こんにちは、発達障害児支援士の発田です。
「発達障害児支援士」の上位資格である「発達障害児専門支援士」。
本講座は、保護者から相談の多い「ことば」の発達と、身体と心の土台となる「運動発達」に特化したカリキュラムを通じて、発達支援の専門性を高めることを目的として開発されました。
今回は、「専門支援士」の資格を取得された方からいただいた嬉しい声をご紹介します!
目次
なぜ「ことば」と「運動」なのか?
なぜ発達障害児〈専門〉支援士が「ことば」と「運動」の2本柱なのか。
受講生の声をお読みいただき、その理由をお確かめください。
受講生の声をお読みいただき、その理由をお確かめください。
講義動画を視聴しているときに、あ、あの子のことだと顔が浮かびました。あの子にはこういう対応をしてあげれば良いんだと思いながら視聴できて、より理解することができたと思います。また、感覚統合は積み木を積み上げるように下から発達するので、土台からちゃんと積み上げることが大事だということが分かりました。一生懸命になりすぎて、眉間にしわを寄せて険しい顔にならないように、自信を持って支援をしていきたいです。実技指導の動きも、とても勉強になりました。いろいろアレンジして取り入れていきたいと思います。オノマトペは以前から活用していましたが、ことばの勉強をしてから特に意識して使うようにしたら、子どもに伝わることが増えました。ふわふわ言葉を意識して使うようにしたら、自尊心が少しずつ高まってきた子がいるように感じます。(N・M様 学校支援員)
わかっていたけれど、疎かになっていた部分に改めて気付かせてもらえたり、ことばにしても運動にしても段階があるということを学ぶことができました。土台が大事ですね。発達障害児支援士講座より、より深い内容でとてもためになりました。
言葉と運動が深く関わっている事、感覚統合理論を詳しく知る事で、目から鱗が落ちたというか、目の前の霧が晴れるというか、何か胸にストンと落ちるような衝撃をうけた。(M・T様)
ケーススタディや実技指導が実際に見ることができて分かりやすかったです。また、自分が今まで子どもたちと関わり方ややってきたことが正しかったと再確認が取れました。発語がなかなか難しい子どもがいるのですが、日々の関わりの中で発音がはっきりしてきて、スムーズに会話ができるようになってきています。また、定期的に体幹を鍛える活動を取り入れており、回数を重ねていくことで、少しずつ落ち着きが出てきているように感じています。(A・H様 放課後等デイサービススタッフ)
ことばの発達やことばを促す働きかけなど、実践ですぐ活用できる知識を身に着けることができた。運動についてはこれまで不勉強であったため、初めて学んだことばかりでとても興味深かった。すぐに実践できる運動遊びを動画で見ることができとても分かりやすかった。また、乳幼児健診の発達相談でことばの相談が多かったが、その際に動画で学んだ知識を用いてことばの発達の見通しを伝えたり、助言をすることができた。まだ力不足であるため、再度動画を見直し、仕事に生かしていきたい。(A・H様 臨床心理士)
今までは、言葉のシャワーといいながら多量の声かけをしたり、とりあえず体を動かせば運動能力は上がるんだと走ったりジャンプさせたりと、雑な対応でしたが、よく観察し、分析し、丁寧に対応することが、本当に次のステップへと繋がっていくんだと感じました。(S・H様 保育補助)
「専門支援」ということで「言語」も「運動」も支援方法だと思い視聴したのですが、どれも「基礎」となること+専門知識であり、その「基礎」の大切さを再認識したうえで自身の保育を振り返ることができました。支援が必要なお子さんだけではなく、いわゆる「定型発達」のお子さんでも、生活様式の変化から支援の必要性を感じる内容でした。また、日々の活動の中で「大切な活動」だと思いつつも、なぜ大切なのかとなると具体的に説明が出来なかった内容についても、しっかりとした「裏付け」が講座によって出来たので、さらに自信をもって取り組めるようになりました。たとえば、「お休みの日に、何をして過ごしていたの?」