こんにちは。四谷学院の生田です。
一方的に話し続ける
相手の気持ちに立つことが苦手
今回は、やり取りする力を高めるためのおススメの遊び3選をご紹介します。
それでは、早速どうぞ!
みんな大好き!しりとり
みなさんご存知「しりとり」は、言葉の発達を促す上でとても効果的な遊びです。
「りんご」「ごりら」「らっぱ……」という風に、単語を繋げていくためには相手の言葉を聞き取る必要がありますから、どんなにおしゃべり好きなお子さんでも「聞く姿勢」を身につけられます。
しりとりを通して、「順番」という概念が身についたというお子さんもいるんです。
反対に、普段の会話の中では積極的に話さないお子さんであっても、こうした「ルール」という制限があることで言葉が出やすくなることも。
車の中やレストランの待ち時間、電車での移動時間など、いつでも・どこでもできるのがしりとりのいいところですね。
相手と協力!風船バレー
じっと座って遊ぶことが苦手なお子さんの場合は「風船バレー」もおススメです。
相手の動きをよく見て、なるべく打ち返しやすいように風船を返す必要があるので、自分本位な遊び方はできません。二人一組というのがポイントで、大勢でなく特定の相手がいることで、より相手を気遣った行動を取りやすくなるでしょう。
また、言葉が出ないお子さんも、こうした身体を動かす遊びであれば「やり取りする力」を身につけられますよね。風船は動きが不安定なので、単純なボールの投げ合いよりも楽しんで取組んでくれる子も多いですよ。
心の読み合い?手押し相撲
最後は「手押し相撲」。
風船バレーと違って勝敗のつく遊びですが、こちらも相手の動きをよく観察する必要があります。押すばかりではなく、時には引くことも大事……まさに「心の読み合い」ですね。
「やり取りする力」が身につくだけでなく、集中力も高められるのが、この遊びの醍醐味です。
まとめ:やり取りする力を身につけよう!
今回は、やり取りする力を身につけるための3つの遊びについてご紹介しました。
ぜひお子さんが楽しめる形でアレンジして取り組んでみてくださいね。
55レッスンでは、毎月の通信指導を通して、担任がお子さんの発達段階に合わせた日常生活のアドバイスも行います。
詳しくはHPをご覧ください。

このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
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