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熱中症予防!発達障害児の上手な水分補給とは?5つのポイント

  公開日:2020/08/19

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、55レッスンの生田です。

この時期、自閉症などの発達障害のあるお子さんをお持ちの保護者様からよくいただくご相談の一つに、
「大人が言わないと水分補給ができず、熱中症にならないか心配」
「一気に飲んで、いつもお腹がタプタプになっちゃうんです」
といった水分補給に関するお悩みがあります。

今日は、どうしたら上手に水分補給をできるようになるかをご紹介します。

なぜ水分補給がうまくできないのか

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水分補給がうまくできない理由はいくつか考えられます。

  • ①喉が渇いていることに気が付かない
  • ②適切な量がわからない
  • ③水筒やコップが気に入らない
  • ④いつもと違うことをしたくない
  • ⑤水やお茶を飲めない

ほかにも理由は考えられますが、今回はこの5つについて取り上げます。

①喉が渇いていることに気が付かない

子どもは、喉の渇きや体温、尿意や便意など、身体の中で起きていることに気付きづらいものです。
こうした目に見えない体感は、発達障害のあるお子さんの場合、より持ちづらいため注意が必要です。

②適切な量がわからない

「水を飲みなさい」と言われても、どのくらいの量を飲めばいいかわかりません。
そのため、全部飲み干してしまったり、一口だけ口をつけて「よしっ飲んだぞ」と思ってしまったりします。

③水筒やコップが気に入らない

水筒やコップが子どもにとって扱いづらい場合があります。持ちやすさや飲み口の感触などがいまいちだと、水分補給に消極的になってしまいます。
普段は大人が補助して飲ませてあげている場合は気付きづらいポイントなので、注意しましょう。

④いつもと違うことをしたくない

障害特性ゆえに、いつも同じことをしていないと不安になってしまう、ということがあります。
普段、水分補給をあまりしていないところに、いきなり「水を飲みなさい」と促すことは、子どもの行動パターンを崩すことになるので、なかなか受け入れてもらえない場合があります。

⑤水やお茶を飲めない

偏食があったりして、水やお茶の味が受け入れられないことがあります。
また、水は大丈夫だけれど白湯はダメ、冷えているお茶なら大丈夫だけれど常温のお茶はダメといったケースもあります。

上手な水分補給のコツ

次に、それぞれどのような対応が有効か見ていきましょう。

①喉が渇いていることに気が付かない

休憩時間になったら飲む、というようにスケジュールに組み込み、水分補給をルーティン化していきます。
スケジュール表に記載したり、絵カードを提示したりして、視覚的にアプローチすると、意識がしやすいでしょう。
また、その際「暑いね、のどが渇いたね」と声をかけて、“暑さ”と“喉の渇き”を関連付けていきましょう。

②適切な量がわからない

一度に飲む量がわかるように、ペットボトルに目盛りを振って「この線まで飲もうね」と声をかける、コップ1杯飲むというルールにするなど飲む量を明確に示しましょう。

③水筒やコップが気に入らない

水分補給に消極的な場合、入れ物を変えてみるとできるようになることがあります。
子どもが言葉で訴えられないと気付きづらいですが、サイズが子どもの手に合っているか、飲み口の感触が嫌じゃないか、といった点に注意して入れ物を選びましょう。
子どもの好きなキャラクターの水筒にしたら飲んでくれるようになった、というケースもあります。

④いつもと違うことをしたくない

夏になると、急に「水分補給を!」と言われるようになりますが、いつもと違うことを受け入れにくいお子さんもいます。
年間を通して水分補給をする習慣を作っておけるといいでしょう。

季節や時期によって水分補給の頻度や量のパターンを変えて、習慣化していきましょう。

また、場所によってルールが違うと子どもは混乱してしまいます。園や学校、家庭で一貫した指導ができるようにしましょう。

⑤水やお茶を飲めない

偏食などの理由で、水やお茶が飲めない場合があります。
まずは水分がとれることが大事なので、ジュースやスポーツ飲料など子どもの飲めるもので水分補給をしていきましょう。

周りの大人や友達がおいしそうに水やお茶を飲むのを見ているうちに、「そっちも飲んでみようかな」という気持ちになるお子さんもいます。

発達障害児の上手な水分補給~まとめ~

以上が、水分補給のコツの紹介でした。
ちょっとした一工夫、取り入れてみたいものはありましたか?
お子さんのできるところから始めて、暑い夏も元気に乗り切りましょう!

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