跳び箱の練習の3つのコツと7つのステップvol.1

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こんにちは。四谷学院の療育通信講座、ブログ担当のnecoです。

前々回前回と、運動会に関連したことをお話ししてきました。
今回は、運動会の定番(?)の運動、跳び箱について書いてみましょう。

 

わたしの6歳の息子は跳び箱が苦手です。
一番簡単とされる3段の横置きの設定でも跳べません(^ ^;)

跳び箱は、走る、ジャンプする、台を見る、手をつく、足を開くといったように、次々と動きを切り替える必要のある、とても高度な運動です。
一連の流れの中で勢いに乗って素早く動きを変化させるという、なかなか難しい運動なのですね。

そこで今回は、跳び箱を上手に跳ぶためのコツを、作業療法の視点から考えてみましょう。

 跳び箱って難しい!

前述のとおり、跳び箱は大変難しい運動です。
大人にとってはごく簡単な運動に思えるでしょうが、小さな子供たち、発達に偏りのある子供たち、身体の統合的な使い方に苦手さのある子供たちには、とても難しい活動であるということを、まずは理解してあげていただきたいなと思います。

それがわかっているだけで、大人の指導や励ましの質が変わりますよ(^ ^)

 

跳び箱を跳ぶための3つのコツ

跳び箱を成功させるコツは、大きく3つにまとめることができます。

 

跳び箱を成功させる3つのコツ
○身体のバランス感覚
○踏み台と跳び箱の距離感をはかってジャンプする力
○身体を腕で支える力

 

助走のスピードを落とさずに踏み台でジャンプするためには、身体のバランス感覚が必要です。
踏み台の直前でスピードを落としてしまう子は、勢いに乗るためのバランス感覚が欠けていて、身体が勢いに乗って流れる動きに恐怖を感じるのかもしれません。

踏み台でジャンプしたらすぐに台に手をつきますが、身体を支える両腕の力が跳び箱の成功の決め手です。
腕の力がないと、加速度のついた身体の重さを支え切れず、身体を前に押し出すことができません。
台にお尻がついたり、足が台にぶつかったりする子は、腕の力が足りないのかもしれません。

 

練習行程を分ける

療育の考え方では、勉強でも運動でも生活スキルでも、行程を分けて段階的に指導するのが大原則。
跳び箱の練習でも同じように、身体の動きを分解し、行程を分けて順番に練習していきましょう。

 

次回のブログでは、具体的な練習内容を見ていきましょう。

 

それでは、また。

 

続きの記事 ⇒ 跳び箱の練習の3つのコツと7つのステップvol.2

 

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