こんにちは、四谷学院の生田です。
2018年から毎年開催されてきたフォーラムイベント「超福祉の学校」が今年も開催されます。
イベントは完全オンラインでの実施なので、リアルタイムや来場での参加が難しいという人でも気軽に参加することができます。
目次
超福祉の学校とは
「超福祉の学校」は、障害の有無にかかわらず、共に学び生きる共生社会の実現を目指して、2018年から文部科学省主催、NPO法人ピープルデザイン研究所共催で開催されてきたイベントです。
例年、「超福祉展」の開催期間中の土日の2日間で、障害のある方、支援者、教育関係者といった様々な立場の人たちがシンポジウムやトークセッションを通して、それぞれの思いを発表し、共に学び合える場として提供されてきました。
超福祉の学校@SHIBUYA
2021年からは、“after超福祉展”の企画の一つとして、NPO法人ピープルデザイン研究所主催、文部科学省・渋谷区共催の新たなイベント「超福祉の学校@SHIBUYA」として開催されます。
今年の「超福祉の学校@SHIBUYA」では、2日間にわたり計10本のシンポジウムが開催されます。
シンポジウムは、YouTube Live配信で行われるので、いつでもどこでも自由に視聴することができます。
開催概要
開催日時
2021年9月18日(土)~19日(日)
※予備日:20日(月・祝)
会場
渋谷ヒカリエ8F「8/COURT」よりオンライン配信
参加費
無料
視聴方法
「超福祉の学校」ホームページから視聴
お問い合わせ
超福祉の学校@SHIBUYA 運営事務局
メール:school@peopledesign.or.jp
※シンポジウムは、事前申込み不要
※9月19日(日)13:00からの「障害者からの問いかけ」ワークショップは事前申込みが必要となり、ライブ配信はありません。後日ダイジェストムービーが視聴できます。
※全てのシンポジウムはアーカイブ配信されます。
※全てのシンポジウムには「FUJITSU Software LiveTalk」により字幕がつきます。
超福祉の学校@SHIBUYA プログラム
1日目 9月18日(土)11:00~20:30
①障害× 家族 障害のある人の生涯学習を考える-知的障害のある家族と過ごして分かったこと-
○内容
「障害のある人の生涯学習」をテーマに、知的障害のあるきょうだいと共に過ごしてきたことで知った多くの気づきと、生涯学習の原点とも言える「家族」の話を交えながら、これからの社会について考えます。
○時間
11:00~12:30
○登壇者
松田 崇弥(株式会社ヘラルボニー代表取締役・CEO)
岸田 奈美(作家)
②障害× スタジアム スポーツの舞台で障害者が働く、インクルーシブスタジアムの実現
○内容
ピープルデザイン研究所が川崎市と共に拡大展開している、障害者が”晴れの舞台”で働くことを通じて学び、社会参画を目指す、「就労体験プロジェクト」。J リーグを通じて、各地に広がり始めたこの取組。このプロジェクトにより、障害当事者や支援者、クラブや企業などに生まれた学びとは。ゲストを招いてお話しします。
○時間
13:00~14:30
○登壇者
山田 征子 ( 川崎市健康福祉局障害者社会参加・就労支援課雇用就労推進担当)
徳田 航介(株式会社藤枝MYFC 代表取締役)
渡邊 雅弘(新潟市社会福祉協議会、社会福祉士/ 福祉教育推進員)
鈴木 順 ( NPO 法人ピープルデザイン研究所理事)
③障害× 働く シブヤらしい働き方「超短時間雇用」
○内容
法定雇用率にとらわれない新しい働き方「超短時間雇用(ショートタイムジョブ)」が渋谷区内でスタートしています。超短時間雇用は障がいのある人が最短1 日15 分から働くことのできる新しい雇用モデルです。渋谷区内で超短時間雇用を推進していくためのキーマンが集まり、それぞれの取組を紹介します。
○時間
15:00~16:30
○登壇者
松清 あゆみ(東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野特任助教)
齋藤 貢司 ( 渋谷区福祉部障がい者福祉課長)
原 真衣 ( 渋谷区障害者就労支援センターハートバレーしぶや統括長)
須藤 シンジ(NPO 法人ピープルデザイン研究所ファウンダー)
④障害× テクノロジー 支援学校等の児童生徒のテクノロジーを活用した社会参加
○内容
特別支援学校等におけるアプリを活用した授業の紹介や、障害のある児童生徒の外出に必要な環境など、今後テクノロジーを活用しながら積極的に外出し、社会参加していくために必要なことについてお話しします。
○時間
17:00~18:30
○登壇者
伊藤 史人 ( 島根大学総合理工学研究科助教)
吉藤 オリィ(株式会社オリィ研究所代表取締役所長)
加藤 さくら(こころのバリアフリークリエイター)、
田 友理子(一般社団法人WheeLog 代表理事)
⑤障害× 学び 渋谷&札幌発!インクルーシブな学びの “みらい” をつくろう!
