こんにちは、四谷学院の生田です。
「発達障害児支援士」という資格をご存知でしょうか?
発達障害児への適切な関わり方を身に付けたい!
そう思っていらっしゃる教育・福祉従事者の方のための資格です。
どなたでも受験することができるので、すでに保育や療育に携わっている方はもちろん、これから保育士や幼稚園教諭を目指す方にも学んでいただける資格です。
この記事では、発達障害児支援士資格について見ていきます。
目次
発達障害ってなんとなくは知っているけれど…
近年では、新聞やニュース、ネットでも「発達障害」という言葉がよく聞かれるようになってきました。有名人が「実は私、発達障害でした」とコメントするなど、社会的な注目度が高まっています。
しかし・・・・
「発達障害」とはどんなことか、はっきりと説明できますか?
「発達にでこぼこがある」「言葉が遅い」「空気が読めない」「学習障害」「自閉症」「アスペルガー」・・・
単語や特徴はなんとなく知っているかもしれませんね。
では、実際に保育園や幼稚園、小学校に発達障害のお子さんや少し気になるお子さんがいたら、実際、どんな風に指導したらいいのでしょう?
おそらく、ほとんどの先生や指導者の方は
「実は、よく分からない」と答えるのではないでしょうか?
実際、診断はないけれどうまく指導が通らないケースがあったり、個別に対応すれば大丈夫だけれども集団行動になるとうまくいかないことが多いというケースも、決して珍しくありません。
「そういえば・・・」と思い浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。
発達障害について知らないままでいると?
発達障害について、何も知らずに指導や支援を続けると、あなたはどんな風になるでしょう?どんな気持ちを持ちますか?
想像してみてくださいね。
ケース1・拒否・反抗されたら・・・
指示をしても、拒否あるいは反抗的な態度をとられてしまうと、ついつい感情的に叱ってしまう。
そして、後悔したり反省したりするけれど、また繰り返してしまう。
ケース2・オウム返し・独り言がきになるけど・・・
声をかけるとオウム返しされることが多く、独り言のようにぶつぶつ言われたことを繰り返している。
何度も確認するが、結局ちゃんと伝わっているかどうかよくわからないまま、次の活動の移ることになる。
ケース3・勝負への執着が強いけれど・・・
勝ち負けが決まるゲームをすると熱くなりすぎてしまい、クラスの活動に支障が出てしまうs。
一生懸命になだめているが、何を言っても聞く耳をもってくれずに非常に辛い。
「どうして?」「なんで?」となって、イライラや焦りの気持ちも出てくると思います。
大きな不安を持ったまま毎日を過ごすことになるのではないでしょうか?
しかし、「知識」があれば、そうした不安は軽減することができるんです。
初めて学習する方も、今まで書籍で学んだ方も
四谷学院では、「障害の特性」と「指導者の心得」を学ぶことからスタートします。
すでに現場で指導されている場合は、具体的な指導例をたくさん知りたいを思うかもしれませんね。すぐに役立つ知識は確かに必要です。
しかし・・・子どもの成長には、個人差があります。これは皆さん、「そりゃそうだ!」とおっしゃると思います。
発達障害にも、個人差があります。「これが唯一の正解です」ということは、ありません。
子どもや家族がおかれている環境や子どもの特性、性格に応じて、様々なアプローチの方法があります。
だからこそ、「発達障害の特性を学び、視野を広げる」ということがとても大切になってきます。
お子様一人ひとりのケースに合わせるということがとても重要だからです。
個人のブログや、テクニック集を読むだけでも、きっと役に立つことがあります。
しかしそれだけでなく、自分の中で「これ」と腑に落ちること、知識や情報をつなげて考えられること(体系化と言います)ができると、試行錯誤しやすくなります。
そうなんです。
指導者というのは、試行錯誤ができる人のことを言います。
発達障害児支援士に求められていること
発達障害の子どもたちと、そのご家族を支援するのが「発達障害児支援士」です。
場当たり的な解決策を身につけるだけでは、本質的な支援とはいえません。うまくいかないことがあっても、それを活かして次の進んでいけることが、子どものために何よりも必要な姿勢です。
認定講座では、心得や基本的な知識をしっかり身につけた上で、実際の指導の現場で必要とされる具体例を学び、適切な対応のヒントが得られるように視野を広げていきます。
「人間らしく自分らしい生活を送る」
「生きることに楽しみや喜びを感じる」
一人ひとりに相対して、学校や園で指導・支援を実現することが求められています。
通信講座なので自由な時間に受講!インターネットの動画視聴講座です。
認定試験もご自宅で受験できます。
詳しくはホームページをご覧ください。
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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