こんにちは、55レッスンの生田です。
きびしい寒さも落ち着き、春の訪れを実感できる季節になってきました。
新年度に向けてワクワク心を躍らせている子もいれば、不安や緊張でいっぱいの子もいるかもしれません。
親としても、新年度へ向けてドキドキソワソワする時期ですよね。
春休みは親子で一緒に過ごす時間が長いため、お子さんの成長を間近に感じることができる絶好のチャンスです。
同時に、自宅で過ごす時間が増えると、やることがなくてとりあえずテレビを見る、ゲームを延々とやる…など、悩みのタネが増えることもあるでしょう。
特に、今年はコロナ禍でおうち時間が長くなります。
今回は、新年度に向けた準備を進めながらも、親子で穏やかに、楽しく春休みを過ごすためのヒントをご紹介します。
お手伝い学校などでは、係活動や当番活動があります。
家庭でも子どもの役割をつくって、お手伝いとして任せていきましょう。
料理は、達成感や成功体験を味わいやすいお手伝いの1つです。
また、計量を通して量感覚などを養うこともできたりと、体験から学ぶ機会づくりにもなります。
完成したあとに「おいしい!」という感動が待っているのもいいですよね。
そして、家族の笑顔は「自分も家族の一員なんだ」という所属意識を高めてくれます。
作ってみたい料理をリストにして、春休みのうちにいくつクリアできるかチャレンジしてみるのもいいでしょう。一品作ってみる、盛り付けをしてもらう、配膳を手伝ってもらう…など、お子さんの発達段階に合わせて任せる内容を調整しましょう。
「めんどくさい……」と思ってしまいがちな家事だからこそ、促し方には工夫が必要です。
たとえば、「どちらが早く片づけられるか」と親子で競争してみたり、好きな音楽をかけながら掃除をしたり。
春休みの間に“自分の部屋をきれいにすること”の習慣化ができれば、学校でも身の回りの整理整頓を進んでできるようになることが期待できます。
遊び子どもが自由に好きなことを楽しめる時間も、心や体の発達において大切です。
やるべきこととお楽しみの活動をバランスよく取り入れて、生活にメリハリをつけられるようにしましょう。
「ゲームをやらせてもいいの?」と思われるかもしれませんが、ゲーム=悪ではありません。
あらかじめルールを決めておき、上手に楽しめるようにしましょう。1日のうちに時間を決めて、ゲームのあとにはおやつの時間や食事の時間……といった具合にほかの予定を入れておけば、自然と次の行動に移ることができ、メリハリをつけやすくなります。
「おしまい」は、タイマーなどを使うと意識しやすくなります。
たまには大人も一緒にゲームに参加して、子どもと同じように、もしくはそれ以上に思いっきり楽しんでみせるのもいいでしょう。大人が上手な気持ちの切り替え方のお手本を見せることで、子どもも真似してみようと思えるかもしれません。
運動や体操する子どもにとって“心地いい”と感じるペースで、適度に体を動かす機会を作ってあげましょう。
この時期、外での運動は難しいこともありますが、お友達と公園で遊んだり、家族でサイクリングをしたり、親子でジョギングやお散歩をしたり。
1つの「遊び」にこだわらず、外でも家でもいろいろな「遊び」を見つけて、興味のあることをどんどん増やしていきましょう。
ふだんのあらゆる行動を”遊び”に
遊びは自由気ままに楽しくできるものです。そして、遊びはゲームやアニメだけではありません。
家事や勉強のように、一見「大変そう」「苦しそう」に思えるものでも、工夫次第ではいくらでも楽しく取り組むことができます。
「どうしたら遊びのように楽しくできるのか」を考える習慣を身につけることが、毎日を充実して過ごすためのコツかもしれませんね。
学校によっては、宿題が出されているかもしれませんね。
宿題がなくても家庭学習の時間を作るとよいでしょう。子どもの苦手なことばかりでなく、得意なことにもチャレンジする機会にしましょう。
学校から宿題が出ている場合は、春休みが始まる前に、お子さんと一緒に無理のないスケジュールを立てておきましょう。
集中力が続かない場合は、こまめに休憩を挟んでもいいですし、その日の宿題を達成できたら「ごほうび」をあげてもいいでしょう。
お子さんに合わせた「うまくいくパターン」を見つけることが、継続へのカギとなります。
家庭学習前の学年の復習や、次の学年の予習、あるいは本を読んだり気になることを調べたり…「学び」の時間として家庭学習を行うとよいでしょう。
日記を書いたりお手紙を書いたり、毎日体操してそれを記録する、なんていうのも家庭学習の一環と言えます。
子どもが一人でぼーっと過ごしてしまわないように、「やるべきこと」「やってほしいこと」を伝えて、メリハリのある時間を過ごせるようにします。
春休みの過ごし方:まとめ春休みの過ごし方のヒントをご紹介してきました。
せっかくの春休み、新年度までの間に「できること」を1つでも増やしておきたいですよね。
春休みを有意義に過ごしたい、そんな方にオススメなのが自宅で取り組める「通信教育」です。
四谷学院の家庭療育講座「55レッスン」は、教材だけではなく、サポートもついているので、学校や園の先生とのやりとりがなくなる春休みでも、安心して家庭学習に取り組むことができます。
お子さん一人ひとりに合った段階からスタートできます。
スモールステップで成功体験を得ながら、親子で楽しく学習を継続できます。
あなたもこの春から55レッスンをスタート!
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
コメント