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発達障害「手洗い・うがい」を習慣化させるには?

  公開日:2020/03/03

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは、55レッスンの生田です。
今多くの方が関心をお持ちのウイルス対策・風邪予防ですが、中でも効果的と言われているのが「手洗い・うがい」ですね。

ただ、お子さんの場合、まだ手洗い・うがいが習慣づいていないこともあるでしょう。
特に、発達障害のあるお子さんをお持ちの保護者様からは、「なかなか身に付かなくて…」というご相談をしばしばいただきます。

この記事では、手洗い・うがいを習慣づけるコツをご紹介していきます。

なぜ身に付かないの?理由は?

まずは、なぜなかなかできるようにならないのか、理由を考えるところからスタートします。
理由は様々ですが、主な理由として考えられるのは次の2つです。

・手洗い・うがいの意味(必要性)がわからない
・操作性が未熟

ここからは、理由別に対応を見ていきましょう。

手洗い・うがいの意味(必要性)がわからない場合

認知面の問題として、「なんでしなきゃいけないのかわからない」という状態・段階であることが考えられます。そうした段階では、概念理解を深めていくといいでしょう。手洗い・うがいの大切さを謳った絵本やDVDなどが活用できます。

知的障害を伴う発達障害のあるお子さんの場合、意味を理解するというプロセスに時間のかかることもあります。手洗い・うがいのコンセプトの理解というアプローチと並行しつつ、「パターン化」して習慣をつくり、理解は後からついてくることを期待するという姿勢で関わっていきましょう。

パターン化とは、作業の内容や流れを一定にしてルーティンで行うことです。
ここでは、3つのパターン化の例をご紹介します。

手洗いの手順
①ハンドソープを1回ポンっとして、手の平に出します。
②手の平同士を合わせて5回ゴシゴシします。
③左の手の平を5回ゴシゴシします。
④右の手の平を5回ゴシゴシします。
⑤左手の指の間を5回ゴシゴシします。
⑥右手の指の間を5回ゴシゴシします。
⑦左の手首を5回ゴシゴシします。
⑧右の手首を5回ゴシゴシします。
⑨あわあわがなくなるまで、水でゆすぎます。
⑩タオルでギュッギュッとして、手についた水を拭き取ります。
うがいの手順
①コップに水を入れます。
②水を一口、口に入れてクチュクチュしながら5秒数えたら、水をペッとします。
③水を一口、口に入れて上を向いてガラガラしながら10秒数えたら、水をペッとします。
④もう1回、ガラガラうがいをします。
帰宅後のスケジュール
①ランドセルを玄関に置く
②洗面所で手洗い・うがいをする
③ランドセルからおうちの人に渡すものを出して、カゴに入れる
④宿題をやる
⑤自由時間
⑥夕飯
⑦歯磨き
⑧お風呂
⑨寝る

こうした手順は、イラストや写真を用いて視覚化して示してあげるとよいでしょう。家族がいちいち声をかけなくても自分で見ながらできますし、またリマインドの役割も果たします。

操作性の未熟さがある場合

お子さんの発達段階により、手指などの体のコントロールの利き具合も変わってきます。体の部位をいかに自在に動かせるか、その程度のことを操作性と呼びます。

先ほどご紹介した「手洗い」「うがい」は、いずれも操作性の問題が関わってきます。どこまで細かくやらせるか、目標設定はお子さんの操作性の習熟度を見ながら調整していきましょう。
まずは、習慣化を優先し、そこから少しずつ精度を高めていく、という順序にするのがオススメです。

また、操作性への配慮として、「何を使うか?」も考えましょう。使う道具を変えれば、操作性が未熟でもうまくできることがあります。
たとえば、固形石鹸や液状のハンドソープは自分で泡立てる必要がありますが、泡タイプのハンドソープなら「泡立てる」操作自体が不要になります。

モチベーションを高める

さて、ここまで理由別に対応をご紹介していきましたが、最後にもう一つ大切なことがあります。
それは、モチベーションです。
楽しくなければ、やろうという気持ちもわき起こらないですよね。モチベーションを高める工夫としては、次のようなアイディアがあります。

  • ・手洗いの歌をうたいながら、手を洗う(You Tubeで検索するといくつか出てきます)
  • ・専用のスタンプを手の平に押し、それが消えるように手を洗わせる
  • ・好きなキャラクターのコップやタオルを用意する
    など

ぜひお子さんの興味・関心に合わせて、工夫してみてくださいね。

55レッスンでは毎月の通信指導を通して、学習面のご相談から生活面のお悩み・疑問まで、担任が一人ひとり丁寧にお答えします。
お子さんの特性を踏まえたアドバイスなので、すぐに実践いただけます。
55レッスンについて、詳しくはホームページをご覧ください。受講前のご相談・ご質問の窓口もありますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

 

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