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気持ちを切り替えフローに生きる

  公開日:2017/09/13
最終更新日:2017/12/22

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは。四谷学院の療育通信講座、ブログ担当のnecoです。
 
55レッスンの担任は、お子さんに気持ちの切り替えを促すための働きかけをお伝えすることがよくあります。

ところで、気持ちの切り替えが苦手なのは、小さな子どもに限ったことではありません。
私たち大人も、実は気持ちの切り替えにてこずっているのに、自分ではそうと気づいていないことがよくあるのです。

大人が気持ちを切り替えられていない時の典型的な様子

あなたにも、こんな覚えがありませんか。

お子さんが何か悪いことをして、あなたがお子さんを叱ったとします。
お子さんは泣きながら謝ります。
ところがあなたは腹の虫が治まりません。
お子さんの謝罪を聞いても許さず、「本当に悪いと思ってるの!?」「どうせまたやるんだろう」などと、問題を引き戻します。
お子さんは、謝っても許してもらえないので、どうすればよいかわからず、途方にくれます。




さて、どうでしょう。
わりとあちこちでふつうに見る光景だと思いませんか。

大人の八つ当たり

この光景の問題点は、大人が自分の怒りに捉われて、子どもの謝罪を受け入れるべく気持ちを切り替えられていないというところです。

少し厳しい言い方をすると、これは大人の八つ当たりです。

大人は子どもに自分の苛立ちをぶつけて解消しようとしているので、自分の苛立ちが軽くなるまで、子どもを許すわけにはいかないのですね。
もちろん大人自身ではそうとは認識していません。
自分が怒っているのは悪いことをした子どもへの指導だと、すり替えて考えています。
自分が思う存分に怒って、気持ちがスッキリしたら、大人はようやく子どもを許します。

ご想像がつくと思いますが、これは、あまり良い関わり方ではありません。

気持ちを手放す

子どもは大人に謝ることで気持ちを切り替えようとしていたのに、大人に受け止めてもらえませんでした。
これは、怒られた嫌な気持ちを長く引きずり、気持ちの切り替えに失敗する体験となります。

気持ちを素早く切り替えて建設的に進んでいくことが大切なのに、大人がわざわざ気持ちを切り替えさせないようにするなんて、変ですよね。

こういう時に大切なのは、大人が自分の気持ちを一旦手放すということです。
たとえ怒りが収まらなくても一旦脇に置いて、お子さんを許してあげましょう。
大人自身が素早く切り替えてみせることで、お子さんの気持ちの切り替えを育むことができます。

ただし、自閉症アスペルガー症候群の傾向のあるお子さんは、謝罪の本当の意味を理解しておらず、ただ「ごめんなさい」と言えばそれで済むと認識していることもあるので、注意深く様子を見守りましょう。

フロー/ノンフロー

気持ちを切り替えられない時の私たちは、良くない感情に捉われて、濁った水の淀む沼のように、BADな気分になっています。
これを「ノンフロー」の状態と呼びます。

逆に、ご機嫌で、明るく朗らかな気分で、何かあってもすぐに気持ちを切り替えられる時は「フロー」の状態です。

フロー・ノンフローという表現は、ビジネスや心理学、スポーツの世界で耳にされることが多いかもしれませんが、どんな場面でも応用できる、優れた考え方です。
療育、育児、日常生活のあらゆる場面で、「フロー」の概念を取り入れてみていただくと、大人も子どもも、気持ちのコントロールに役立つでしょう。
お子さんを叱っている時のあなた自身の感情が、フロー状態か?ノンフローか?を振り返るだけで、フッと冷静な気分が戻ってくるかもしれません。

ノンフローな大人たち

謝っているのにいつまでも指導を続けたり、ねちねちと感情をぶつけたりするのは、私は反対です。
少なくとも、発達障害のお子さんへの関わり方としては最悪です。
そして、発達障害のお子さんに当てはまることは、ほとんどすべて、定型発達のお子さんや大人にも当てはまるのです。

会社や組織や世間という名の大人の世界にも、ノンフローな状態、ノンフローな関わり方をする大人たちは、残念ながら大勢います(>_<。)

部下をねちねちと指導する上司とか・・・
愚痴ばかり言い合う友人関係とか・・・
小さなことで怒鳴りつけてくる人とか・・・

いやはや。。。

外の世界で頑張って闘ってきたお父さん・お母さんが、家庭でついお子さんに当たることがあったとしても仕方ないのかもしれません。
でも、自分が受けた仕打ちをそのまま、より弱い立場のお子さんにぶつけるだけでは、ただのストレス発散です。
自分はストレスを発散できてスッキリするかもしれませんが、実際は、ストレスを自分から、大切なお子さんに移してしまっているだけなのです。

フローな空気感を身にまとおう

私たち大人は、子どもたちを守り、心身ともに健やかに育み、彼らが自分の足で選ぶそれぞれの人生に、そっと送り出す役目を持っています。
子どもたちが人生を、明るく、軽やかに、ご機嫌に、フロー状態で歩いていくためには、大人がフローな状態でいて、フローな空気感を常に伝えてあげることが大切なのです。

もしあなたが、自分は今ノンフローな状態であると感じたなら、それはチャンスです。
フローな状態に近づくための最大のチャンスです。
ノンフローであることに気づかなければ、フローにシフトチェンジすることはできないのですから。

そうと気づいた瞬間から、フローな自分を意識して生活してみてください。
どうすればフローになれるのか? は、また機会を改めて書いてみますね。

それでは、また!
 

55レッスンは、より望ましい子どもへの関わり方を学べる講座です。
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