【55レッスン】日本自閉症スペクトラム学会からの推薦の言葉【家庭療育の通信講座】

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こんにちは、55レッスンの生田です。

55レッスンに推薦の言葉もお寄せいただいた、日本自閉症スペクトラム学会の寺山千代子先生にお話をいただきました。

推薦の言葉はコチラ↓↓

やっぱりめげないで関わると、変わっていくんですよ

今回、推薦の言葉をくださったのは、日本自閉症スペクトラム学会の事務局長を務める寺山千代子先生です。寺山先生は、公立小学校や養護学校での教諭経験を経たのちに、国立特殊教育総合研究所(現国立特別支援教育総合研究所)で長年研究を重ねてこられました。その後、様々な大学で教鞭を執る中で、2000年に「日本自閉症スペクトラム学会」の前身となる「日本自閉症スペクトラム教育研究会」を立ち上げました。

四谷学院
学会の会員になっているのは、どのような方たちですか?

寺山先生
お医者さんや弁護士さんから、保育園の先生や放デイの指導員まで、本当に色々ですね。勉強熱心な若い人たちも、多くなってる印象です。
四谷学院
様々なジャンルの方たちなのですね。会員数はどのくらいででしょうか?
寺山先生
最初は、本当に小さな組織だったんだけど、いつの間にか全国に拠点もできて、今は3,000~3,500人くらいになりますね。
四谷学院
支援について真剣に考えている人たちがそれだけいるのは、素晴らしいことですね!学会を立ち上げようと思われたきっかけは、どんなことだったんでしょうか?
寺山先生
困っている人たちがいたから。その人たちの力になりたいと思って。
今でこそ、自閉症や発達障害の支援は充実してきたけれど、昔は違ったからね。みんなと違う、同じことができないとなると、その子が悪いと決めつけられてしまう・・・始めてみて、もちろん大変なこともたくさんあったけど、気付いたらもう20年も経っててびっくり(笑)
四谷学院
20年…!新しいことを始めるのも気力のいることですが、それを“やり続ける”というのがまたなかなかできないことだと思います。
大変でも続けられた理由は何ですか?


寺山先生
やっぱり長く関わると、変わっていくんですよ。
どんなに障害が重い子でも、周囲がその子に寄り添って関わることで、ゆっくりでもできなかったことができるようになっていったりする。それは数年後かもしれないし、10年後かもしれないけれど、長年見ていると「この子はこの子なりに着実に成長してる」とわかるんです。
四谷学院
保護者や指導者など、周りの大人はお子さんにどんな風に関わるのがいいんでしょうか?
寺山先生
たとえば、子どもが走り回ったり騒いだりする度に、「走ったらダメ!」「おとなしくしてなさい!」と、注意する。でも、発達障害のあるお子さんたちの場合、お母さんの声が耳に入ってこなかかったり、一旦は静かになってもまたすぐ体が動いちゃったりする。
だから、その都度、注意するよりも周りに迷惑をかけない範囲で好きにさせておく。
そうして、子どもの動きがふと止まった時に、「いいね!今みたいに静かにしてようね。」と褒めてあげる。叱るばかりでは、お母さん自身も疲れちゃうでしょ。
四谷学院
子どもを変えようと奮闘するよりも、ちょっとだけ心に余裕を持って“褒め上手”になってみようとする方が幸せな努力になりそうです。

日本自閉症スペクトラム学会とは

日本自閉症スペクトラム学会は、自閉症などの発達障害のある方の教育や医療、福祉の充実を図ることを目的に、研究・実践を促進する学会です。また、「みんなが幸せであって欲しい」という願いのもと、自閉症スペクトラムの方たちとの共存を目指す社会の福利向上のための活動を行っています。

▼日本自閉症スペクトラム学会 ホームページ
http://www.autistic-spectrum.jp/

55レッスンへの推薦文

日本自閉症スペクトラム学会事務局長の寺山千代子先生からの推薦の言葉全文は、四谷学院のホームページでご覧いただけます。

▼55レッスン「推薦の言葉」日本自閉症スペクトラム学会事務局長の寺山千代子先生
https://yotsuyagakuin-ryoiku.com/voice/

家庭ではじめる療育プログラム

55レッスンを始めた保護者様から
「子どもを褒めるきっかけができた!」
といううれしい声をたくさんいただいています。

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