保育士や幼稚園、小学校の先生、お子さんの支援施設でお勤めの職員の方、お子様向けの習い事の先生・コーチや医療機関にお勤めの方など、
発達障害についてきちんと学んで仕事に生かしていきたいとと考えていらしゃる方が増えてきています。
さらに、子育て中の方は自分の育児はもちろん、将来は地域の子育てに役立てたいと考えていら者る方も!
発達障害児支援士を目指す方は、どんな職業の方なのか?
どんなことを実現したくて資格取得を目指すのか?
この記事では、発達障害児支援士になる方のお仕事や、どんな人が向いているかについて解説していきます。
目次
子どもに関わるお仕事
保育園・幼稚園・こども園
毎日を子どもたちと一緒に過ごす、保育士さんや幼稚園の先生など、気になる子供たちへの対応に迷っている方が多くいらっしゃいます。
加配の先生たちは特に、発達が気になる子供たちの直接の支援を行うこともあり、より専門的に学びたい、子ども達の笑顔を増やしたい、という気持ちの方が多いようです。
さらに園長先生をはじめ、責任のある役割をお持ちの先生方が積極的に学ぶことで、園の先生方へ指導や研修に役立てています。
0さん(保育士)
保育所で保育士兼特別支援コーディネーターをしています。認定証を受け取った今、支援のいる子に対し、又クラス全体に対し、今までよりも少し自信を持って担任の先生へアドバイスや相談に乗れるのではないかと感じています。そのくらい、自分の中で困っている子やクラス全体の環境、流れをどのように工夫していけばよいか、見方・考え方の幅が広がったと実感しています。
Tさん(加配保育士)
(合格して)素直にうれしいです。試験後、「あのケースは、もっとこう答えた方が良かったかな?」と試験問題を何度も見直している自分がいました。認定証をいただいたその日に勤務先の園長に伝えました。私は加配をしているので、これからは自分に自信をもって堂々と仕事をしていきたいです。
Yさん(保育士)
還暦を迎えての受講、そして認定証をいただき、本当にうれしいです。“合格です!”この一行は、感無量です。同時に今回の学びを今後に生かしていかなければならない、という責任の重さも感じています。
受講生の生の声はこちらでもたくさんご紹介しています。
発達障害児支援士資格認定講座 受講生の声
放課後等デイサービス・児童発達支援事業所・児童発達支援センター
放デイの職員の方の受講がたくさんいらっしゃいます。
正式な職員の方はもちろん、アルバイトやパートでお勤めの場合にも、責任の大きいお仕事ですから、基本的な知識を学びたいという気持ちを持ち、学んでいらっしゃいます。
ベテランの方から、新人の方、あるいはこれから支援の仕事を始める方など、幅広い層で受講いただいています。
研修コースの受講も多く、施設全体で子どもたちをサポートするために役立てていただいています。
0さん(児童発達支援事業所)
1つ1つの内容がとても分かりやすく、事例もあり、より学びを深めることができました!
療育の現場にあてはめながら学んでいたので、自分の中におとしこめて、集中していました^^あっというまに1コのテーマがおわってしまう程です。わかりやすくて、本当に学びやすかったです!!
Nさん(放課後等デイサービス)
講座では、事例が載っていて具体的な対応がよくわかり、もし事例にない場合も、自分なりに考える自信がつきました。
受講生の生の声はこちらでもたくさんご紹介しています。
発達障害児支援士資格認定講座 受講生の声
学校の先生や補助員・学童クラブ
発達障害児児支援士資格認定講座は、幼児から学童期、特に小学校中学年程度の子ども達の指導・支援を想定して学びます。
小学校の先生や補助員の方の受講も多く見られます。
特に小学校の先生は、「通常級で気になる子がいる」「特別支援学級の担当になって不安がある」など、すぐに使える知識や技術が欲しいというお気持ちの方が多いようです。
実際に講座を受講していただき、正しい知識の理解を土台とした指導者としての心構えの重要性を実感してくださっているようです。
また、学童クラブは個々の方針に幅がありますが、実際に通っている子供たちに合わせて、柔軟な対応が必要となってきます。
集団の中でスムーズに生活を送ることができるように、必要な知識と技術をこの通信講座で学ぶことができます。
Hさん(中学校支援員)
発達障害のついての知識がついたことは良かったです。受講前は、どうしてかな‥?何でかな…?と仕事中に思うことがあったのですが、受講し始めると、色々な特性や事例を学ぶにつれて、“あの時はこういう気持ちだったのかな?”、“こんなことが不安だったのかも?!”と少しずつですが感じられるようになり、一人一人にあった対応ができるようになってきたように思います。
Kさん(小学校教員)
特別支援学級(自閉症・情緒)を担任しているので、学級での子どもたちの支援や、交流学級での支援に生かしていきたいと思っています。
また、特別支援教育コーディネーターをしているので、学校全体の個別支援の必要な子どもたちや、担任をしている先生たちの支援にも生かしていけたらと思っています。
Kさん(学校生活支援員)
この度、資格を得ることができたことによって自信につながったので、今までよりも自分的に良い経験ができるし、これまでより多くの経験をすることで、常に知識や知恵が得られるのかなと思うと、”大変なこと”と構えるというより先にわくわくしています。なので、学んだ基本的なことを基盤として、これからの経験に活かしていきたいです。
受講生の生の声はこちらでもたくさんご紹介しています。
発達障害児支援士資格認定講座 受講生の声
医療・カウンセリング・看護師・クリニック受付
医療やカウンセリングに関わる方にも多く受講していただいています。
病院・クリニックによっても対応は様々なので、患者さんに合わせて適切な対応ができるかどうか、というのは、医師だけでなく周りのスタッフにとっても課題となっています。
ほんの少し接し方を変えただけなのに、保護者がほっとした表情をしてくれた、お子様がが少し落ち着いたといった体験談もいただきます。
