たくさんの方にご受講をいただき、初年度だけで1000人を超える方々に学びを提供することができました。
この記事では、発達障害児の支援のための資格について解説します。
目次
発達障害の資格
発達障害児の支援に関わる方の中には、発達障害や発達支援について知識を身に付けたいを思われる方もいらっしゃるでしょう。
保育士さんや幼稚園の先生、放デイで働く方々など、お子様と関わるお仕事をされていらっしゃる方が発達障害について学ぶには、書籍や研修、セミナーへの参加など、色々な方法がありますが、その1つとして資格試験を活用する方法があります。
中でも今、注目されているのが 発達障害児支援士 という資格です。
発達障害児支援士資格の対象者は?
主な対象者としては以下の通りです。
「保育園・幼稚園・小学校の先生、児童発達支援事業・放課後デイサービスなどの福祉従事者など、発達障害児(2歳~小学校中学年程度)の指導・支援に関わる方」が挙げられています。四谷学院ホームページ
実務経験や年齢・学歴等に制限はなく、「学びたい」という気持ちがあればどなたでも可能です。基本から学ぶことができるので、教育現場で実際に指導をする方はもちろん、これから指導者を目指す方や、発達障害のあるお子様のご家族も受講できます。
「発達障害児ライフスキルトレーナー資格認定講座」
がおススメです
- 健診で「様子を見ましょう」と言われた
- 発達が気になるお子さん(グレーゾーンと呼ばれる場合を含む)に関する知識を深めたい
- 子育て全般に関する知識を深めたい
など
認定試験の合格率は?
認定試験の合否判定については、以下のように定められています。
レポート課題・ケーススタディ課題の両方において、発達障害児支援士としての資質が十分に備わっていると判断された場合に「可」と評価され、合格となります。
※評価が「不可」であった場合、受講期間中であれば再受験可能。四谷学院ホームページ
合格率は非公開ですが、誰でもすぐに合格できるような、かんたんな試験とは言えないでしょう。
とはいえ、受講サポート期間は1年間あるので、しっかり学ぶことができ、多くの方がお仕事と両立しながら資格を取得されています。
実際に受験された方の声
試験の形式は?
発達障害児支援士資格認定試験は、レポート課題・ケーススタディ式の記述試験となっています。
ケーススタディとは、日本語では「事例研究」と言います。
つまり、具体的な事例を使って、このような子どもの困りごとについて発達障害児支援士としてどんなことができるか?ということを考える課題です。なお、制限時間はありません。
講座を通じて学んだ知識や事例が自分のものになっているか?実際の現場の状況に応じて具体的な行動を提案できるか?という実践力・応用力を見るものとなっています。
合格までにかかる時間は?
発達障害児支援士資格認定講座の標準学習期間は6カ月です。およそ半年かけて学習し、試験に合格するのが標準的とされています。
受講サポート期間は1年間ありますから、お忙しい方でも余裕をもって合格を目指せるのではないでしょうか?
対策のための教材は?
発達障害児資格試験は、講座を受講して最終的に認定試験を受けるという形式となっています。
試験に必要な教材はすべて受験とセットになっています。
動画教材で、インターネットで視聴することができます。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどでアクセスし、受講期間中であれば何度でも繰り返し視聴が可能です。
学習内容
指導の心得
問題行動への対応やテクニックを考える前にすべきこと
子ども・保護者への接し方
特性への対応
急な予定変更・初めてのことへの拒否反応への対応
偏食・同じ行動を繰り返すなどへの対応
活動参加・学習指導
(集中力が続かない・学習が定着しにくい・文字を覚えられない・板書を写せないなど)
生活上の困難について
(忘れ物が多い、エコラリアなど人とのコミュニケーション)
運動発達・操作性について など
問題行動への対応
パニックの対処法
勝負へのこだわりが強すぎる
自傷・他害
間違いを認めず言い訳をする など
身辺自立
食事
トイレトレーニング
着替え、身だしなみ
洗顔・入浴、鼻をかむ、など
時間の概念を養う
お金についての理解
体調不良を訴える
交通機関の利用のしかた など
ソーシャルスキル
あいさつ
質問に答える
報告・相談をする
伝言をするなどの言葉のコミュニケーション
適切な声の大きさや周囲の空気を読む
適切な距離感をつかむなどの社会的スキル など
受験かかる費用は?
講座受講料は、認定試験受験料を含めて99,800円(税込価格 109,780円)です。
なお、
資格更新料などはかかりません。
万が一、認定試験に不合格になってしまった場合には、在籍期間中であれば再受験の申し込みは可能です(別途、お申し込みが必要です)。
発達障害児支援士の合格後の進路は?
発達障害児支援士資格認定講座は、現在、お子様と関わるお仕事をされている方が主な受講生です。
他にも、これから発達支援の仕事を目指す学生の方や保護者の方もいらっしゃいます。
受講生の生の声はこちらでもたくさんご紹介しています。
発達障害児支援士資格認定講座 受講生の声保育園や幼稚園の先生や支援施設にお勤めの方、医療従事者の方やクリニック等の受付の方、子供向けの習い事の先生、地域のボランティアの方、学生の方などなど
とても幅広い年代で様々な場でご活躍の方が受講されています。
いずれも「子どもために何かしてあげたい」「もっと支援力を向上させたい」と願う、志の高い方ばかりです。
資格取得、そのあとの学び
発達障害児支援士の資格を取得された方がさらに学びを高めるための継続的な学習システムとして発達支援プレミアム会員制度をご準備しています。
資格認定講座と同じく動画で学ぶことのできるオンライン講座なので、お忙しい方も見やすい形式で、学び続けやすいように安価で提供しています。
資格を取得しても「この指導でいいのかな?もっと別の方法もあるかもしれない」と感じることもあると思います。実際、合格者アンケートでは「もっと学びたい」「もっといろんな事例が知りたい」という声が多く寄せられました。
その声に応える形で作られたのが発達支援プレミアム会員制度なんです。
実際に学びを継続している方が多く、プレミアム会員だけが参加できるオンラインセミナーでは、「あの動画がちょうど悩んでいる子の対応にぴったりだった!」「こういうケースで困ったのでその動画も見たい」とご意見・ご感想をいただき、毎週増える動画に反映されているんです。
学習を続ける方の声について、詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://yotsuyagakuin-ryoiku.com/blogs/premium55/
発達支援講座の比較
発達支援にはいろいろな方法があります。
たとえば、
(1)お子様自身が取り組む教材やカリキュラムを提供してくれる通信講座
(2)支援者の発達支援スキルアップ・キャリアアップのための資格取得講座
(3)保護者のための発達支援を学べる通信講座
それぞれアプローチ方法は異なりますが、目標は同じ!お子様と家族の笑顔です。
講座の違いや詳しい内容について比較記事はこちらです。
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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