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来年1年生!年長さんの先取り学習はした方が良い?【保護者からのご相談】

  公開日:2021/09/16

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、四谷学院55段階療育プログラム「55レッスン」の生田です。

秋頃になると、もう「来年の春」のお話が聞こえてきます。
特に小学1年生になる年は、発達障害のあるお子さんにとって、大きな変化の年となります。
そのために、家庭ではどんな準備をしておくべきか?というご相談も多くなってきます。

今回は、
「入学する前に平仮名・カタカナの読み書きは最低でもできた方がいいのか?」
という疑問について、考えていきたいと思います。

ひらがなの習得

まずは、小学校での実際について。
下駄箱でも机でも、自分の「名前」が書いてあるところを使うように指示されます。そのため、最低限「ひらがなで書かれている自分の名前が読める」ということは練習しておくと安心です。
できれば、ひらがなの読み書きはある程度できた方がいいでしょう。自分の名前を書けるようにするといった目標があると、取り組みやすいでしょう。ひらがな五十音をすべて書けるようにするといった無理な目標設定はしないようにしましょう。

誤った書き順で覚えてしまうと後から直しにくいので、正しい筆順で教えることもポイントです。

カタカナの習得

「ひらがなは長い時間かかってやっと習得したのに、カタカナはびっくりするほどスムーズに習得できた」と驚く声もよく聞かれます。
これは、ひらがなの練習に比べて、カタカナは直線的で形も単純なものが多いこと、そしてひらがなと似ている形のものもあるため、覚えやすく書きやすいためと考えられます。
「ひらがなや数字の練習」がカタカナを書く下地になっていると言えるでしょう。
このように考えると、先に「ひらがな」の読み書きの練習に力を注いだ方がいいと言えます。

なお、カタカナについては、夏休み後に学習する小学校がほとんどです。ですから、それほど焦らなくても構わないでしょう。55レッスンでも、夏休み中に練習して一気に覚えたというケースが多くみられます。

練習の内容

お子さんの興味が向いているものは、一番取り入れやすい学習題材となります。
もしも電車が好きならば「この新幹線は『のぞみ』だね。」「こっちは『はやぶさ』だよ。」と教えてあげるといいでしょう。
勉強にまだ興味が持てないようであれば、カードや本を使ったり歌や動画を利用したりと、「勉強色」が強く感じられない方法で取り入れていくとよいでしょう。
「勉強の時間」をわざわざ設けて練習させることは難しい時には、「『○○』と書いてあるね。」とひらがなを見かけたら一緒に読み上げる、絵本の「文字」に注目させて一緒に読むなど、お子さんの無理のない程度で働きかけるところか始めるとよいでしょう。

ひらがなの習得の基礎

より基本的なスキルとして「正しい姿勢で書く」「お手本を見て書く」など書く姿勢、そして「書き順を守る」「とめ、はね、はらいを理解する」などの書く力
これらを高めるということも、ひらがなの習得には含まれています。

正しい姿勢・正しい鉛筆の持ち方


えんぴつを正しく持つことや正しい姿勢で書くことができると、字の習得もスムーズにいくことが期待できます。鉛筆の持ち方を一度覚えてしまうと、なかなか後から修正ができません。最初から、正しい持ち方で書くことを教えていきましょう。
補助具や軸が三角形になっていて書きやすい鉛筆などもありますので、上手に活用しましょう。

1課題=1ハードルの原則


あれこれと注意したくなることもあるかと思いますが、「1つの課題には1つのハードル」が原則です。
「姿勢よく」「お手本をよく見て」「正しい筆順で」「枠に収める」というのは、ハードルが多すぎて子どもにとって難しくなりすぎることがあります。
もしも「姿勢よく書く」というのが今の課題なのであれば、もしも書き順が間違っていたとしても、まずは「姿勢よく書けた」ということをほめてあげましょう。そのうえで、書き順の指導をしていきます。

年長さんの先取り学習~まとめ~

小学校入学というのは、1つの節目となります。とはいえ、お子様の発達段階によっては、ちょうどの節目になるとは限りません。カレンダー上の節目と、実際のお子さんの成長の節目は、ズレることも珍しくありません。
子どもの成長は一人ひとり異なりますので、スモールステップでひらがなの習得ができるよう、適切なアプローチで支えていきたいものですね。

参考

小学校入学前に始めて本当によかった!家庭療育「55レッスン」保護者インタビュー

小学校入学前に家庭でやっておきたい4つのこと

 

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