○内容
東京都渋谷区で知的障害当事者を中心とした学びの場を展開する「GAYA」と、北海道札幌市で障害者の学びの” みらい”を開拓し続けている「みらいつくり大学校」の実践に学びます。障害の有無にかかわらず誰もが共に生きるための学びについて、考えを深めるセッションです。
○時間
19:00~20:30
○登壇者
青山 鉄兵(文教大学人間科学部准教授)
浦野 耕司(渋谷区・知的障害者幡ヶ谷教室GAYA 運営委員長)
松井 翔惟(札幌市・みらいつくり研究所学びのディレクター)
2日目 9月19日(日)11:00~20:30
⑥障害× 生活 「働くこと」と「余暇を楽しむこと」
○内容
毎日の暮らしの中で、自分らしく生きていくためには、やりがいのある仕事と余暇のバランスはとても大切です。一方で、障害のある人についてはそのテーマで発信される機会が少ないのが現状です。そこでダウン症の当事者を含む3 名のゲストにお話しを伺い、障がいのある人が自立し充実した毎日を送るヒントを探ります。
○時間
11:00~12:30
○登壇者
那部 智史(NPO 法人AlonAlon 理事長)
古市 理代(NPO 法人アクセプションズ理事長)
長谷部 真奈見(経済キャスター)
神子 彩 ( 就労継続支援B型利用中、俳優)
松山 愛 ( 社会福祉法人夢工房夢花保育園勤務)
⑦障害× 対話 障害者からの問いかけワークショップ
○内容
オンラインで行う新感覚ダイアログワークショップ。 いつもは問われる側の障害者から投げかけられる様々な問い。普段はなかなか考えることのない問いかけに、少人数で応答しあう対話を行います。
自分の心の声に耳を傾け、言葉にしていくことで、新たな気づきを持ち帰る場。 さぁ、あなたならどう答えますか?
○時間
13:00~14:45
○ファシリテーター
タキザワケイタ(一般社団法人PLAYERS リーダー)
○定員
30名(抽選)
○申込締切
9月14日(火)
※ こちらのワークショップは事前申込みが必要です。お申込方法等詳細は、「超福祉の学校」ホームページをご覧ください。
※ ライブ配信はございません。後日ダイジェスト版のアーカイブ映像を配信予定です。
⑧ 障害×ICT 特別支援教育におけるICT の活用~学びそして自立へ~
○内容
「魔法のプロジェクト」は、学ぶ上での困りを持つ子どもの学習や社会参加の機会をICT 機器の活用によって創出・公開している実践研究プロジェクトです。今回、実践研究に参加した先生と生徒が登壇し、教育の場でのICT を活用した学習と、自立後に学びがどのように役に立っているのかのリアルを対談でご紹介します。
○時間
15:00~16:30
○登壇者
佐藤 里美 (ソフトバンク株式会社「 魔法のプロジェクト」ディレクター)
菅野 和彦 (文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官)
児山 卓史 (神奈川県立平塚養護学校教諭)
佐々木 景都(湘南農業協同組合/神奈川県立平塚養護学校卒業生)
⑨障害×SHIBUYA 「ちがいをチカラに変える学び」を各々の視点で本音で語り合う90 分!
○内容
渋谷区のビジョンである「ちがいを ちからに 変える街」。でも、どうやって、ちがいをチカラに変えていったらいいのだろう?それぞれの立場で子どもの学びに深く関わっている登壇者たちが、各々ちがった視点で、コミュニティのあり方や、ちがいを知り、ちからにしていく具体的な学びの実践方法について、本音で語り合います。
○時間
17:00~18:30
○登壇者
松本 理寿輝 (まちの保育園・こども園代表)
蓑手 章吾 (HILLOCK初等部スクールディレクター)
たまお ひろこ(カウンセラー・コーチ)
須藤 シンジ (NPO 法人ピープルデザイン研究所ファウンダー)
⑩障害× レガシー 共生社会に向かう私たちの「レガシー」とは
○内容
障害者権利条約の批准、そして超福祉展のスタートから7年が経過しました。2021 年、日本社会はどのように変わることができたのか、あるいはできていないのか。さまざまなソーシャルアクションを展開されてきた登壇者が改めていま語り合います。
○時間
19:00~20:30
○登壇者
大日方 邦子(一般社団法人パラリンピック協会(PAJ) 会長)
栗栖 良依 (NPO法人スローレーベル理事長 )
古市 理代 (NPO 法人アクセプションズ理事長)
超福祉の学校 オンラインイベントも多数実施!
シンポジウムの他にも、各種オンラインイベントが実施されます。
詳細は、「超福祉の学校」ホームページで確認できます。
「超福祉の学校」ホームページ
http://peopledesign.or.jp/school/
おうち時間が増えた今、家族でイベントにオンライン参加してみてはいかがでしょうか?
▼この記事の参考
「超福祉の学校@SHIBUYA~障害の有無を飛び超えて、つながる学び舎~」開催 文部科学省
超福祉の学校
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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