ライフスキルトレーナー資格認定講座とは?保護者が学ぶ発達支援

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こんにちは、四谷学院の生田です。

トイレトレーニングが思うように進まない
身だしなみに無頓着で心配
時計がなかなか読めるようにならない

このようなお悩みを抱えている保護者の方は少なくありません。

身辺自立をはじめとする「日常生活で最低限必要なスキル」はライフスキルと呼ばれますが、このライフスキルがなかなか身につかないと、ほかの子と比べて「どうしてできないの?」とイライラしたり、「このまま大人になったらどうしよう」と不安になったりすることもあるかもしれませんね。

四谷学院では、保護者が子どもにライフスキルを教える「ライフスキルトレーナー資格認定講座」を開講しています。この講座では、ライフスキルの指導法を体系立てて学ぶことができるので、お子さんの自立に向けて課題を感じられている保護者の方にぴったりの講座なんです。

なかには、「私がライフスキルの指導法を学ぶの?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この「保護者が学ぶ」ということに大きな意義があるんです。

そこで、今回の記事では
・保護者がライフスキルの指導法を学ぶ意義
・「ライフスキルトレーナー資格認定講座」の特長

の2つについて解説しています。

「最近、子どもを叱ってばかりだな」
「子どもの将来が心配だな」

そんなお悩みをもたれている方は、ぜひこのまま読み進めてみてくださいね。

ライフスキルの指導法を学ぶ意義は

発達障害のあるお子さんは、その障害特性ゆえに、ライフスキルを身につけることが難しいと言われています。「着替え」というスキルを例にとって考えてみましょう。

スムーズに着替えができない理由は?
・手先が不器用でボタンがうまく留められない
・身体感覚をうまく掴めず、服の前後を間違えて着てしまう
・感覚過敏の傾向があり、決まった服しか着られない
・着替えの順番を覚えられず、途中で手が止まってしまう など

このように、同じ「着替えができない」という困りごとでも、「具体的に何に困っているか」はお子さんによって様々です。

しかし、着替えや洗顔、時計の読み方などの「ライフスキル」は、多くの人にとっては自然と身につけたスキルのはず。そのため、いざ教えようとすると「どう教えればいいの?」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか?

「うまくできないこと」には必ず理由があるものですが、発達障害や発達支援の知識がないと、つい「着替えができない」というところにだけ目が向いてしまって、「できない理由」にまで考えが至らないこともあるでしょう。さらに言うと、「できない理由」が分かったとしても、理由に応じた「教え方」を知らなければ適切な支援には結びつきません。

発達障害に対する正しい知識と適切な「教え方」を知ることは、目の前の子どもに合わせた支援の実現へと繋がります。
このことこそが、保護者がライフスキルの指導法を学ぶことの意義と言えるでしょう。

発達障害児ライフスキルトレーナーの特長

「発達障害児ライフスキルトレーナー資格認定講座」では、保護者がお子さまのトレーナーとなって、子どもたちが生きていく上で必要なスキルを教えられるように、指導のノウハウを学びます。

身辺自立を始めとするライフスキルは、生活の主体であるご家庭で教えることで大きな成果を発揮します。「家」という安心できる場所で、保護者とのふれあいを通して身につけるライフスキルは、一生の財産になることでしょう。

この講座の最大の特長は、自閉症教育に60年以上も携わってきた「武蔵野東学園」の編集協力のもと、実際の現場で「本当に効果のあった」指導法を、豊富な具体例とともに学べるところ。これによって、ご家庭でもプロと同じような指導の実践が可能になります。

なかには「本当に私にもできるだろうか?」「ただでさえ教えることがストレスになっているのに、さらに負担が増えるのでは?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

大丈夫です。

日常生活の延長線上で取り組めるトレーニングばかりなので、専門知識も、特別なアイテムも必要ありません。「適切な教え方」を知ることで、「子どもにうまく伝わらない」というもどかしさを感じる場面も減っていくことでしょう。

無理なく、楽しくトレーニングに取り組む中で、目の前のお子さんに適した支援法を、保護者の方自身で見つけられるようになりますよ。

LST講座の特長
★療育のプロである「武蔵野東学園」が編集協力
★ご家庭でもプロと同等の指導ができる
★支援のイメージがしやすい具体例が満載
★保護者の負担を軽くすることに注力した講座

まとめ:ライフスキルトレーナーが目指すもの

ここまで、保護者がライフスキルの指導法を学ぶ意義と、「ライフスキルトレーナー資格認定講座」の特長について解説してきました。

子育てをしていると、どうしても子どもにイライラすることや、不安になることがありますよね。しかし、そうしたイライラや不安は、子どもに「もっといろいろなことができるようになってほしい」と願う気持ちの裏返しのはずです。

発達障害や発達支援の正しい知識を身につけることで、そうした不安が軽減され、余裕をもって子どもと向き合えるようになることでしょう。

また、効果的なトレーニングを通じて「できること」が増えると、子どもをほめる機会もおのずと増えてきます。そうすると、子どもも「楽しい」「もっとできることを増やしたい」という気持ちになって、前向きにトレーニングに取り組んでくれるようになるはずです。

お子さまと、そしてあなた自身が日々を楽しく過ごせるようになるために、今からライフスキルトレーナーを目指しませんか?

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