どうする偏食!食事指導のアプローチ

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こんにちは、四谷学院の生田です。
この記事では、苦手な食材・偏食についてのアドバイスをお伝えします。

食事指導の「あめとムチ」

「ニンジンを食べたら、プリンを食べてもいいよ」
このような指導は問題ないでしょうか?

このようなご質問をいただきました。

好きなもの、ここでは「プリン」をを強化子にした場合、嫌いなものが強調されるかどうかは、その方法や子どもによるところです。
そのため「絶対によくない」と決めなくてもよいと感じます。
ただし、原理的にそうなりうる可能性が秘められているならば、注意する必要はあるでしょう。

(参考)強化子とは?
心理学の言葉で、ある行動が増加した要因のことを強化子と言います。
ここでは、「ニンジンを食べる」という行動をさせるための理由付けとして「好物のプリン」を提示したというケースですね。

再検討する必要がある場合

もし「苦手」として強化されたとしても、その方法が唯一で、それによって食べられる回数が増えれば、いずれ「大丈夫」という意識に変わる可能性もあるかもしれません。
そのように発展的にもっていけない程に強化されてしまったとすると、<あめとムチ>という原理的な問題ではなく、指導方法を顧みる必要がありそうです。

一人ひとりにあったアプローチ

単なる食わず嫌い、感覚過敏が強い、アレルギーではないけれど特定な食物がどうしてもだめ。

こういったケースは子どもだけでなく、私たち大人にもあることですが、食べられない原因も様々です。
「あめとムチ」といった大きなくくりの方法だけでなく、食べない理由を踏まえつつ個の特性に応じた細やかな工夫が必要と感じます。

アプローチ例

食べないからといって、大人がスプーンを持って子どもの口元めがけて食べるよう勧めるよりも、食べ物をのせたスプーンを子ども自身に持たせて、食べるように促す方が受け入れがよい場合があります。
苦手なものを口に入れる決断やタイミングは、自分で図った方がストレスは少ないからでしょうか。
これで成功した事例がたくさんあります。もちろん子どもにもよりますので、誰にでも効果的とは限りません。

家庭療育の有用性

さて、ここまで見てきたように療育の具体的な働きかけは十人十色です。療育で扱う内容は生活のほぼ全域に及びます。よい療育を行うためには、お子様一人ひとりの様子に合わせて指導内容・方法を個別に工夫すること、そして、生活のあらゆる場面で継続的に働きかけていくことが欠かせません。そのためには、家庭の力が何より重要になってきます。

子どものことを一番よく知っている保護者が、専門機関の力を借りながら、家庭生活の中で療育を行っていくことが理想的な療育の形の一つといえるでしょう。

四谷学院の55レッスンは、ご家庭での療育をサポートします。

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