家庭療育は挫折しやすい?!無理なく続けるには?

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こんにちは、四谷学院の生田です。

55レッスンの受講前相談に
[speech_bubble type=”pink” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”受講前のご相談”]55レッスンをやったら、うちの子は良くなりますか? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”pink” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”受講前のご相談”]どれくらいやれば、効果が出ますか? [/speech_bubble]

こういったご質問をいただくことがよくあります。
そのお気持ち、とてもよくわかります。

私たちはそんなとき、どのように答えているか、そしてそれはなぜか、ということを今回はお話しします。

療育は特効薬ではない

お子様の成長は一人ひとりそれぞれ異なります。
ですから、「発達障害」「自閉症」とすべてひと括りにできないケースもたくさんあります。

そして、残念ながら「療育」は魔法のような、特効薬のようなものではありません。
まず、それは知っておいていただきたいことです。

「このとおりにやれば、できるようになるはず!」
と信じきってスタートする場合、かえって家庭療育は挫折する可能性が高くなるような気がします。
それは、目の前の課題を完璧にすることが目標になってしまっていることが多いからかもしれません。療育の効果を発揮させるためには、お子様の特性を踏まえること、生活の基盤を整えることなど、様々な観点が必要です。

なぜならば、療育の目標は、日常生活に活かすことである、そう私たちは考えるからです。

大切なのは特性の理解

私たちは「療育」をお子様のためのものであるとともに、周りの大人たちのためのもの、「家族みんなのためのもの」であると考えています。

お子様ができることが多くなる、というのはすばらしいことです。
「すごい、できた!」「あれもできるかもしれない」という自己肯定感をお子様本人そして家族全体で感じてほしいのです。

「あれもできない、これもできない・・・」
という思考の負スパイラルに陥ってしまうと、どうしてもご家庭の雰囲気も暗くなりがちですし、お子様にとって家庭療育ができるベストの環境とは言えません。

お子様の得意不得意を把握・受容して、それぞれに合わせた伸ばし方をしていけることが理想的な関わりです。
こうした関わり方ができるようになってくると、
「なぜ、できないの!」「どうしていいかわからない」などと、お子様やご自身を責めてしまうことも、きっと減ってくるはず。

家族みんなが、前向きで楽しく進めていけることが「療育」にとって何よりも大切なことです。

55レッスンの活用の仕方

くり返しになりますが、お子様の成長は一人ひとりそれぞれ異なります。
だから、療育の進め方も、一人ひとり違ってきます。

ご家庭で取り組める時間、お子様の性格、あるいはご家族の性格なども考慮すべきことです。
一律的に「これをやれば効果が絶対に出てくる」というものではありませんが、それでも、「こういうところに配慮をして進めると効果が出やすい」というのは確かにあります。

55レッスンの場合は、武蔵野東学園の協力を得て長年の研究、実践で培われた専門的なメソッドで、家庭療育を進めていきます。
さらに、お子様と一番長く、深く接する保護者の方、ご家族の方とともに、お子様にぴったりになるようにアレンジを加えることで、もっともよい療育になると、私たちは信じています。


55レッスン編集協力:武蔵野東学園

55レッスンに取り組んだとき、・・・
「日程表」に書かれているとおりに進まないところもあるかもしれません。それでも、働きかけ方を変えてみることで少しずつ理解が蓄積されるかもしれません。
一方、カリキュラムにこだわらず、取り組む順番を変えたほうが、お子様にとっては理解しやすいかもしれません。

指導者向けの解説書である「指導書」も、指導者が十分に時間を書けて課題を理解することで、効果が高まるかもしれません。
一方、指導者が概要だけを理解して、お子様に自由に取り組んでもらうほうがうまく行くかもしれません。

正直なところ、「やってみなければわからない」というところが多いのは事実です。

しかし、何もやらなかった人と、やってみたけれど挫折してしまった人とでは、どちらが得られたものは大きいでしょうか?
たとえ、挫折してしまっても「5分なら集中していられる」「問題が切り替わった時に、間違えやすいな」など、何かしらの発見が得られるはずです。

「挫折してはダメ」ではなく、「どこまでできるか、できるところまでやってみよう」くらいの気持ちで、はじめの一歩を踏み出して頂ければ・・・と思います。

やって失敗するよりも、やらない後悔の方が残る

もしも、「療育」にチャレンジして失うものがあるとしたら、それは「お金」と「時間」です。
その代わり、親子それぞれの経験値は、多かれ少なかれ必ずプラスになります。

一方、「療育」にチャレンジしないならば、失うものはありません。しかし、得るものもありません。

これは「療育」だけに言えることではありません。
子どもたちは、大きな可能性を持っています。

たとえば、水泳スクールに通わなかったら、留学しなかったら、高校に行かなかったら、好きな人に告白しなかったら、あの本を読まなかったら、などなど・・・毎日の中で、私たちはたくさんの選択をしながら生きていきます。
考えてみると、「やってみて後悔したこと」より「やらなかった後悔」の方が、強く残っているのではないでしょうか?
やってみて、たとえば失敗したとしても、やりきっていれば、後悔はないのです。
(これは、アメリカの作家マーク・トェインを始め、様々な有名人の「名言」として紹介されることもありますが、心理学の実験でも明らかになったそうです)

毎日忙しい時間を割いての家庭療育となると思います。時には、お子様がスムーズに乗ってきてくれない日もあるかもしれません。
しかし、いざ始めたら、とても楽しんで自分から席につくようになったという声もいただきます。また、一度挫折しかけたけれど、担任の先生からのアドバイスで乗り越えられた!という声もいただきます。

55レッスンでは、たとえ途中で挫折しかけても、そこから復活できるようなシステムを用意しています。
ぜひ挫折を恐れず、チャレンジして頂きたいと思います。

詳しくはホームページをご覧ください。詳しい資料も無料でお送りいたします。

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