こんにちは、55レッスンの生田です。
最近、発達障害のあるお子様向けの教材や書籍が充実してきました。大きめの本屋さんに行くと以前よりも、広く関連書籍のスペースがとられていて、意識の高まり、あるいはニーズの高まりを感じます。
こうした教材・書籍のほか、インターネットでも情報もを手に入れやすくなったので、家庭療育をスタートしやすくなったのではないでしょうか?
けれど、いざ家庭療育を始めてみると、色々な壁にぶちあたってしまうということも少なくありません。
「家庭療育が続かない」
「どうしても子どもを怒ってしまう」
「思うような成果が出ない」
・・・こんな悩みもよく耳にします。
この記事では、家庭療育がうまくいかない時、どうしたら乗り切れるのか?を、考えていきます。
目次
一人で抱え込まない
何よりも大事なのは、1人で抱え込まないことです。
自分一人だけで考えていても、うまくできない自分自身を責めてしまったり、期待に応えてくれない子どもに対してイライラと八つ当たりしまったり・・・
一人で抱え込んでしまうと、良い方向には向かいません。
なぜなら、
家庭療育は、保護者様の気持ちに余裕がないと続かないのです。
では、どうしたら気持ちの余裕が出るか?
それは、一歩引くことです。
一人で抱え込んでしまう場合、どうしても視野が狭くなります。そのために、答えはいくつもあるはずなのに、1つの答えに執着してして「できるまでやる」という発想になってしまいがちです。実は、これとってもツライことです。
うまくいかない時は、指導のテクニックの引き出しを増やすチャンス!
そうとらえて、周囲から解決のヒントをもらいましょう。
誰に相談する?
周囲を頼ろうと思っても、誰に聞けばいいのか、頼ってもいいのか、というためらいがあるかもしれませんね。
では、どこに相談すればいいのでしょうか?
家族
一番身近な存在である家族が相談先として思いつくでしょう。
家庭療育は、家庭で行うものなので、どんなことをしているのか、何が課題なのか、日頃から家族全員で共有しておけると良いでしょう。
日記アプリを活用して、両親で、あるいはおじい様・おばあ様と共有することもできます。
普段から、お子様の様子を共有しておくことで、困った時も相談に乗ってもらいやすくなります。
また、「じゃあ、今度二人とも家にいる時に、こうやってみようか?」と、お母さん任せにせず、積極的に関わってもらいやすくなることが期待できます。
園や学校の先生
保育園・幼稚園や学校の先生は、ご家庭では見せないお子様の一面を知っていることもあります。
日常的にお子様と関わっている存在である先生に相談すると、
「学校でそれができてるなら、うちでもこうすればできるようになるかも?」
と、新しいアイディアが浮かんでくるかもしれません。
療育センターなどの支援機関
療育センター、児童発達支援・放課後等デイサービスなどに通っている場合は、専門的な立場からのアドバイスをもらいましょう。
場合によっては、地域の発達障害者支援センター、病院の発達外来なども活用できます。
四谷学院のサポート制度
「相談できる人が周りにいない」
実は、こんな風に迷っている方は少なくありません。
四谷学院の「療育55段階プログラム(55レッスン)」は、保護者様へのサポートにも力を入れています。
専任の「担任の先生」と保護者様との間では、質問はもちろん、うれしい報告や悩み、あるいはちょっとしたお子様の変化など、色々なことをお話しします。
月1回のコミュニケーションシート
55レッスンでは、1ヶ月間の学習の様子や日常生活での様子を保護者様に「コミュニケーションシート」にまとめていただきます。
コミュニケーションシートにはこんなことを書きます。
・簡単にできた課題の発展のさせ方
・学習した内容を日常生活にどう生かせばいいか
・保育園でのトラブルへの対処
・不適切な行動への対応
・身辺自立の促し方
気になったことが気軽に書ける!
気になったこと、相談したいことを自由に書いていただいてOK!
実際の利用者のお声をご紹介します。
プロ目線&親身なアドバイス
受講生よりコミュニケーションシートが届くと、担任の先生は、事前に教えていただいたお子様のプロフィールや過去のやりとりを振り返りながら、「アドバイスシート」を作成します。
アドバイスシートでは、一つひとつのご相談に対し、どんな工夫をすればいいか、どんな対応をすべきか、プロの目線から丁寧にお答えをしています。
わかりやすく役立つアドバイスで高い満足度!
顔が見えない通信講座のサポートってどうなの?
と、疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
実際に利用されている方のアンケート調査を行いました。結果はこちらのグラフです。
初回のアドバイスシートの感想について、伺っています。実に、“94.6%”の方が「満足した」、“97.6%”の方が「わかりやすかった」と感じていることがわかります。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=””]想像以上に細かくアドバイス頂いた。高いお金をかけたかいがあったと思った。今後もアドバイス頂けたら嬉しいです。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=””]子どもの悩みを保育の先生などにすると「まだ小さいから」とか、「挨拶ができるこはいいことね」くらいで済まされて、悩んでいる親が気にしすぎくらいの返答が返る事があって悩んでいました。人との関わりに対するアドバイスがとても納得できました。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=””]先生が書いてくださる文章には具体的に実践しやすいアドバイスがいくつもあり、それが本人にも理解しやすいことが多くとても助かりました。
感心してしまうほど、常に一緒にいて見てくださっているように本人の心情をとらえて代弁していただいていて母親の私にとっても子供の理解が深まりました。[/speech_bubble]
コミュニケーションシートを提出して、そしてアドバイスシートが返ってくる・・・このやり取りは、毎月行っていきます。
55レッスンは家族のためのもの
家庭療育は子どものためのものです。しかし、頑張っているのは、子どもと保護者様の両方です。
「こうしたほうがいいよ」という指示ばかりで、家族のがんばりは当たり前のこととして扱われてしまうかもしれません。
55レッスンは、家庭療育は家族のためのもと考えています。
こちらでご紹介したお声は、ほんの一部です。受講生のご感想は、ホームページ「受講者の声」でご紹介しています。
家庭療育の壁:まとめ
家庭療育は、決して孤独なものではありません。
家庭療育を成功させるための秘訣は協力者をつくることです。様々な選択肢を駆使して、親子で楽しく取り組めるようにしましょう。
55レッスンは、家庭での療育を応援しています。
詳しくはホームページをご覧ください。電話やメールで受講前のご相談も受け付けています。
このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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