四谷学院の生田です。
子どもの様子を見ていて、何か気がかりなことがあったら、一体どうしたらいいでしょうか?
「だいじょうぶ、気のせいですよ」と済まされればいいのですが、
インターネットや本を調べているうちに
「うちの子は、発達障害かもしれない」という心配がつのってきたら?
この記事では、お子様について気がかりなことがあったときにやるべきことをお話しします。
専門医に相談する
早めに専門医に相談してみましょう。
予約をしてから実際に受診できるまで半年以上かかるケースも珍しくありません。
親子の困り感が増幅してしまう前に行動に移すことが肝要です。
・専門外来(児童精神科・小児神経科)
・保健センター
※1歳半健診・3歳児健診でも発達チェックが可能です。
心配があったら、まずは話だけでも聞いてもらいましょう。
自分であちこち調べてもなかなか判断が難しいこともあると思います。むやみに不安ばかり大きくなってしまうかもしれません。
不安な気持ちはお子様にも伝染してしまいますから、まずは落ち着いて、専門医に相談をするとよいでしょう。
様子を見ましょう
病院などの専門機関において、診断がはっきり出る場合もあれば、「もう少し様子をみましょう」と保留になることもあります。
それは、成長途中であることを考慮した判断です。(グレーゾーンとも呼ばれます。)
子どもの成長は、数学のグラフのようにまっすぐに伸びるわけではありません。
身長が伸びる時期があったり、体重が増える時期があったりと、発達に多少のデコボコはつきものです。
「様子をみましょう」
という判断になったとき、何もせずに本当に見ているだけ・・・ではなく、早めに、発達に適切な働きかけを行っていくのがよいでしょう。それ自体は、決してムダにはなりません。
その際は、ぜひ「発達の差を埋めていく」のではなく、子どもの現在の発達段階を踏まえて、「できることを積み上げていく」という心がけで接していただきたいと思います。
四谷学院の療育プログラムはひとりひとりの状態に合わせて、ご家庭で取り組むことができます。
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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