【夏休みの過ごし方】発達が気になる子どもの1日の過ごし方は?

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こんにちは、四谷学院の生田です。

夏休みが近づくと、子どもたちの生活リズムや療育の取り組み方に悩むご家庭も多いのではないでしょうか。園や学校が休みになることで、規則正しい生活が乱れがちになったり、遊びと勉強のバランスが難しくなったりしますよね。

でも、夏休みはお子さんの成長のチャンスでもあります。
家族みんなで楽しく、無理なく過ごしながら、「できること」を増やすために。

今回は、夏休みの過ごし方のポイントについてお伝えします。

これだけは続けたい!夏休みの過ごし方3選

ここからは、おススメの夏休みの過ごし方3選をご紹介します。

生活リズムの維持

夏休みはついつい夜更かしや朝寝坊になりがちですが、生活リズムが乱れると子どもの気持ちも不安定になりやすくなります。園や学校がない日も、できるだけ毎日同じ時間に起きて、同じ時間に就寝する習慣を続けましょう。

時には「あとちょっと寝たいのに」「まだゲームしたいのに」なんて気持ちになることもあるかもしれませんが、トータルで見た時に1日のルーティンが決まっていることは、お子さんの安心につながります。

運動や外遊びを取り入れる


暑い時期とはいえ、体を動かすことは脳の発達や情緒の安定にとても大切です。涼しい時間帯(朝や夕方)に公園で遊んだり、お散歩に出かけたりしましょう。たくさん身体を動かすことで、夜はぐっすり眠ることができるので、規則正しい生活習慣にもつながりやすくなりますよ。

何ができるようになりたい?


せっかく親子で過ごす時間の長い夏休みですから、お子さんの「できること」を増やせるようなアプローチも試みましょう。

たとえば
・パズルやブロックで手先のトレーニング
・絵本の読み聞かせで言葉の力を育てる
・料理や洗濯などのお手伝い
など、子どもの興味や発達段階に合わせて選べる活動がたくさんあります。

お子さんの苦手なことだけじゃなく、得意なことも伸ばせる時間をつくると、より前向きに取り組みやすくなります。

無理なく楽しく取り組むコツ

「やらされている」と感じると、何事も続きにくくなるものです。ここからは、お子さんの「やりたい気持ち」を尊重したアプローチの仕方についてご紹介します。

子どもの興味に合わせる

新しい活動をはじめる時は「どうすればより楽しめるか?」という子どもの視点で考えることが大切です。

・好きなキャラクターを使った教材を選ぶ
・絵本に出てきた料理を一緒につくる
・タイムアタック形式でお手伝いをさせる

など、どんな活動もアレンジ次第で楽しく取り組めます。
お子さんの笑顔をたくさん引き出せるような工夫ができるといいでしょう。

達成感を味わえる小さな目標設定


習慣にするには、大きな目標を立てるよりも、「今日はここまでできたね」「よくがんばったね」という小さな成功体験を積み重ねることが大切です。一日の終わりに「できたことシール」を貼ったり、家族で「がんばったね会」を開いて褒め合ったりすると、次への意欲にもつながりやすくなるでしょう。

「がんばった活動」のあとは、好きな遊び時間を設けるなど、ご褒美の時間をつくるのもおススメです。

具体的な夏休みの過ごし方例

ここで、実際の一日の例をご紹介します。あくまで一例なので、ご家庭のペースに合わせて調整してくださいね。

朝のルーティン

7:00 起床・朝ごはん
7:30 着替えや歯磨きなど身支度
8:00 お手伝いや簡単な家事(療育的効果あり)

朝はゆったり始めて、生活リズムを整えましょう。

午前:外遊びや体を動かす時間

9:00 公園や庭で遊ぶ(体を使った遊びや水遊びなど)
10:30 休憩・おやつタイム

身体を動かすことで、昼からの集中力アップにもつながります。

午後:ゆったり学びのタイム

13:00 簡単な通信講座や教材での学びの時間(20〜30分程度)
13:30 絵本の読み聞かせやリズム遊び

短時間でも毎日続けることがポイントです。

夕方:家族とのコミュニケーション時間

16:00 一緒におやつ作りやお手伝い
17:00 お散歩や家族で遊ぶ時間

家族の笑顔は子どもにとっても良い影響をもたらします!

おわりに

夏休みは、家族みんなで過ごす大切な時間です。無理なく、子どもが楽しいと思える環境を整えてあげることで、療育の効果もぐっと高まります。
忙しい毎日の中でも、小さな工夫を積み重ねて、笑顔あふれる夏休みを過ごしてくださいね。

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