公益社団法人発達協会の月刊誌『発達教育』

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは。四谷学院の療育通信講座、ブログ担当のnecoです。

 

公益社団法人発達協会をご紹介したこちらのブログで、

「月刊誌を購読した」

と書きました。

 

その月刊誌が早くも手元に届きました!(^ ^)

発達教育


※写真があまりうまく撮れなくてすみません!m(_ _)m

年度途中からの購読になりますので、2017年4月号から2018年1月号まで、10冊をまとめてお届けいただきました。

B5サイズで、1冊44ページの冊子です。
冊子のノドのところ(ページの綴じ目)にファイリング用の2つ穴が開けられています。
学校や療育施設など、多くの方が閲覧する場でも、まとめて保管するのにピッタリですね。
ページ数が多すぎないので、育児や家事、お仕事でお忙しい方々にも読みやすいつくりではないでしょうか。

necoも早速拝読しているところです(^ ^)

 

内容を少しだけご紹介します

2017年4月号の巻頭特集はこちら。

文字を獲得するステップ
東京福祉大学社会福祉学部教授 立松英子先生

知的障害のある子どもの文字学習はどのように進めればよいか?というテーマで書かれた記事です。
文字を学習するためには、その前段階として

・文字を書く空間を捉え、位置や方向、大きさや形を知覚する認知の機能
・目と手を協応させて一定の形を表出する視覚―運動の機能
・実物から文字を表象する記号化の機能
・書きたい、伝えたいという気持ちを支える対人面の機能

などの育ちが必要とした上で、これらの発達を積極的に誘い出すためにどのような働きかけをすべきかが簡潔にまとめられています。

 

ブログ担当者の感想

実際の指導例を紹介しながら、定型的な発達の道筋と、発達障害・知的障害の子どもたちがそのうちのどこでつまずきやすいか、どう働きかければよいかを述べた、とても読みやすく参考になる記事です。
これほど充実した内容を、これほど短い文章に整理されているのはさすがだなと思います。
豊かな実践体験の中で本質を見極めてこられた先生の奥深いまなざしが感じられます。

necoは立松先生のご著作を何冊も拝読していますが、どのご著作も、指導の切り口は常に子ども自身の中にある、という固い信念に貫かれています。
今回の記事の中にも、このような一文がありました。

発達に顕著な不均衡さのある子どもが行う自発的な遊びを観察すると、弱い部分を自ら反復練習しているように思われることがあります。

(中略)

子どもの行動には全て意味があり、学習(発達)の方向に向かっていると気づかされる瞬間です。
どんな活動が必要かは子どもがおのずと表現しており、大人がそれを理解できないだけなのかもしれません。

「子どもに何を、どんなふうに教えるべきか、働きかけのヒントは全て子どもの中にある。」
「大人が教えたいことを教えるのではなく、子どもが今できていることを土台に活動を広げていく。」
このように子どもの様子に合わせて柔軟に支援を行うためには、導く大人の側に、その子の状況を見極めるための正確で温かな目、発達段階についての深い理解、次の発達を引き出すための方法論などが必要です。
necoも、一支援者として、ますます勉強し実践を深めなければと思いを新たにしております。

雑誌が手元に届いてから真っ先に読んだのがこの記事だったのですが、この記事を読んで、発達教育の年間購読料4,800円は実に安いなあと思っているところです。
他の記事も楽しみです!(^ ^)

 

55レッスンの学習プログラム

子どもの様子に合わせて柔軟に支援を行うのが理想とはいえ、一般家庭の保護者の多くは、立松先生のように熟練した療育者ではないのは当然のことです。
我が子の発達障害に初めて向き合う、どんなふうに働きかければよいのか全くわからない、という方も少なくないでしょう。

55レッスンは、そんな「療育に不慣れな方」であっても不安なく療育に取り組めるよう、また、お子さんが無理なく発達の階段を順番に上りながら知識やスキルを身に付けていけるように、学習プログラムを構築しています。
幼稚園や保育園、学校、放課後等デイサービスなど、団体で受講していただくことも可能です。
療育に迷うことがおありでしたら、ぜひ一度55レッスンの資料をご覧になってみてください。
55レッスンがあなたのお力になれれば幸いです。

四谷学院療育55段階プログラム 資料請求はこちらから

 

 
発達教育の記事を読み終わりましたら、また感想などシェアさせていただきますね!

それでは、また。

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