また、病院やクリニックにお勤めで、実際に診療したりはしないけれど、受付で声をかけたり保護者とちょっとお話をする、あるいは待合室でちょっと困った様子があった時に、他の患者さんにどんなふうに声をかけるか・・など。
お子様や家族を周囲で支える方の力は、本当に大切なものです。
こうした心遣いがあるので病院に通いやすかったり、他の患者さんが理解を示してくれたりします。
Hさん(看護師)
自分の理解していることが、間違っていないのだなと安心しました。学んだことは、発達障害児のことを理解する最初の一歩だと思いますが、子ども達のためにできることを精一杯やっていきたいと思います。
Sさん(看護師)
今は休職中ですが、以前勤務していた小児科のクリニックでは、発達に悩みを抱える保護者の方や、発達障害の患児に関わる機会がありました。
今後はより専門的な知識をもとに、より心に寄り添った看護ができると思っています。また息子との関わりでの困りごとにも、幅広い視野でとらえることができるようになったと思います。
Nさん(小児科スタッフ)
ボランティアを含め、必要である時や求められる時があれば発揮したい、と考えます。
忘れないよう、引続き意識していきたいと思っています。
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発達障害児支援士資格認定講座 受講生の声
理学療法士や心理カウンセラー、福祉サービス従事者
専門家の方からも、さらに学びを深めたい、他の視点から理解を深めたいと受講をしていただいています。
理学療法士や心理カウンセラーなど、すでに第一線で活躍されている方が、発達支援について学ぶことでさらに活躍の場を広げていくことが期待できます。
発達支援や子育て支援のスキルアップのために活用いただいています。
Sさん(作業療法士)
子どもさん達に対し、一呼吸おいてから対応できるようになりました。又、長期的な目標を立てることができるようになりました。
Zさん(福祉関係職員)
変化はありました。具体的には、絶えず支援をする際に「どのようにすれば、本人が辛い思いをすることなく、今の目標を達成できるのか」と念頭に置くようになりました。
(主任児童委員)
私は、主任児童員をしています。0才~18才の子どもとその家庭に対して相談、支援を行っています。地域の大人として、子どもたちの見守りはもとより、ママたちの悩みを聞いたりすることもあります。私の担当地区では、転勤族の家庭も多く、ママたちが孤立したり一人で悩んだりすることのないようアプローチしています。その活動全般に、この知識が役立つと信じています。
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発達障害児支援士資格認定講座 受講生の声
幼児教室の講師、インストラクター
普段から子どもと接する機会が多い方のご受講も多くあります。
発達支援などと、肩ひじ張らず、子どもたちに寄り添った支援を行うための学びの一つです。
いわゆる「グレーゾーン」のお子様も多くいらっしゃいますから、発達障害の診断の有無にかかわらず、適切な支援ができることは活動にプラスになるでしょう。
Mさん(幼児教室の先生)
前は、ただの我がままのように感じていたことが、その子の弱さ、できなさの拙い表現で、できないことも感情的にいやがっているだけではなく、視覚的、手の動きなど、様々な理由があると思いを巡らせられるようになりました。
Mさん(言葉の教室指導員)
「できないことをできるようにするのが指導」と考えていました。こうやったらできると見本を見せたり、100%援助したりはしていましたが、受講後は、できない理由を色々な面から考えて、別のアプローチをするようになりました。「できるようにする」のではなく、環境を工夫することや、その子の感覚、運動機能など全般的な成長を促すことで「できるのを待つ」という考え方に変わりました。
Sさん(子育て支援講師)
発達障害に関係する勉強のスタートラインに立てたという気持ちです。講座を受けている時に、この分野の範囲の広さに気付き、支援士と言えるようになるには、もっと知識や経験が必要と感じました。
受講生の生の声はこちらでもたくさんご紹介しています。
発達障害児支援士資格認定講座 受講生の声
保護者・学生
実は・・保護者の方の受講もかなりあります。「子どものために何かしてあげたい!」という気持ちの表れだと思います。
そうしたニーズにこたえて、保護者を対象とした「発達障害児ライフスキルトレーナー資格認定講座」もあります。こちらは「ライフスキル」に注目して、家庭でできるトレーニングを学ぶ講座です。すでに多くのご家族がライフスキルトレーナーを目指して学習されています。
これから現場に出て発達支援に関わりたいと考えていらっしゃる学生の方や、転職を検討されている方は、「発達障害児支援士」を目指すのがよいでしょう。
個別指導はもちろん集団指導や保護者支援、チームでの支援についても学ぶことができます。
Yさん(保護者)
せっかくですので、息子以外の子どもたちとも関わりたいため、放課後デイや児童発達支援事業所で働きたいと思っています。
Kさん
今、発達障害児支援士資格と同時に保育士講座を受講していて、定年後の再就職として放課後等デイサービスを考えています。現在は畑違いの仕事をしていますが、私には重度心身障害者の息子がおります。現在は療育型病院でお世話になっていますが、息子の病院に直接関わる事はできなくても、別の形でお役に立てることはないか?と考え受講しましたので、放課後等デイサービス、保育園等で活して行きたいと思います。
Iさん(学生)
今月から発達障害児支援施設で非常勤職員として働くことが決まりました。講座で学んだことを生かして、子どもたちのペースでスモールステップでその子に応じた課題をクリアしていく支援を行っていきたいと思います。
きっとあなたのお仕事や生活に、この「学び」が役立つことでしょう。
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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