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発達障害の子の手の感覚を育てる5つの遊び

  公開日:2017/10/08
最終更新日:2017/12/22

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは。四谷学院の療育通信講座、ブログ担当のnecoです。

発達障害の子によく見られる行動から、皮膚から受け取る感覚について考えます。

第1回の記事 ⇒ 発達障害の子の感覚の未熟さ
第2回の記事 ⇒ 今ご覧のこの記事です
第3回の記事 ⇒ 感覚に未熟さがある子への働きかけの注意点
第4回の記事 ⇒ 強い感覚を求める子への働きかけの注意点

 

今回は、発達障害の子供たちの手の感覚を楽しくはぐくむ遊びをご紹介します。

感覚を育てる遊び5選

感覚遊びには本当にさまざまなものがあり、ご家庭でも学校でも、大人の工夫次第でいくらでも発展させることができます
ここに挙げた5つはごく一例です。
これらをヒントに、お子さんの興味関心に合わせて、さまざまな遊びを楽しんでみていただければと思います。

乾物サラサラ

感覚が過敏なお子さんにも比較的受け入れてもらいやすいのが、サラサラと乾いた質感のものです。

○いろいろな形のマカロニやショートパスタ
○ 大豆や小豆などの豆
○ ドングリやクルミなどの木の実
○ ビーズやチェーンリングなどの玩具

このようなものをいろいろと用意しましょう。
形や大きさを変えて何種類も用意すると、さまざまな感覚を味わえるだけでなく、見た目にも楽しくなります。

平たいバットなどにこれらの乾物を入れ、手を入れたり指の間から乾物をサラサラと落としたりして、手触りを楽しみます。
金属やプラスチックなど、容器の質感を変えると、乾物が落ちる音の違いも楽しめます。

複数の種類を混ぜて触ると、感覚の違いを知ることができます。

深い容器に乾物を詰めて手を押し込むと、不思議な圧迫感を味わえます。
表面だけでなく奥にある筋肉も重さによって刺激することができます。

 

お湯・水タプタプ

大きめのビニール袋(お子さんの片手がすっぽり覆われるくらい)に適温のお湯または水を入れ、口を堅く縛ります。
それを手で持ってタプタプと揺すったり、机の上で手を覆って重さや温度を楽しんだり、袋に穴を開けてシャワーのように吹き出る水を楽しんだり、と、さまざまな遊び方ができます。
液体でしか味わえない不思議な手触りを楽しみましょう。
お湯を入れた袋と水を入れた袋を用意して、温度を味わい分ける活動もお勧めです。

袋の頼りない・つかみどころのない感覚や、濡れることを不安に感じるお子さんもいらっしゃいます。
台に置いた袋に上から触るところから始めたり、袋の外側をお子さんの目の前でよく拭いてあげたりして、お子さんが自分から袋に触れられるように働きかけましょう。


※乱暴に扱うと袋が破れることがあります。可能なら厚手の袋を使いましょう。

 

お団子つぶし

粘土で小さなお団子をたくさん作り、それを指先でつぶします。
お子さんの指の力に応じて、お団子の大きさを調整しましょう。
つぶす感覚を味わう他、手を固定して指先に力を込める練習にもなり、鉛筆や箸などを上手に使う力にもつながります。

粘土のベタベタした質感を嫌うお子さんは少なくありません。
油粘土や紙粘土よりも、小麦粉粘土やかんてん粘土など、手につきにくい粘土だと気が楽になることも多いようです。
最初は粘土のお団子全体をゆるくラップで包むのも良いでしょう。

 

フィンガーペイント

指を使って絵を描く遊びです。
色の美しさ、交じり合う不思議さを楽しめます。
フィンガーペイント専用の絵の具(手に色が残らずきれいに洗い落とせる)も市販されていますし、小麦粉や糊を使って自分で作ることもできます。

ヌルヌル・ベタベタした絵の具の質感は、乾物に比べると、はるかに強く不快を感じるお子さんが多いようです。
最初は絵筆、ペンキ用の刷毛、ハンコ、ローラーなどの道具を使って色を楽しむところから始めましょう。
道具を使っていても、ほぼ間違いなくそのうち手も汚れてきます(^ ^)。
遊びに夢中になっていると手の汚れに気付かない・気にならないことも。

お子さんが嫌がる場合は、すぐに手を洗ったり拭いたりできるように、水や手拭きを用意しておくと良いでしょう。

 

スライム遊び

感覚過敏のお子さんが最も嫌がることが多いのが、泥、泡、糊、スライムなどの、ベタベタした質感のものです。
スライム遊びはいわば最凶の遊びですが(^ ^;)、遊びを楽しむことができれば、感覚過敏の和らぎにつながります。
独特の動きや手触りはスライムでしか味わえないものです。
無理せず、練習が進んだお子さんからチャレンジしてみましょう。

市販のスライムにはさまざまな手触りのものがあります。
できるだけベタベタしない、ツルツルした触感のものを選ぶと良いでしょう。
自分で作ることもできますよ。

お子さんにとって楽しめそうな遊びがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
それでは、また。

 

 

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