前の記事 » 
次の記事 » 

字が汚くて読めない!家庭でできる書字指導は?

  公開日:2018/04/02
最終更新日:2018/04/25

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、四谷学院の生田です。

ゆっくり、ていねいに書くというのは、発達障害のお子様にとってはとてもハードルが高い場合があります。

この記事では、「ゆっくりていねいに書く」ことについて、55レッスン(療育55段階プログラム講座)の指導員の先生のアドバイスをご紹介します。
お子様には一人ひとり特性がありますから、お子さんに合っていると思われるものから試してみてくださいね。

漢字練習など、少しお兄さん、お姉さん世代の「ていねいに書くための指導」は、こちらの記事がオススメです。

漢字練習がていねいに書けない!必要な指導のポイントは?

字の一部に注目させる

複雑な形の文字は、書くポイントをお子様に教えてあげるといいでしょう。

たとえば・・・
「む」は、くるんと回るコイル線の中に「丸」、中心部分に「四角」が描けるくらいの空欄があるか見ていきます。

「ここに、丸ができるといいね」
「ここに、四角が描けるといいね」
できるだけ具体的にイメージできるように教えたり、取り出し練習をしたりしていきましょう。

言葉を具体的にする

私たちは、つい「ていねいに書く」という言葉を、当たり前に使ってしまいます。
しかし、「ていねいに」という言葉自体の意味がわかりにくい、というお子様もいらっしゃいます。

「ていねいに」とはどういうことでしょうか?
たとえば・・・
「上にはねるよ」
「最後は、とめよう」
「ここは、とめずにはらうよ」
「しっかり角をつくる」など、お子様の分かる言葉で教えてあげるといいでしょう。

説明は擬音を使ってイメージしやすく

「ここは、ピンッってはねるよ」
「はい、とめる、トン!」
「はらって、すー」
「かっくん!」など音を使って表すのもお勧めです。

ゆっくり書かせる

「ていねい」という中には、「ゆっくり書く」という意味もあるかと思います。
お子様に手添えしながら、運筆の速度を確認するのも有効です。
「ていねいな(=ゆっくりした)書き方」を体感させるサポートがいいかと思います。

お子様に少しでもゆっくり書こうという意識が見られた場合は、
「そうだね!ゆっくりだから、字が濃くなったね!いいね!」
とすかさず褒めてくださいね。

大きく書かせる

大きな文字を書くと、腕全体を動かす必要があるため、必然的に書くスピードが落ちます。大きく書かれた字を、お子様の指でなぞらせて形を覚えさせる、ということも一つの手です。

大人が書道やペン字の練習をするときと同じですが、小さく書くとごまかしてしまいがちです。
ごまかしがきかない、あるいはごまかしているとすぐにばれてしまうくらいの文字の大きさで練習をするのはベストです。
具体的には、3センチ角よりも大きなマス目だとよいでしょう。

姿勢を保つ筋力を鍛える

実は、「ゆっくりとした動作」には、姿勢を保つための筋力が必要です。
腹筋をするとき、あるいはスクワットをするとき、早く行うよりもゆっくり行う方が負荷が多くなりますよね。それを同じなんですよ。

もしかすると、お子様の「持つ力」「手の力」が弱いことが、字をていねいに書けない理由になっているかもしれません。
もしそうであれば、握力を鍛えたり手先を使ったりする活動を取り入れるとよいでしょう。
書く時は握りやすい三角えんぴつを使ったり、えんぴつに補助具をつけるなどの援助をしてあげるといいかと思います。

えんぴつを正しく持っているかも見てあげてくださいね。

正しい姿勢で字を書こう!鉛筆持ちの指導法

全身の姿勢もチェック!

もしかすると、姿勢や持ち方が崩れていることが、字をていねいに書けない原因かもしれません。
姿勢良く座れているかも確認しましょう。
足が床に届かない場合には、踏み台を下に置くとバランスもとりやすくなります。
また、机の高さに合わせてクッションを敷くのもよいでしょう。
椅子からお尻が滑ってしまう場合は滑り止めマットをクッションの下に敷くと効果的です。
姿勢保持の前提として、粗大運動を行うことで全身の筋肉を鍛えて体幹を整えていきましょう。

座り方指導の4つのポイント

小学校中学年以上のお子様へ

四谷学院では、子ども向けのペン習字の通信講座を開講しています。

最大の特徴は「練習回数が少ないこと」。しかもDVD付きの教材です。
お手本をよく観察し、ていねいに正しく書くことを目標とします。

詳しくはホームページをご覧ください。
子ども漢字書き方通信講座

 

 

前の記事 » 
次の記事 » 

 

同じカテゴリの記事を見てみる  身体・運動  

 

感想をお寄せください

個別のお返事はいたしかねますが、いただいたコメントは全て拝見しております。今後の記事作成の参考にさせていただき、より一層あなたのお役に立つ情報発信を目指します!
療育講座へのお問い合わせはお電話(0120-428022)もしくはWEBフォームにて受け付けております。
コメント内容をメルマガやブログで掲載させていただくことがございます。掲載不可の場合はその旨をご記入ください。

このページの先頭へ