こんにちは。四谷学院の療育通信講座ブログ担当necoです。
突然ですが、あなたは今、どんな呼吸をしていますか?
・・・おそらく、ほとんど意識せずに呼吸されていたと思いますが(^ ^)、
その呼吸は浅いですか?深いですか?
今の呼吸の浅さ・深さをよく覚えておいてくださいね。
では次に、大きく深呼吸してみてください。
はい、吸ってーーーーーーー、
・
・
・
吐いてーーーーーーーー。
いかがでしたか。
胸の奥まで空気が入って、胸郭が広がるのを感じられましたか?
ぐっと深く呼吸をすると、なんとなく気分が清々して、手足の先がじーんとしびれるような、ゆったりした感じがありませんでしたか。
※画像はイメージです。なんとなくリラックスしてるっぽいかなと。
人は、緊張すると呼吸が浅くなり、リラックスした気持ちでいる時には呼吸が深くなります。
よく、緊張をほぐすために深呼吸をすることがありますが、
これは本当に効果があります。
深い呼吸ができると身体がゆるみ、無意識に精神状態も和らぎます。
(時々、「私はめちゃくちゃ緊張屋で、深呼吸をしたくらいでは落ち着きません」とおっしゃる方がおられるのですが、それは深呼吸がうまくできていないか、足りないのです。)
ところで、小さな子どもは、「深呼吸して」と言われても、うまく呼吸できないことがしばしばあります。
意識して呼吸しようとすると、かえって身体におかしな力が入ってしまい、逆に緊張を深めてしまうこともあります。
そんな子どもたちにオススメな、簡単に深呼吸ができる遊びをご紹介します!
「深呼吸」という言葉を一つも使わないのに、勝手に深呼吸ができ、全身がリラックスしてゆるんでしまいます♪ (^ ^)
発達障害のお子さんはちょっとしたことでパニックになることがありますが、パニックが起きそうになった時の「ガス抜き」としても活用できますよ。
簡単に深呼吸ができる遊び 「ティッシュトス」
用意するものは「ティッシュ1枚」だけ。
2枚重ねのティッシュの場合は、はがしてペラペラの1枚にします。
このティッシュを、手を使わずに息だけで、空中に浮かせておく遊びです。
※画像はイメージです。なんとなく鳥がかわいいなと。
まずティッシュを手で持ってみて、床に落とします。
「ティッシュ、軽いね」
「薄くてフワフワだね」
「ゆっくりふわ~っと落ちるね」
といったように、ティッシュの感じや落ち方に意識を向けます。
次に、顔を上に向け、口のあたりにティッシュをかかげながら、フーッと息を吐きます。
(動作の模倣や、複数の動作を同時に行うことが難しいお子さんには、大人がティッシュを支えて援助します。)
息に押されてティッシュが揺れたら手を離し、呼吸だけでティッシュを浮かせます。
ティッシュが落ちてきたらまた息を吹きます。
こうしてティッシュを飛ばしながら、何回か「トス」を行って遊びます。
5~10回もトスを行うと、自然に深い呼吸を行うことになり、リラックスにつながります。
呼吸は目に見えにくい行動なので、意識して行うことが難しいのですが、ティッシュを飛ばすという明確な目的があると、小さな子どもでもスムーズに取り組めます。
ティッシュを飛ばすこと自体も面白く、夢中になってくれるお子さんも多いですよ(^ ^)
ただし、、、
ご自分で実際にやってみられるとわかりますが、ティッシュはそんなに大人しく真上に飛ぶわけではありません。。。
右へ左へとあちこちに飛び回るので、それを追いかけて子どもも走り回ります(^ ^;)
ティッシュを追うことに夢中になると、足元を見ずに走り回るので、特に複数のお子さんで活動する場合は要注意です!
できるだけ広い空間で、ぶつからないようにスペースをとって試してみてくださいね♪
※画像はイメージです。さすがにティッシュトスでこうはなりません。
それでは、また!
55レッスンの通信指導では、ご家庭で気軽に取り組める遊びもご紹介しています。このブログは、四谷学院「発達支援チーム」が書いています。
10年以上にわたり、発達障害のある子どもたちとご家庭を支援。さらに、支援者・理解者を増やしていくべく、発達障害児支援士・ライフスキルトレーナー資格など、人材育成にも尽力しています。
支援してきたご家庭は6,500以上。 発達障害児支援士は2,000人を超えました。ご家庭から支援施設まで、また初学者からベテランまで幅広く、支援に関わる方々のための教材作成や指導ノウハウをお伝えしています。
このブログでは、発達障害のあるお子様をはじめ保護者の方やご家族、支援者の方が笑顔で毎日を過ごせるよう、療育・発達支援のヒントを発信していきます。
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