発達障害児支援のための資格「発達障害児支援士」資格認定制度について

※この記事は約4分で読めます。

「発達障害児支援士資格認定制度」は、発達障害のある子どもや保護者を支援する上で必要な専門知識や実践的な対応方法について、体系的に学ぶための制度です。

発達障害児支援士資格制度について

増加傾向にある発達障害児

小学生における30名のうち2名(約6.5%)が発達障害児であるという調査報告があります(文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」2012年)。
この調査は、発達障害の実態を明らかにする目的で行われているもので、2002年に文部科学省で初めて行われました。以降、10年に1度実施されており、発達障害の問題を学校現場に浸透させるきっかけとなっています。
こうした社会的背景において、子どもだけでなくその保護者をはじめとする周囲の大人たちを対象に、発達障害のリテラシーを高めることの必要性が高まってきています。
四谷学院では、子どもに関わるすべての方に向けて、発達支援について学べる資格をご提供しています。

認定講座で学べること

特性を知る

自閉症、ADHD(注意欠如多動性障害)、LD(学習障害)などを含む、発達障害についての知識を身に付けることで、子どもの特性理解を深めていきます。

問題行動の原因を探る

問題行動には必ず原因があります。その原因を知ることで、問題行動が生じないようにするための事前対応について学びます。

親の気持ちに寄り添う

発達支援の専門家として「正しい知識」を土台とし、今目の前にいる子ども・保護者の気持ちに寄り添う支援を考えていきます。

支援の引き出しを増やす

国内外からその教育効果を高く評価されている武蔵野東学園の協力を得て、本当に効果のあった支援方法を紹介します。ハウツーにとどまらず、「なぜその支援が適切か」までを詳しく解説します。

資格認定の仕組み

学ぶ方のニーズや状況に合わせて、複数の資格を認定する制度です。
保育・教育に関わる方だけでなく、子どもや保護者と関わるすべての方に学んでいただくことができます。

初めて学ぶ方は「発達障害児支援士」から!

「発達障害児支援士」資格認定講座は現在、子どもと関わるお仕事をされている方だけでなく、これから専門家を目指したい方、学生の方、保護者の方など、「発達支援について学びたい」という方であれば、どなたでも受講可能です。
その後、より専門性を高めて「発達障害児専門支援士」を目指す場合は、「発達支援プレミアム会員制度」で事例研究を通して理解を深めていくことができます。

オンライン学習

パソコン・スマートフォン等で講義をご視聴いただくオンライン学習のスタイルです。スモールステップのカリキュラムなので、お忙しい方でも無理なく取り組むことができます。

認定試験はWeb受験

ご自宅にて、WEB受験となります。

試験の内容はレポート形式で出題されます。発達支援は「支援の考え方や具体的な対応法を言葉にできること」が重要であるため、試験問題が「選択式のマーク問題」だと、実際の理解度を推し量ることが難しくなるからです。
すでに発達支援の現場にいる方は、今一度自分の支援を見直す機会となりますし、これから現場に出る方は、自分の理想とする支援のイメージを形にする機会になるでしょう。
なお、制限時間はありません。

※不合格の場合、受講期間中であれば再受験可能(別途申込が必要です)。

どんな人が発達障害児支援士を目指す?

発達障害児支援士を受験されているのは、このような方々です。
現在、職に就いていらっしゃる方だけでなく、将来、就職・再就職を目指す方、すでにリタイヤされた方もいらっしゃいます。

こんな方が受講しています
・医療従事者(医師・看護師・クリニック受付等)
・心理職(公認心理師・臨床心理士・カウンセラー等)
・福祉職
・幼稚園教諭
・保育士
・学校の先生(小学校教員・中学校教員)
・小学校の支援員
・リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
・児童発達支援管理責任者
・相談支援専門員
・子育て支援員
・保護者
・児童向け学習塾講師
・児童向け習い事講師
・子ども、家庭向けのボランティア従事者

認定講座の受講方法

「発達障害児支援士®」は、日本発達障害支援協議会の認定資格です。
日本発達障害支援協議会ホームページ

STEP1
講義動画を自宅(スマホ・PC)で視聴する
(週末45分×5ヵ月) ※受講ぺースはご自身で調整できます

STEP2
発達障害児支援士 認定試験(自宅受験)
レポート課題・ケーススタディ課題の提出 ※受講生専用ページにて

STEP3
発達障害児支援士資格 取得
「発達障害児支援士」資格認定の証として、認定証と認定バッジをお渡しいたします。

認定証

コメント