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日常生活を支えるワーキングメモリとは?力を伸ばすには?

  公開日:2018/03/16
最終更新日:2018/02/28

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは、四谷学院の生田です。

発達検査をするとその結果によっては、
「ワーキングメモリが弱いですね」
「ワーキングメモリを伸ばしていきましょう」
というコメントをもらうことがあるかもしれません。

この記事では、武蔵野東学園の先生よりお答えいただいた「ワーキングメモリの基礎知識と、伸ばし方のアドバイス」をご紹介します。

武蔵野東学園は、55レッスンの教材編集にご協力くださっています。

学校法人 武蔵野東学園 ~ 55レッスンに編集協力をいただいています

ワーキングメモリとは

ワーキングメモリとは、日本語で言うと「作業記憶」です。
見たこと・聞いたことを情報として一時的に記憶にとどめ、推理・思考する能力のことを指します。
会話や読み書き、計算などの基礎となる、日常生活や学習を支える重要な能力です。

情報を一時的にとどめておくための記憶の器、つまり「ワーキングメモリの大きさ」は人それぞれです。
ワーキングメモリを伸ばすこととは、この器を大きくしていくことと言えます。

ワーキングメモリを伸ばす

繰り返し遊び

たとえば、親が言ういくつかの果物の名前を憶えて、数秒後に繰り返して答えるという課題を行うとします。

くり返してね。りんご
りんご
りんご いちご
りんご いちご
りんご いちご みかん
りんご いちご みかん
りんご いちご みかん バナナ
りんご いちご みかん ・・・

何回か繰り返せば、子どもがいくつまでなら覚えられるのか見当がついてくるはずです。上記の例のように、3つまで確実に覚えられるなら、4つを覚えられるようになるのが目標です。
少しずつ覚えられる数を増やしていきましょう。

そのほかのトレーニング

神経衰弱、しりとりといったあそびや、計算練習などもワーキングメモリを鍛えることができます。
子どもの認知の進み具合に応じて、こうした活動も取り入れていきましょう。

生活でできるトレーニング

生活の中に「伝言」を取り入れてみるのもよいでしょう。
たとえば
「お父さんに『ご飯ですよ』と言ってきて」
などの伝言を頼みます。
できるようになったら、
「お父さんにご飯は何時に食べるか聞いてきて」
というように、言葉の数を増やしたり、徐々に複雑にしたりしていくとよいでしょう。
うまくできたら、
「ありがとう!」「すごいね!」
としっかり褒めましょう。

ワーキングメモリの弱さへの配慮

ワーキングメモリを鍛えることと並行して、ワーキングメモリの弱さへの配慮も重要です。日常の言葉での指示は短く簡潔に出してあげましょう。
指示が長すぎると把握しきれず、混乱したり、失敗したりしてしまいます。そのことで、自信をなくしてしまうということも考えられます。

ゲームや普段の生活のなかでトレーニングを取り入れる過程で、能力だけでなく、自信も伸ばしていきましょう。

四谷学院の療育講座「55レッスン」では、学習プリントのほか保護者用の「指導書」をご準備。
学習場面での適切な指示の仕方を課題ごと具体的に「指導書」でご紹介しています。


指示されたものの名前の絵カードを選ぶ(1枚~複数枚)、絵カードで神経衰弱をする、プリントのイラストを見て各場面に適切な伝言の仕方を学ぶなどの課題も収録されています。

くわしくはホームページをご覧ください。

四谷学院療育55段階プログラム
ホームページ

 

 

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