と尋ねても、数名は必ず「忘れた」「覚えていない」という返答があったり、もしくは、起床から就寝まで話をしようとする姿があったりしたのですが、年末年始の休み明けに「お節では何を食べた?自分宛ての年賀状はきた?家からお出かけはした?」など具体的な質問事項をあげたところ、「忘れた」という返答はなく、だらだらと話し続ける姿も見られませんでした。「ケーススタディーの『質問に答えられない』」をたまたまそのエピソード後に視聴。あの方法はしっかりと意味があったのだと裏付けではありますが、良い学びとなりました。(M・E様 保育士)
子どもへの言葉のかけ方が変わりました
ここからは、それぞれのカリキュラムの感想をご紹介します。
まずは「ことば」のカリキュラムを受講された方の声をご覧ください。
まずは「ことば」のカリキュラムを受講された方の声をご覧ください。
日頃の子どもへの自分の接し方を振り返り、「あぁ、ダメな声かけしてたなぁ」とか、「こういうアプローチの仕方もあったのか!」など、勉強になることがたくさんあった。(M・K様 保護者)
子どもへの言葉のかけ方が変わりました。子どもの言葉を引き出す話し方を意識するようになりました。(児童発達支援事業所スタッフ)
とにかくわかりやすかった。ヤダしか言えなかった3歳児が「ヤダ」ではなく「〇〇したかったんだよね」「〇〇したいよって言えばいいんだよ、一緒に言ったみよう」と繰り返すうちに、なんて言えばいいのかこちらの答えを待ち、一緒に言うようになってきた。(M・O様 加配保育士)
ことばの発声ができない3歳児との関わりで「くすぐり」を実践させてもらったら、初めての声を出しての笑い声を聞けて感動しました。それからの支援のスムーズさにも繋がりました。(N・M様 保育士)
すぐにかんしゃくを起こしてしまう子どもに対して、その時の気持ちを言葉にすることで落ち着けるようになってきました。また、機嫌が良いときには言葉集めなどの言葉遊びを一緒に楽しむことで、笑顔や穏やかな時間が増えました!(M・A様 加配保育士)
なぜそうなのかの解説とともに、あるあるのケースが取り上げられつつ明日からの保育ですぐに実践できそうなものが多くありました。言語面で不安のある子に、視覚的支援だったり言語的プロントであったり、また質問の仕方の工夫であったりということを心がけ続けたところ、徐々にではあるりますが、会話ができるようになり、自然な文章を話せることが増えてきたように思います。(M・A様 保育補助)
1人遊びを好んでいてみんなで遊ぶがなかなかできない子がいました。「自己肯定感」に関するSTEPの学習後、お友達の誘いもあり1度参加出来たことを褒め方のバリエーションをつけたことで(すごいねばかりではなく、やったね、かっこいいねなど)、その子に自信がつき、学校でも積極的な様子が見られ、親御さんもとても喜んでおられました。(A・O様 放課後等デイサービス管理職)
運動発達を学んで支援の目的と効果が明確になりました
続いては、「運動」のカリキュラムの感想をご紹介します。
運動遊びをする時に、どこを重点をおいて鍛えていけば良いかなどがわかる様になって、運動遊びの目的がはっきりする様になった。姿勢が悪い子、すぐに転ぶ子など、今までは発達が遅いからと一括りにしいてたが、運動面ではここが弱いのかな?どんなアプローチが良いかな?など色んな着眼点を持って子ども分析して理解しようとする事ができるようになった。(K・O様 加配保育士)
とてもわかりやすく実践しやすく現場でも役にたつと思いました。本当にありがとうございました。低反応のお子さんがいて、いつもあまり返事などもしないのですが、手を揺らしたり、手遊びを一緒にしてみると、みるみる笑顔になり、目が開いて元気よく話をしてくれるようになりました。(R・H様 児童発達支援事業所スタッフ)
日常生活の中のチャンスに気づくことやそれをどう活かしていくかということが重要だとわかりました。普段はただ歩いてトイレに行こうとしていた子どもに、「ここまでケンケンでいける?」と変化をつけたところ、楽しそうにしていました。漏れそうなときにはスキップするように、状況に合わせて運動の要素を入れるなどしました。(A・Y様 放課後等デイサービス管理職)
