからこそ、保護者様がストレスフリーでいられることが何より大切なのです。

家庭療育と仕事の両立―まとめ―

実際、家庭療育が続いている人、うまくいっている人に共通して言えるのは、
保護者様自身がいきいきとしている
ということです。

仕事をしないことでいきいきとするのか、仕事をすることでいきいきとするのか、これを選択するのは保護者様ご自身の価値観です。

そして、自己犠牲ではなく、保護者様自身がなりたい自分になる「自己実現」をすることこそ大切なのだと思います。

家庭療育では、「何から教えればいいかわからない」、「これで合っているのか不安」など、保護者様が孤独を感じてしまいやすいのが現状です。
四谷学院の55レッスンでは、お子さん一人ひとりに担任の先生がつきます。
保護者様と担任の二人三脚でお子さんの発達を支援していくので、「これでよかったんだ」、「関わり方を変えたらできるようになった!」と、保護者様が安心感や自信を持ちながら家庭療育に取り組んでいくことができます。
55レッスンについて詳しくはホームページをご覧ください。無料で資料もお届けします。

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