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文部科学省主催 共生社会を実現するための「超福祉の学校」って?

  公開日:2019/08/19

※この記事は約6分で読めます。

こんにちは、55レッスンの生田です。
あなたは、「超福祉の学校」を知っていますか?

「初めて聞いた!」
「なんかかっこいい響きだけど、何なの?」
という方が多いかもしれませんね。

意識のイノベーション“超福祉”

「超福祉」とは、NPO法人ピープルデザイン研究所が生み出した言葉です。

一人ひとりの心の中に存在する、障害者をはじめとしたマイノリティや福祉に対する「負い目」にも似た「意識のバリア」。
“超福祉”の視点では、従来の福祉のイメージ、「ゼロ以下のマイナスである『かわいそうな人たち』をゼロに引き上げようと
する」のではなく、全員がゼロ以上の地点にいて、混ざり合っていることを当たり前と考えます。
ハンディキャップがある人=障害者が、健常者よりも「カッコイイ」「カワイイ」「ヤバイ」と憧れられるような未来を目指し、
「意識のバリア」を「憧れ」へ転換させる心のバリアフリー、意識のイノベーションを“超福祉”と定義します。

NPO法人ピープルデザイン研究所

たとえば、発達障害のあるお子さんを持つ保護者の方々から
「うちの子は、褒められるところがない」
「どこを褒めたらいいのかわからない」
というお悩みをいただくことがあります。

こうしたお悩みは、「これはできないと、この子が困ることになる…」「早くできるようにさせないと!」と定型発達のお子さん以上に期待や理想が高くなることから生まれるものと思います。
もちろんそれは、我が子への愛情ゆえのことで、何も悪いことではありません。

ただ、無意識のうちに凸凹の凹を埋めることばかりに一生懸命になってしまうと、お子さんも保護者様自身も苦しく、生きづらくなってしまいます。
今、“マイナス”だと思っていることは、実は“ゼロ”なのかもしれない、と考えてみるのはいかがでしょうか?

2本のものさし

ここに2本のものさしがあります。
どちらも長さは30cmです。
上のものさしは、皆さん馴染みのある、0~30cmを測れるものさしです。
一方、下のものさしは、一番左の目盛りが-15cmです。右端は15cmまでしかありません。

全体の長さは同じでも、プラスの部分の長さで見ると、測れる範囲が15cmも違います。

さあ、あなたはどちらのものさしを選びますか?
ぜひ、あなた自身、そしてお子さんが幸せになれるものさしを手に取っていただけたらと思います。

「超福祉の学校2019~障害の有無をこえて共に学び、つくる共生社会フォーラム~」の内容

超福祉の学校は、障害のある人もない人も共に生きる「共生社会」の実現へ向けて行われる文部科学省主催のイベントです。
NPO法人ピープルデザイン研究所との共催企画で、多様性の街渋谷で2日間にわたり開催されます。

今年のテーマは、3本立てになっています。

「学び×ダイバーシティ」
「働く×ダイバーシティ」
「次世代×ダイバーシティ」

□ 開催日時
2019年9月7日(土) 11:00~18:00  
     8日(日) 10:00~18:30

□ プログラム

【1日目 9月7日(土)】
1日目のテーマ「学び×ダイバーシテイ」

1. 【未来言語×超福祉】100年先のコミュニケーションを考える体験型ワークショップ(11:00~12:00)
  
2. 「凸凹であることを尊重し、凸凹を楽しむ」シンポジウムセッション
  第一部 ― 学校で共に学ぶ仕掛け ―(12:30~14:00)
  第二部 ― 暮らしの中で仲間と出会う ―(14:30~16:00)

3. みんなで学び、つくる共生社会ワークショップ(16:30~18:00)

【2日目9月8日(日)】
2日目のテーマ①「次世代×ダイバーシティ」

4. No one will be left behind ― 誰一人取り残さない社会に向けた次世代による取り組み(10:00~13:00)

2日目のテーマ②「働く×ダイバーシティ」

5. わくわくする仕事づくり。就労体験プロジェクト(13:00~15:00)

6. Ontenna ~音をからだで感じる体験型ワークショップ~(15:30~16:30)

7. 障害のある人とともにはたらく(17:00~18:30)

凸凹であることを尊重し、凸凹を楽しむ

様々なテーマが取り上げられていて、どの回も魅力的です。
そんな中でも、1日目に行われる「凸凹であることを尊重し、凸凹を楽しむ」のシンポジウムセッションに、55レッスンは注目しています。

障害のあるお子さんの自立や社会参加に向けて、生涯にわたり学び続けるために、学校教育段階での多様性が生む共生の学び、個性に合わせた学びのスタイルを見つけていく実践などについて考えます。

・コーディネーター:
 田中裕一(文部科学省 特別支援教育調査官)

・登壇者:
 第一部
 山中ともえ(東京都調布市立飛田給小学校長)
岡田克己(神奈川県横浜市立仏向小学校教諭)

第二部
 綿貫愛子(東京都自閉症協会役員/NPO法人リトルプロフェッサーズ副代表)
 河高素子(発達障害当事者・大学生/DO-IT japanプログラム2013年スカラー)
 須藤シンジ(NPO法人ピープルデザイン研究所代表)

第一部、第二部、それぞれ支援に携わる方や当事者の方が登壇される予定で、様々な視点からの発見・学びが得られるでしょう。

イベントの内容を動画でチェック!

文部科学省では、昨年度のイベント開催時の様子をムービーで公開しています。
「面白そうだけど、どんな感じか想像がつかないな」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
今年はプログラムが異なりますが、雰囲気は確認できると思います。

▼2018度実施「超福祉の学校 ~障害をこえてともに学び、つくる共生社会フォーラム~」
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/1409878.htm

9月の7~8日、まだ予定がないという方は、渋谷に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?今年度のフォーラムの開催案内・参加申し込みは、ホームページからどうぞ

超福祉の学校2019  
↑こちらをクリック

 

 

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