体の使い方がぎこちない子へのアプローチで、なぜできないのか、原因がわからなかったが、感覚統合理論の理解や運動能力の発達の土台を知ることで、「なぜ?」の原因が理解できるようになり、どの運動を取り入れればよいかわかり、アプローチできるようになった。(M・M様 児童発達支援事業所スタッフ)
これまで何となくやってきた日課や支援方法にはきちんとして理由があり、子どもたちにとってどのような発達を促すことになっていたのかがよくわかった。また、現在の支援では足りていないところも多く、環境設定や関わり方など改善点も多く学ぶことができた。たとえば『感覚探求型』の子どもに対して、これまで「ダメだよ。」「しません。」と行動を制止することが多かったのを、じゃれあい遊びやお相撲、一緒にジャンプしたりする遊びにかえたことで、他の子どもへの掴み行動が減り、また、その子どもと目が合うようになり笑顔を見せてくれるようになった。(R・S様 加配保育士)
今、職場で関わっている子どもたちは、小さいこともありまだまだデコボコがあります。雨の日と他のクラスの行事が重なり、狭いお部屋だけで過ごさないといけないときがあります。お部屋のカラー積み木やカラー運動棒(平均棒)、室内滑り台でアスレチックを作るのですが、今回「運動」で学んだことを意識して、アスレチックを組むことが出来ました。また、毎回トラブル必須の待ちが出る場面では、バランス立ちで待ってもらいました。待ち時間でもトラブルなく、狭い部屋でも楽しめました。
具体例が豊富で実践に役立つ内容だった。特に運動に関する実践動画がイメージしやすくよかった。小学校で実際にこれらの活動を実践したところ、子供たちはとても楽しく取り組んでいた。感覚遊びでは、子どもの新たなつまずきが見えてきた。保護者面談でもそのことを伝え、日々の指導内容の改善に至った。
保護者対応に自信が持てるように
ご相談の多い「保護者対応」。受講後、保護者との関わり方が変わったとの感想も多数寄せられています。
運動療法に行く子が増えており、運動の意義やどんな動きがどこにアプローチするのかが感覚統合理論でよくわかり、実践も動画を見る事でよく理解できた。運動発達の不安がある子どもがいるが、今はそれよりも就学にむけて学習面での療育を希望している保護者との面談が年長クラスになる前の3月に予定している。どのように「運動」の重要性を伝えようか悩んでいたが、感覚統合理論からまずは土台の部分、知覚にアプローチする大切さを伝え、まずは心理士に勧められた運動療法の意義などわかりやすく話していきたい。(F・K様 加配保育士)
運動発達では知らない事ばかりで、こんな簡単な事で、こんな効果がある、こうなる、というのがわかりよかった。今までやっていた事にも自分の知らぬ効果があるとわかり、やりがいもでて、ますますそれを頑張ろうと思えたし、保護者に説明することで喜ばれるようになった。(A・M様 保育士)
言葉の発達で悩んでいる保護者が多かったが、発達段階や支援方法を具体的に伝えることが出来たので、情報共有や次の目標を話しやすくなった。(児童発達支援事業所スタッフ)
動画がわかりやすく、自分自身が働く上で困っていることや悩んでいることがケーススタディを通して学ぶことができた。構音障害や吃音の子がいるが、原因から学ぶことができ、保護者に聞かれたときに、きちんとどういう状態なのかということから話すことができた。(幼稚園加配職員)
連絡帳や懇談会で「言葉」や「食事(スプーン操作)」の質問があったのですが、講義で得た知識と子どもたちの様子を照らし合わせて、保護者の方たちに寄り添って話ができました。(N・T様 保育士)
獲得の早い言葉(母音・ヤ行など)と獲得が難しい言葉(サ行など)があることを、保護者に伝えると安心された。(児童発達支援事業所スタッフ)
