子どもがADHDかも。気づくタイミングは?悩んだ時の相談先を紹介します。

※この記事は約5分で読めます。

「うちの子、ADHDかもしれません」
「確信がないのに病院に行ってもいいのですか?」

ADHDという言葉が広まるにつれて、こうしたご相談をいただくことも増えてきました。

ADHDの特性について、ある程度は知っているという方でも、「自分の子どもがそうかも」となったときにどうすればいいか分からない、という保護者の方は少なくありません。

そこで、今回の記事では、保護者が「ADHDかも?」と気づくタイミングや、悩んだ時の相談先についてご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

ADHDの特性は?

「ADHDの特性はなんとなく知っている」という方も多いかと思いますが、ここで改めて解説しておきます。

ADHDは「不注意優勢型」「多動性-衝動性優勢型」「混合型」の3つのタイプに分けられます。それぞれの行動特性は以下のとおりです。

不注意優勢型
・注意力不足
・気が散りやすい
・忘れ物やなくし物が多い
・約束を忘れてしまう
多動性-衝動性優勢型
・じっと座っていられない
・過度にしゃべる
・順番を待つのが難しい
・他の人がしていることをさえぎったり、じゃましたりする
混合型
「不注意優勢型」「多動性-衝動性優勢型」どちらの特性にも当てはまる場合

気づくタイミングは?

こうしたADHDの特性が目立つようになるのは、本格的に集団生活や授業が始まる学齢期にさしかかってから、と言われています。

小学校入学前は発達の個人差が大きいため、ADHDゆえの行動かどうかを見極めることが難しいからです。

そのため、保護者の方が「もしかして?」と思って病院などの専門機関を受診するタイミングも、小学校低学年頃が多いとされています。

一方で、入学してしばらくは多動や衝動性といったトラブルがない子であっても、成長とともに不注意が目立ちやすくなるケースもありますし、学年が上がるにつれて学習面の遅れが目立ち、病院で受診したところ、学習障害(LD/SLD)とADHDを併発していた、という例も少なくありません。

どこに相談する?

お子さんが「ADHDかも?」と思った時、保護者の方が一人で「適切な支援」に辿り着くのは大変なものです。

そうした時は、「周りを頼る」ということが大切になります。

具体的な相談先や、どこに相談したらどんなメリットがあるのか、という情報を事前に知っておくことで、いざという時に行動に移しやすくなるでしょう。

ここからは、3つの相談先についてご紹介していきます。

当然、相談先については正解があるわけではないので、保護者の方自身が「相談しやすいところ」を見つける上での1つの参考にしていただけると嬉しいです。

教育機関(保育園や幼稚園、学校)

子どもが多くの時間を過ごす場所、それは園や学校です。

まずはこれらの場所に相談をしてみることで、ご家庭以外の場所でトラブルが起きていないかどうか、確認することができます。

本人がいつ、どこで、どのような行動をとっているのか、といった子どもの全体像を把握しきれていない時には、自然と最初の相談先になりやすいでしょう。

お子さんの様子を共有する中で、一貫した支援ができるようになることが期待されます。

病院の小児科・精神科

お子さんのトラブルが続いている場合や、すぐにでも支援が必要と感じられる場合は、医師に相談をすることで確かな助言を受けられます。
ADHDの診断をくだせるのも医師のみです。

通い慣れていない病院に行くのが躊躇われる場合、かかりつけ医の小児科に相談してみるのもいいでしょう。必要であれば、ほかの科を紹介してもらうことができます。

また、心理的なトラブルが見られる場合には、はじめから精神科を受診することで、より早い段階で適切な治療を受けられます。

児童相談所

「学校も病院もイマイチピンとこない」となったら、児童相談所に相談するという選択もあります。

児童相談所では、お子さんの発達に関する全般的な悩みついて、児童福祉士や心理士が相談に応じます。

「お医者さんに診てもらうほど困りごとは大きくなっていない」「学校の先生にどう協力を求めたらいいか分からない」という時の相談先として、心に留めておくとよいかもしれません。ここでも、必要に応じてほかの機関を紹介してもらうことができます。

まとめ:保護者ができること

ここまで「お子さんがADHDかも?」と気づいたとき、保護者として心構えておきたいことや、具体的な相談先についてお話してきました。

今回ご紹介した以外にも、保健センターや児童発達支援事業所など、相談先の窓口はたくさんあります。そして、繰り返しになりますが、相談先に正解はありません。

大切なのは、一人で抱え込まないこと。
誰かに相談したい、話したいと思ったときが、行動に移すべきタイミングです。

なるべく早い段階で行動に移すことで、鬱などの二次障害に至る前に手を打つことができますし、保護者の方自身も、お子さんとの適切なかかわり方を早くから知ることができるからです。

ADHDの子どもへの具体的な支援の仕方については、以下の記事でも紹介しています。
ぜひご覧くださいね。

【ADHD】特性は?何型?支援はどうする?
発達障害の1つとして、ADHDという言葉を聞いたことのある人も多いかと思います。 ADHDは Att...

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