保護者として支援者として学ぶことは?発達障害児支援士講座 保護者の割合は?

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発達障害児支援士資格認定講座は、様々な分野で子どもと関わるお仕事をされている方が多く受講されています。
いずれの方も「子どもが過ごしやすくなるようサポートしてあげたい」というお気持ちから受講を決意されています。

「集団活動におけるサポート」「問題行動に対する支援の引き出しを増やすこと」これらのことをポイントとして学び、特に<集団における支援>がふんだんに盛り込まれています。
そのため、支援者・指導者として活躍されている、あるいはこれから活躍されるための学習内容となっています。さらに発達支援という特性上、個別指導に関することが多く出てきます。

この「発達障害児支援士資格認定講座」は、保育士や幼稚園の先生、放課後等デイサービス等にお勤めされている方ばかりでなく保護者の方の受講も少なくありません。
今回は、「発達障害児支援士」を目指す保護者の方の声をご紹介いたします。

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保護者の受講動機・背景

今現在、何らかのサポートが必要とされているお子さんの割合は、増加傾向にあると言われています。
そのため、子どもと関わる方にとって発達障害についての知識や経験は必携のものとなりつつあります。

文部科学省の調査によると公立の小中学校において、通級による指導を受けている自閉症、学習障害及び注意欠陥多動性障害などの発達障害のある児童生徒数は4万人以上。平成18年度の約6.1倍となっています。(参考「通級による指導実施状況調査」平成28年5月公表)

通級などは行っていないけれど「ちょっと気になる」というお子さんも含めると、かなり多くの人数になると考えられます。

保護者の受講割合

発達障害児支援士資格認定講座の半数以上が、子どもの発達支援に現在関わっていらっしゃいます。そのほか、これから就職・転職を目指す方や医療や大人の障害に関わるお仕事をされている方も受講されています。
実際、保育士や幼稚園教諭などとして支援に関わりつつ、受講されているご本人は「発達障害児の保護者でもある」というケースは珍しくありません。

保護者の方の受講の感想

合格することができ、自信を持って子育てしていこうと思いました。保育士として仕事をする時にも、どのような子に対してもその子にとって一番良い支援は何なのかを考えながら、よりよい成長を促せるよう指導していきたいと思いました。
娘が療育センターを卒園するころには、私も何か療育に関する基本的な考え方や知識があれば、今後の子育てに自信が持てるのではないかと思ったので、この資格を取得することができてよかった。
受講前は、これまでの自分の経験(保育士として、母として)からくる知識や感覚をもとに指導にあたってきましたが、(この対応でいいのだろうか)という不安を感じながらのものでした。受講後は、自分の中に引き出しが増えた実感があり、また、様々な事例を学んだことで、(この対応を試してみよう)と支援の方法にも広がりができました。


>発達障害児支援士になるには【四谷学院通信講座】

資格取得後の活躍

認定試験の合格後には、多くの受講生が「ほっとした」「自信が持てた」とご感想をくださいます。
それだけでなく、「認定証を受け取って、かえって引き締まった気持ちでいます」「認定証を見るたび、これから発達障害児支援士としての責任と自覚をもって学んだことを最大限に活かして子供たちと関わっていこうと強く志しました。」
というように、新たな一歩を踏み出す源にもなっています。

ほんの一部ですが、資格取得後の受講生の様子や意気込みをご紹介いたします。

・児童発達支援の仕事を始めました。
・放課後等デイサービスの開所の予定です。
・現在の保育補助の仕事に知識を活かしたいと思います。
・放課後等デイサービスで働いており、児童さんの支援や、保護者対応に役立てたいと思います。
・自尊感情や自己肯定感を意識していく(可能な限り)。
・ボランティア等を通じ触れ合う際に、将来と全体も見て対応していきたい。
・障害者施設への転職を考えたり。診断されているお子さん、疑いのあるお子さん、保護者の方や同じ保育士の方へのサポートをできると良いなと思います。
・幼稚園や保育園で、困っている乳幼児の支援、先生方への支援がしたいと思っています。
・子供のみならず大人の発達障害に対しても関わりの材料にしていきたと思います。
・保育の中で、いろんな子どもたちとの関わりや援助、そのクラス全体の受け入れる環境づくり、悩んでいる保護者への支援、同僚の力にもなれたら嬉しいです。
・現在、小学校の特別支援学級支援員なので、知識や資格を身に付けることで、保護者の方にも安心してお子さんを預けていただけると思います。
・目の前にいるお子さんが必要としている支援を誠実にする、これに尽きます

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