感覚的に行っていた事も、しっかりと理論を知ることで保護者にも自信を持って伝えることができるようになりました。ことばか遅い子どもの保護者に、ことばの発達の目安を伝えたところ、今取り組んでいることの意義を理解してもらえて、納得してレッスンに取り組んでいただけました。(K・M様)
人材育成・職員同士の連携にも役立ちます
子どもに一貫した支援を行うには、チームでの支援が欠かせません。専門支援士は、職場での人材育成にもお役立ていただけます。
これまで子どもたちと向き合う際に、行動や性格を保育者側の視点で捉えがちになる傾向が私自身あるように感じていた。今回「ことば」や「運動」面で学習を進める中で、支援の引き出しが増えた。又、個々の捉え方を職員同士で意見を共有し、より会話が開けた実感がある。(幼稚園管理職)
ことばの発達や運動に関しては職員同士で話し合いを重ねても「何でだろう」「なかなかうまくいかないのはどうしてだろう」ということが多く困っていました。今回、この講座を受けて、原因や対応策を知ることができ、子どもの発達に繋がる活動をたくさん取り入れることができました。保護者対応でも、現在の活動を紹介出来て「家でも取り組めそうです」と保護者からお声をいただけたことで、子ども、保護者、職員で以前以上に子どもの発達に関して前向きな話が出来るようになりました。(A・T様)
体育ローテーションは園でほとんど取り組むことがなかったが、やっていきたいと提案することができた。(M・Y様 幼稚園教諭)
一つの運動でも、方向や物など様々なバリエーションで経験を積ませることができることが大変勉強になった。ことばの講座も運動の講座もどちらも具体的な学びが多く、他の同僚の保健師や保育園の保育士にも是非勧めたい講座である。(C・M様)
とてもわかりやすく、実業務の中に取り入れやすいと感じました。現在フリースクールを運営していますが、うちに来てくれている8割以上のお子さんが発達の診断を受けています。放課後等デイサービスを併用して利用されている子も多く、うちは放デイほどの専門性やスタッフの数もありませんが、フリースクールとしては何ができるのか、どの立場でお子さんと関わっていけばよいかというのを改めて考えることができました。感覚統合理論の4つのタイプわけと三角の図は頭に入れておきたい思います。(H・N様)
現在行っている支援について、どこに注目したり、どこに重点を置いて実施したり、気づけたりすればよいのか、がよく分かった。また、それらについての脳の働きや、その影響について学べたこともとても大きい。実際に、ある児童が話している言葉は、必ずしも完全に理解できていないのではないか、ということを感じ、その児童と会話を楽しんでみると、様々な言葉が理解できていないことが分かり、支援者で共有し、その児童とは言葉を掘り下げて会話するようにしたところ、児童の方から言葉の意味を確認してくるようになり、苦手だった漢字も以前より覚えられるようになってきている。(放課後等デイサービススタッフ)
発達障害児〈専門〉支援士を目指そう!
・ことばが出ない
・話が一方通行で会話が成り立たない
・着替えに時間がかかる
・じっと座っていられない
・話が一方通行で会話が成り立たない
・着替えに時間がかかる
・じっと座っていられない
専門的な知識と技術を身につけることで、今よりも一歩も二歩も踏み込んだアドバイスや指導ができるようになります。本格的に発達障害児支援に携わりたいと考えていらっしゃる方は、この機会にぜひ、発達障害児専門支援士資格認定講座を受講されませんか?
※発達障害児〈専門〉支援士資格認定講座は、「発達障害児支援士資格認定講座を受講中の方」または「発達障害児支援士の資格を取得済の方」のみお申込みいただけます。初めて発達障害児支援士を目指す方は、「支援士+専門支援士」のセット受講をご検討ください。
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このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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